8月23日(水)J1 第19節 大分 vs 清水(19:00KICK OFF/九石ド)
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今季、リーグ9勝1分け。これは、大分が先制した試合の勝率だ。先制した時の大分は圧倒的に強い。点を取った後の戦い方もはっきりしている。さらに追加点を取りに行くのか、守りに入るのか、徹底されている。
前節の広島戦は1−0で大分が勝利した。前半、16分松橋章太のゴールで先制し、その後も攻め続けた。しかし、前半終了間際の44分、DF三木隆司が一発退場となり、後半からは、一人少ない状況で戦わなくてはならなくなった。シャムスカ監督は後半は守りの層を厚くした。後半始めから、FWラファエルに代わり、新加入のDF藤田義明を投入。また同24分には、先制点をあげたFW松橋章太に代え、FW山崎雅人を、同28分には、攻撃の中心となっているMF梅崎司に代え、MF西山哲平を入れた。交代した両選手とも、守りに強いタイプだ。シャムスカ監督は守備をコンパクトにし、ペナルティエリア付近までラインを下げ、フィールドプレーヤー9人が守りに入ることで、数的不利という状況を打開した。一方の広島はFWウェズレイを日本代表FW佐藤寿人という最強2トップを中心に、怒涛の波状攻撃を仕掛けたが、大分の守備は固く、数的優位を生かせないまま試合終了を迎えた。
大分の強みは戦い方が明確であるということ。試合の状況に合わせて、今何をしなければならないのか、全選手が、同じ方向性で同じ気持ちで戦っているという点である。若手が入ろうと、新加入が入ろうと、やることがはっきりしているので、選手間の迷いがない。
「ロッカールームから出てきた選手の、あの統一感はすごい。シャムスカ監督は一体どんな魔法をかけているのか、そばで見ていても本当に不思議に思う」とある大分の関係者が語ってくれたことがある。そのくらい監督、コーチ陣に対する、選手からの信頼は厚い。
この一体感を持った大分であれば、上位進出も夢ではない。
次節は、ホーム・九州石油ドームに清水エスパルスを迎える。清水は前節の甲府戦で4−0で甲府に完封勝ちし、現在の成績は11勝6敗1分け勝ち点34で4位と波に乗っている。長谷川監督のリスクを犯してでも前に前に攻める攻撃的なサッカーで、甲府戦も圧倒的な強さを見せた。攻守の切り替えも速く、運動量も豊富。攻撃はボランチのMF枝村匠馬を中心にして、サイドが上がれば、2トップが裏へ飛び出しスペースを生かした、素早い攻めを見せる。守備もMF伊東輝悦を筆頭に、前線から激しいプレッシャーをかけ、相手の攻撃の芽を摘む。
攻守共に、積極的な試合運びが清水のスタイルだが、先制すれば大分も強い。いずれにしても、どちらが先取点を奪うかが、このゲームの鍵を握る。
以上
2006.08.22 Reported by 森田 みき
J’s GOALニュース
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