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【日本代表 11/13トレーニング:レポート】「中盤がキーになる」。練習2日目はサウジアラビア対策を確認。(06.11.14)

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●AFCアジアカップ2007予選大会 グループA
11月15日(水)19:10キックオフ/札幌ドーム
日本代表 vs サウジアラビア代表
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札幌市内でショートキャンプを張っている日本代表。2日目となったこの日は、初日の練習を左ひざ痛のために回避していた田中マルクス闘莉王(浦和)も合流。15日のサウジアラビア戦(札幌ド)に向けて招集された24名がピッチに揃い、全員で精力的に汗を流した。

ウォーミングアップ、5対2、4対3、7対7といったメニューをテンポよくこなしていき、練習も1時間を経過したころ、オシム監督がピッチの中央付近にあるグループを集めて力説した。

「次の試合は中盤がキーになる」
FWとDFの練習を大熊コーチに任せ、オシム監督は中盤の選手を呼び寄せて熱血指導を行った。「今日は中盤の守備のやり方を確認した。中東の選手はボールを持つ選手が多いし、個人技を持っている。必ず中盤を使いながら攻めてくるので、まずは中盤がしっかり対応しなければいけない」(鈴木啓太・浦和)。コートの約4分の1を使い、攻撃側は相手の嫌なところを突くという意識、守備側はそれにしっかりとマークに付くという意識を徹底して確認した。

その後、最後は紅白戦で締めくくった(11対11+フリーマン・中村憲剛(川崎F))。ピンクのビブスを付けたのはDFラインが三都主アレサンドロ(浦和)、今野泰幸(F東京)、闘莉王、加地亮(G大阪)とおなじみのメンバー。中盤にはボランチに鈴木と長谷部誠(浦和)、その前に羽生直剛(千葉)と野沢拓也(鹿島)。2トップには巻誠一郎(千葉)と我那覇和樹(川崎F)が入った。

これまでのオシム監督の練習の流れから言って、これがそっくりそのままサウジアラビア戦のメンバーになるということはまずない。ただDFラインにはこのチームで主力となりつつあるメンバーを揃えている。中盤から前に関してはサウジアラビア戦をにらんでテストしている段階だろう。今回新たに招集された4名の中で、唯一この“主力組”に入ってプレーした野沢は、「すごく楽しい」と練習後に語った。「羽生さんはサイドからしかけるプレーが多いので、中央はある程度スペースが空いていた」(野沢)。この先も日本代表のメンバーとして生き残っていくためには、こういった紅白戦でのアピールは必要不可欠だ。

今回のサウジアラビア戦では先述の野沢の他に、本田圭佑(名古屋)、前田遼一(磐田)、高松大樹(大分)が初招集を受けている。「今はJリーグで面白い選手を試している段階」とオシム監督は語った。そのなかで、この日の紅白戦で光ったのが前田。ペナルティーエリア付近の密集した地帯で巧みなトラップから狙いすましたコントロールショットを決めてみせた。今回のサウジアラビア戦は日本代表としては今年の最終戦。チームとしての完成度を高めるのはもちろんのこと、練習のなかでの個人としてのアピールにも注目していきたい。

以上

2006.11.13 Reported by 寺嶋朋也(サッカー新聞エルゴラッソ編集部
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