5月28日（日） 2006 J2リーグ戦 第18節
鳥栖 1 - 5 仙台　（14:04／鳥栖／6,363人）
得点者：'10 梁勇基（仙台）、'46 チアゴネーヴィス（仙台）、'61 新居辰基（鳥栖）、'66 ロペス（仙台）、'80 熊林親吾（仙台）、'87 ロペス（仙台）
----------

●ジョエルサンタナ監督（仙台）：

「今日は良いプレーもあったが、運もあった。我々にとってはアウェーゲーム、鳥栖にとってはホームゲームと言うことだったが、こちらが先に点を取ったことで鳥栖が少しあわてたと思います。点差はついたが、楽な試合ではなかった。ただ、今日は我々が必要なことを見つけながら試合を運べたと思う。形を崩すことなく、DFのミスが少ない試合運びだった。良いカウンターを仕掛けることが出来ました。
後半に入ってすぐに追加点を取ることが出来たので、鳥栖がさらにあわてたと思います。我々は落ち着いてプレーをし、鳥栖にチャンスを与えないゲーム展開が出来ました。
チーム全体のバランスが取れていたと思います。チーム全体が普通に良いプレーをしていました。だから、特にこの選手が目立ったと言うようなことが無く、全体的に良かったと思います。
サポーターやTVであまり目立つような選手でもなくても、しっかりと戦術に忠実にプレーしたからこその結果だと思います。
鳥栖に点を入れられた後の5分〜10分間は、相手も押し込んでいたので、うちにも自然な焦りが出ました。しかし、その嵐がすぐ去ったあとは、落ち着いてプレーすることが出来て、最終的には楽に勝てた試合となった。でも、内容を見るとこれほど点差が開くゲームではなかった。鳥栖はバランスが取れて非常に良いチームだと思います。5番（金裕晋）や8番（尹晶煥）のように経験を持った選手もいるし、7番（濱田武）はすばらしい選手です。鳥栖はすばらしいチームですが、今日の仙台は我々が求めていることをうまく出すことが出来ました。これから仙台に帰って、徳島戦を待ちます」

Ｑ． チームとしてやりたいことや良いプレーが出たとの事だが、具体的にはどういうことか？
「それは、国家機密です。（笑）。
それを言ってしまうと、次のゲームに出なくなってしまいます。
今日は、選手が戦術を良く守ってくれました。守備のバランスも非常によかったと思います。前半を見ると鳥栖の方がボールをキープしていたと思います。でも、シュートまで行くことが出来ませんでした。ボールをキープしているからといって、ゲームを支配できるわけではありません。ペナルティエリアの外から難しいシュートを2本、サイドから1本ありましたが、高桑が守らないといけないと言うところはありませんでした。だから、我々のプランどおり、選手たちが良くバランスを取って守ってくれたと思います。
「鳥栖戦では、良い試合をしないと勝てない」と話したが、前回の戦いでも3-0で勝てたが、楽な試合運びではなかった。前半のラストプレーで先制点をあげて、後半に退場者を出して数的な優位に立って得点することが出来た。だから、難しいゲームが待っていると言うことは分かっていた。
うちは久しぶりに出場した中田選手を含めて、全員が戦術を守ってプレーをしてくれたと思います」

Ｑ． 2試合連続して5-1で勝利したが、監督が求める『超攻撃型チーム』への手ごたえは？
「順位を見てもらうと決して満足できる位置ではない。昨日の試合で、ライバルはホームで勝利を収めている。柏には勝ち点差が6、横浜FCには4（※試合後、勝点差は１に縮まる）と離されている。
しかし、良いプレーが出来ているので、今後は明るいと思う。これからも点を取る攻撃を目指す。次の試合でも同じように我々のプレーをします」


以上