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【J2:第22節 京都 vs 仙台 レポート】大量得点で京都が仙台を下し勝点で並ぶ! 勝負を決めたのはエースの「決定力」(07.06.16)

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6月16日(土) 2007 J2リーグ戦 第22節
京都 5 - 1 仙台 (13:04/福井/3,692人)
得点者:'21 パウリーニョ(京都)、'35 田原豊(京都)、'44 倉貫一毅(京都)、'55 パウリーニョ(京都)、'76 パウリーニョ(京都)、'83 田ノ上信也(仙台)

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終了のホイッスルが鳴ると両チームの選手たちは腰を折り膝に手を置いた。「疲労困憊」、強行日程の果てと今日の激闘を象徴していた。

「試合前に話していた通りの点の取り方だった」と京都・美濃部監督が語った通り、京都は前半、三様の得点シーンを作った。
21分、徳重がボールを持つと倉貫が前線へ走りぬける。その倉貫に渡辺広大が気を取られる刹那、田ノ上と渡辺の間を抜け出たのはパウリーニョ。そのパウリーニョに徳重からパスが出ると一度GK小針に触られるが、そのこぼれ球を押し込んで京都が先制。エース・パウリーニョが京都に勢いをつける先制点をもたらす。
35分には、左サイドを上がった三上からのクロスに田原が頭一つ前に出し得点。田原の今季初ゴールが追加点となった。
3点目は前半終了間際、左サイドでボールをもらったパウリーニョが中盤中央の倉貫に戻す。パスの出しどころ探していた倉貫が25mはあろうかという距離を思い切って振りぬくとボールは小針の手をかすめ仙台ゴールに吸い込まれ3点目が入る。
美濃部監督の話した「裏へ抜ける動きから」「クロスから」「ポゼッションからミドルシュート」という形で得点を挙げた京都が前半で勝負を決定づけた。

後半、「点を取らなくてはいけない状況」と望月監督は中島裕希、木谷公亮を投入し、ロペスをトップ下に置き3バックで攻撃姿勢を示す。
その狙い通り、後半3分に右FKのこぼれ球が萬代宏樹の前に入る。しかし、萬代がこれを枠の外に。続く後半9分にもペナルティエリア内・左を走りこむ萬代にパスが入り、左足を振りぬくもボールはポストを直撃、仙台は決定機を逸した。

ここで感じさせたのが「エースの責務」ということだ。
京都はパウリーニョが前半にチームに勢いをつけるゴールを挙げたが、仙台・萬代は後半早々のチャンスを決め切れなかった。後半早々「3-1」に持ち込むことができれば仙台にとってはほぼ追いついたといってもいい状況になったはずだ。さらに言えば萬代のシュート数は後半のこの2本だけ。パウリーニョが試合を通じて6本放ったのに対して少ないと言わざるを得ない。
パウリーニョも決して好調とはいえないがチームを牽引するゴールを決めるあたりに、才能溢れるゴールゲッターの萬代とはいえ、「エースの責務」への違いを感じさせた。

この仙台のもたつきに対して後半10分、京都のエース・パウリーニョが徳重のシュートのこぼれを押し込んで4-0とする。さらに、途中出場の渡邉大剛のクロスにも頭で合わしハットトリックとし、5-0の大量リードをもたらした。

後半、怒涛の攻撃を見せた仙台が報われたのが後半38分、梁勇基のクロスを萬代が胸で落として田ノ上が豪快に決め5-1とする。
後半最後10分は、京都は中盤がディフェンスに入ってしまうなど疲労との戦いでもあり、仙台も困憊の中で続けた攻撃、という内容だった。精も根も尽き果てる試合だったが結局勝負を決めたのは「決定力の差」だった。
得点に至るところには、マークのずれやプレッシングの甘さといった守備のミスがあり、逆に、攻撃の狙い通りの動きもあったのだろうが、最後はチャンスに対して決めきる「決定力の差」に尽きるだろう。

「5点取られたことで逆にすっきり切り替えて」と語る仙台・望月監督、続けて「ゲームはまだ続きますから」とコメント。まさにその通りだろう。
逆に京都は、仙台に大勝したもののこれで得たものは「仙台と勝点差で並んだ」ことと「札幌との勝点差を2だけ縮めた」ということだけ。次節、もし「負ける」「引き分ける」ことになれば、今日の勝利が水泡に帰すこともある、次節の水戸戦(6/24@西京極)に勝たなければ意味がないのだ。
「ゲームはまだ続きますから」、この言葉の意味は深く大きい。


以上

2007.06.16 Reported by 武田賢宗
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