■日中韓3ヶ国対抗戦
8/7(月)18:00キックオフ(日本時間19:00)
U-21中国代表 vs U-21日本代表(秦皇島オリンピックスタジアム)
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いよいよ、U-21反町ジャパンの初陣が始まる。
ドイツワールドカップ終了から1ヶ月強がたった。この間、ドイツでの結果に対する焦燥感(だけではないにせよ)からか様々なことが急速に決定した。オシムジャパンしかり、そして反町ジャパンしかり、である。
ただU-21日本代表にとってみれば、監督は代わったものの85年1月1日以降生まれを対象とする世代であることにかわりはない。A代表のように幅広い選手層から選ばれるわけでもなく、人材はそもそも限られており昨年6月のワールドユースから長い期間があったため新鮮だと感じはするが、「そんなにかわらない」と選手たちが言うとおり、大幅な変動はないと言えよう。
選手たちにしてみれば、代表再開を待ち望んでいた、そんな気持ちのようだ。この一年、選手たちからはJリーグの試合会場で会う度に「代表どうなるんですかね?」と聞かれることもしばしば。ワールドユースでの借りを返したい気持ちも、オリンピックに対するあこがれも相まっていたのだろう。
いよいよ始動する段になり、まだ未成年としてのエクスキューズがいくらか許されるユース代表と違い、A代表により近く大人として扱われるオリンピック代表として、選手たちは引き締まった表情を見せてくれた。「ワールドユースで日の丸の責任を感じた」(中村)「年下だけど遠慮せずにアピールしたい」(西川)「もうあのときとは状況が違う」(伊野波)「Jリーグでも試合にでて試合勘もある」(増嶋)など頼もしいコメント相次ぐ。
今日迎える中国戦に当たり、前日は冒頭15分のみが公開され、その後は非公開練習となった。といっても、公開された15分間はアップと簡単なミーティングのみ。練習の内容はコメントからしか伺い知ることが出来なかったが、ここまで時間を割くことが出来なかったセットプレーの確認に時間が取られたという。
言葉からだけで試合を推測することは出来ないため、湘南との練習試合、現地でのトレーニングから考えてみると、おそらく布陣は3−4−3。GKは西川、3バックは青山、伊野波、増嶋と並ぶことになるだろう。これは3バックに対してのみ課したトレーニングなどから推測できる。中盤は右から中村、青山敏、枝村、本田圭。これも堅い。問題は3トップだ。前日練習の際は、苔口1トップに増田、梶山がシャドウとして入り、セットプレーのトレーニングをこなしたというが、苔口の1トップが現実的なのか、図りかねる。増田、梶山も本来はフォワードタイプではなくトップ下もしくはボランチの選手。スピードが魅力の苔口が1トップに入った場合の機能が今ひとつ想像できない。森島、もしくは豊田の1トップに対して苔口、梶山が入る方が考えやすいのだが、こればかりは蓋をあけてみなくては分からない。
連日の報道でおわかりだろうが、中国に詰めかけた報道陣は約50人。その上今日はキー局での中継が行われるという。ユース代表時代とのもっとも大きな違いの一つはメディアからの注目度かもしれない。構成するメンバーそのものはそう大きくは変わらない。ただとりまく環境は刻々と変化する。期待とプレッシャーに押しつぶされ、流れに飲み込まれそうになるかもしれない。
でも、見失ってはいけないことが多くあるだろう。「オランダのワールドユースで思ったのは良いサッカーをしていても勝てないと意味がないということ」と増嶋。彼らがその原点を見失わず、かつ、今後につながる滑り出しを見せてくれることを期待したい。
以上
2006.08.07 Reported by 了戒美子
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