7月22日(土) 2006 J2リーグ戦 第29節
山形 0 - 1 東京V (19:04/山形県/6,386人)
得点者:'44 廣山望(東京V)
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●樋口靖洋監督(山形):
「今、選手たちをロッカーに集めて、『自分自身、このチームで監督として試合ができることを非常に誇りに思う。ありがとう』と言葉を掛けました。フィールドプレーヤーが8人、私自身、監督になってもちろん初めてですし、コーチを経験しているなかでも、こういう状況でのゲームというのは初めてのことです。そのなかで、我々モンテディオの選手たちは、非常に組織だった守備、そして1対1の局面での粘り、頑張りを見せながら、1点取るという姿勢を最後まで見せてくれて、あわやのシーンを数回つくることができた。そういう意味で、彼らを誇りに思うし、このチームはまだまだ強くなれる、そういう確信を、負けたなかでも強く感じたゲームです。
今日は夏休み最初のホームゲームで、大勢のサポーター、それからファンのみなさんが駆けつけてくれました。6000人の観衆のなかで、本来のサッカーの持ち味、醍醐味である攻守の切り替えだとか、両方のゴール前でのせめぎ合いができませんでした。今日のゲームは両方のベンチ、それから両方の選手はベストを尽くしたと思います。ただ、残念ながら、少し、見えない力というか、何か不可解な力が働いて、こういう非常に我慢してやらなきゃいけない、本来のサッカーのおもしろさというものを、大勢のみなさんに見せることができなかったことを残念に思ってます。
中3日しかありませんし、カードで次節出られない選手もいます。怪我人もこれから出てくると思います。第3クールは、その辺のことは重々承知しているつもりです。今いる選手全員で、元気な選手、フレッシュな選手を使って、なんとか勝ち点3を取れるように頑張りたいと思います」
Q:林晃平選手とレアンドロ選手は、試合中に相手を蹴るような選手でしょうか?
「いや、彼らは非常に冷静に戦える選手で、そういタイプの選手ではないと僕は思ってます」
Q:後半に投入された3選手ですが、それぞれの意図を教えてください。
「あの状況で2点目を取られたらゲームが成立しなくなるという頭がありました。ただ、前半0−0で終わっていればまだ違ったんですが、0−1という状態で残り45分を戦う、人数が少ないなかで戦うという状況なので、まずは2点目を失わないための組織をつくる。ただし、4人−4人が並んでしまっては何も攻撃ができなくなってしまう。前に走れる選手を一人置いて、ほかの7人がどれだけ我慢しながら奪ったボールを前に預けて出ていけるか、というプランの下に、まず根本を入れました。秋葉勝、佐々木勇人に関しては、ボールを奪ったら出ていける選手ですね。彼らはドリブルもできる。それからボールを奪ったら前に仕掛けていける選手なので、仕掛けたところでセットプレーを取れればチャンスがつくれると思いましたが、期待以上の働きをしてくれたと思います。あわやというシーンを秋葉勝がつくったし、佐々木勇人もドリブルを仕掛けることで何本かCKを取っていたり、という形を作りました。それから、根本に関しては、本当にハードワークを、一人であの広い68メートルの横幅を走り回って、守備になったら戻って、奪ってまた出ていくという彼の頑張りは、本当に評価したいと思います」
Q:ハーフタイムには、どういった指示を出されましたか?
「まずは、精神的なことなんですけども、『意地でも勝とう。意地でも1点取りにいこう。ファイティングポーズを最後まで取って、最後に一発パンチを見舞わせて、勝ち点1、あるいは勝ち点3を取りにいこう」という指示ですね。具体的なところでは、さっき言った、しっかりした守備から攻撃に出ていくことをとにかく実践しよう。失ったら戻る。人数が少ないので、相手の120パーセント、150パーセントのハードワークを発揮してくれ、ということを言いまして、本当に選手たちはそのとおり実践してくれたし、最後までファイティングポーズを取って、いいパンチを繰り出してくれたと評価してます」
Q:前半9人になったときに、すぐにFWを投入しなかったのはどうしてですか?
「まず前半は、残り時間をなんとか0−0で凌ぎきることが、今後のゲームプランにつながると思ってました。2人少ない状況で2点も3点も取れるわけがなくて、90分で1点を取るというプランにせざるを得ない。選手たちを冷静にする意味で、ハーフタイムに具体的な指示を伝える。そのためには前半を0−0で終えたかったという気持ちです」
Q:試合のあと、ロッカールームで選手たちにお話をされたときの、選手たちの様子はどんな感じだったんでしょうか?
「当然、疲労困憊ですね。ただ、みんな顔をしっかり上げてくれて、次に向かおうという強い意志は、みんなの表情から感じました。今日ベンチに入ってない選手たちも集めたんですけども、どの選手たちからも、『よーし、このチームでやってやるぞ』という強い意志を感じています」
以上













