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【日本代表 vs サウジアラビア代表 レポート】闘莉王初ゴール。我那覇2発。リベンジ成功で予選リーグ1位突破(06.11.16)

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●AFCアジアカップ2007予選大会 グループA
11月15日(水)19:10キックオフ/札幌ドーム/40,965人
日本代表 3−1 サウジアラビア代表
得点者:'20田中マルクス闘莉王(日本)、'29我那覇和樹(日本)、'33 ヤセル・アルカフタニ(サウジアラビア)、'50我那覇和樹(日本) 
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「札幌ドームに来てくれるお客さんに感動を与えたい」
現日本サッカー界きってのエンターテイナー田中マルクス闘莉王(浦和)が、有言実行をやってのけた。20分、CKから巻誠一郎(千葉)がヘディングシュートを放つと、相手DFがライン上で間一髪のクリア。しかしそのボールにいち早く反応した闘莉王が左足で押し込んで、国際Aマッチ初ゴールを記録。約束通り札幌ドームに歓喜をもたらした。
これで流れをつかんだ日本はさらに29分、華麗なサイド攻撃から貴重な追加点を奪ってみせる。左サイドから大きくサイドチェンジすると、これを受けた加地亮(G大阪)と今野泰幸(F東京)で右サイドを崩す。中に切れ込んだ今野は「背の高い選手(巻と我那覇和樹=川崎F)がいたので、シュートを打つよりクロスを上げたほうが確率が高いと思った」と、柔らかいボールを中央へと送り込む。これを我那覇が巧みなヘディングシュートでサウジアラビアゴールへと流し込んだ。

「サウジには借りがある」(闘莉王)。AFCアジアカップ2007予選アウェイのサウジアラビア戦で敗れた日本にとって、この試合はリベンジマッチ。最高の滑り出しだった。しかし相手はやはり、中東の雄・サウジアラビア。すんなりと勝たせてはくれなかった。日本が2点目を奪った直後、中盤で鈴木啓太(浦和)のパスをカットすると素早いカウンターで日本ゴールへと迫り、PKを獲得。これを20番ヤセル・アルカフタニがきっちりと決めて1点差に追い上げる。
「相手にPKをプレゼントしてしまった。日本の決定的な問題なのですが、自分のミスによって自分を追い込んでしまった」とオシム監督。試合運びの拙さという日本の欠点はこの試合でも顔を出してしまった。
しかしこれで一気に崩れるということはなかった。ハーフタイムで仕切りなおすと50分、今野の絶妙の縦パスに抜け出した駒野友一(広島)が中央へグラウンダーの折り返し。走り込んだ我那覇がこれを難なく蹴りこんだ。「必ず(ボールが)こぼれてくると思った」(我那覇)。ストライカーとしての「嗅覚」がこの日は冴えに冴えた。またこのゴールは、右サイドから労を惜しまずにゴール前に走りこみ、我那覇のゴールをお膳立てした加地の動きも賞賛すべきだろう。

ここからが苦しかった。「時間が経つにつれフィジカルの問題が出た」(オシム監督)。Jリーグも佳境を迎えようとしているこの時期、シーズンを通して蓄積した疲労が選手たちに重くのしかかる。サウジアラビアは右サイドの7番モハメド・ハイダルに代えて10番のモハメド・アル・サフルフーブを投入。フレッシュな選手を投入し、反撃を試みる。オシム監督はここですぐさま三都主アレサンドロ(浦和)に代えて山岸智(千葉)をピッチに送り出し、サウジアラビアの交代策に対応した。
サウジアラビアの反撃を耐え凌ぐと、オシム監督は続いてFWに初招集の高松大樹(大分)を投入。さらに巻に代えて羽生直剛(千葉)を入れ、チームを活性化させた。「短い時間だったけれど持ち味は出せた」という高松は、ロスタイムに惜しいシュートを放ってCKを獲得。さらにそのCKの流れのなかでPKまで獲得してみせた。キッカーは先制ゴールを奪っている闘莉王。助走をとってボールを蹴る…。これもまたある意味でエンターテイナーの宿命か。ボールは大きく枠を外れてしまう。これにはオシム監督も「今日の試合でいちばん良かったのは、次の試合のPKキッカーが誰でないかがわかったことです(笑)」と試合後に得意のジョークで記者陣の笑いを誘った。
スコアは3-1。日本はこれでAFCアジアカップ2007予選 グループAを1位突破。サウジアラビアに借りを返し、今季最終戦を勝利で締めくくった。


以上

2006.11.14 Reported by 寺嶋朋也(サッカー新聞エルゴラッソ編集部
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