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【プレシーズンマッチ:新潟 vs セビリアFC プレビュー】新潟がUEFA杯王者セビリアに挑む。松下年宏、内田潤の新加入組にとっては絶好のアピールの場(06.08.04)

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●ワールドチャレンジマッチ セビリアFC JAPAN TOUR 2006
8/4(金)19:30キックオフ(予定)新潟陸
アルビレックス新潟 vs セビリアFC(スペイン)
★試合速報はアルビレックス新潟公式サイト→ http://www.albirex.co.jp/
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新潟は現在、リーグ戦3連敗中。ワールドチャレンジマッチはチームを刺激する絶好の機会になる。スタメンが濃厚なMF松下年宏とDF内田潤にとっては、存在をアピールするチャンスだ。松下はG大阪から、内田は鹿島から中断期間に移籍。後半戦の起爆剤として期待が大きい。ともに持ち味を発揮し、定位置取りのきつかけにする。
新潟はワールドチャレンジマッチでは好成績を残している。一昨年はボカジュニアース(アルゼンチン)、バレンシアに連勝。昨年は大連実徳(中国)に引き分け。J1昇格後は負けなしだ。今年の対戦相手、セビリアはUEFA杯優勝、スペインリーグ5位の強豪。内容だけでなく、結果を残すことで、後半戦に弾みがつく。

気持ちに緩みはない。「親善試合という気はない。大事な試合」(内田)、「相手がどこだからではなく、目の前の試合で全力を尽くすだけ」(松下)。内田、松下ともに公式戦と同じモチベーションでセビリア戦に臨む。2日のフォーメーションの確認では、主力組に入った。内田が右サイドバック、松下は右サイドハーフ。どちらも最適と見られているポジション。松下は「チームに合ってきた。ガンガン行く」、内田も「ディフェンス面でアグレッシプに仕掛けたい」と好感触を確認した。
松下の豊富な運動量と、内田の守備面でのマルチなプレーは新潟の戦力アップのポイントだった。ただ、移籍後はまだ実力を発揮し切れてはいない。松下はリーグ戦再開後、2試合に途中出場。内田は2試合でベンチ入りしたが、出番はなし。チームは第13節浦和戦こそ勝点3を挙げたが、その後は3連敗。一時は4位まで上昇した順位も10位まで下がった。12日の第17節は千葉、18節(19日)は川崎Fとホーム・新潟スで強敵との対戦が続くだけに、チームを活性化させる新戦力の台頭が望まれている。2人にとっては、セビリア戦はチームにフィットしたことを示すチャンスになる。

セビリアは23選手が来日。アルゼンチン代表FWサビオラ、元ブラジル代表のFWルイス ファビアーノは含まれていないが、マリ代表の192cmの長身FWフレデリク・カヌーテ、主将で守備のかなめ、DFハビ・ナバッロらの主力が出場の見込み。スペインリーグで54得点、失点は39と攻守にバランスが取れている。UEFA杯でも手堅い試合運びでタイトルをものにした。新潟の鈴木淳監督は、3日の公開練習を「戦力分析ではなく、個人的に見てみたい」と興味を示した。攻守のアグレッシブさを追求する新潟にとって学ぶ点は多い。

対戦から何を得られるかが、ワールドチャレンジマッチの意義。「今までやってきたことがどれだけ通用するか試したい」と鈴木監督。この一戦の内容がチームの再浮上の足がかりになる。


以上

2006.08.03 Reported by 斎藤慎一郎
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