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【U-19日本代表 注目選手紹介/横谷繁(G大阪)】「僕にとってはラストアピールの場だと思っている」(06.05.27)

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■横谷繁(よこたに しげる)
1987.05.03生まれ 179cm/67kg ガンバ大阪
「相手のレベルもあるが、やりたい事が出来ていた場面もあった」というU-19日本代表・吉田監督のコメントにもあるが、インド遠征の2戦目・HALAPORTSVLUB(地元クラブチーム)との試合は、攻撃だけでなく『前で取る』というアグレッシブな守備がまずは出来ていた。中でも、攻守に渡る横谷の活躍が光った。

今回は久々の代表招集。昨年は中心選手として戦い、AFCユース選手権予選突破にも貢献した。しかし予選後初招集となった今年1月の「カタール国際ユース(U-19)親善大会」ではチームは決勝まで進み計5試合を戦うも、横谷自身は徐々に調子を落とし初戦と3戦目の途中交代のみに止まった。振り返れば優勝後にはしゃぐ選手たちの中、横谷の写る写真は少ない。
続く3月、AFCユース選手権に向けて最後のメンバー選考と思われた大量40人を招集したJ-STEPでの合宿にも招集されず。4月の中国遠征の発表メンバーにも入らず、辞退者が大量に出たにも関わらず追加招集さえされなかった。「カタールでは調子が落ちていって、ガンバでもメンバーにも引っかからなくて…。悔しくってもう一回頑張ろうって思った」

気持ちも新たに日々を過ごし、「そしたらだんだん良くなって来て、吉田さんが見に来てくれた試合がたまたま良くって」今回の招集に至っている。
今合宿中は練習でも気を吐いている。ギリギリのところにスライディングでボールをとりに行く。追い付きそうもなくても走る。短いシーンではあるが横谷らしくない激しさが見られるのだ。「最近、ガンバでもあんな感じですよ。少し意識高くなったかな」と笑う。

「陽介(柏木/広島)、亜土夢(田中/新潟)とはポジションも被るけど、攻撃はともかく守備は負けたくない」。柔和な表情、本当にスポーツ選手なのかと疑いたくなるようなおっとりとした口調から示される意志は、新鮮だが意外なものではない。
G大阪のチームメイトでワールドカップ戦士となった遠藤保仁とも同ポジション、見習うものは少なくない。「ヤットさん(遠藤)を見てるのもあるけど、僕はつなぎのうまいボランチになりたい」。守備で貢献の仕方がわかってきたら、次は自分の色を出す段階へ移る。

「僕にとってはラストアピールの場だと思っている」

10月末に始まるAFCユースまでは、あと5か月。そこに結びつくのか、つかないのか…。
だた、どちらにしても、先につながる頑張りであることは間違いない。

以上

2006.05.27 Reported by 了戒美子
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