6月20日(水) 2007 J1リーグ戦 第16節
新潟 3 - 1 横浜FC (19:03/東北電ス/36,182人)
得点者:'14 内田潤(新潟)、'27 エジミウソン(新潟)、'41 エジミウソン(新潟)、'81 奥大介(横浜FC)
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■注目プレイヤー: 矢野 貴章選手(新潟)
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新潟が3対1で横浜FCを下し、7位から4位に浮上した。前半14分に内田潤の今季初得点で先制すると、27分にはエジミウソンが追加点。さらに41分にもエジミウソンがPKを決めて、前半で試合の流れを掌握した。日本代表のFW矢野貴章は無得点ながら、献身的なプレーで3得点のすべてをお膳立てした。横浜FCは後半36分に奥大介がPKを決めて1点を返したが、反撃もそこまで。前半の失点が痛かった。
内田が今季初得点、エジミウソンがJリーグ通算100試合出場のメモリアルゲームで2得点を奪い、得点ランキング2位に。見出しがつく味方のゴールを演出したのが矢野だった。
先制の場面。ペナルティエリア左に走りこみ、懸命にボールキープをしながらシュート。そのこぼれ球を内田が押し込んだ。エジミウソンの1得点目は、エジミウソンが前を向いて走るタイミングで、矢野が相手守備をかいくぐりながら、タテにパスをつないだところから生まれた。2得点目のPKも矢野がペナルティーエリアで粘り、ファウルをもらったもの。
「得点する機会があったので、そこで取っていれば楽になった」。後半13分、フリーで持ち込みながら外した。4本のシュートを放ったが、ネットを揺らすシーンはなかった。自らが得点できなかったことを悔やんだ。ただ、内田は言う。「僕のゴールは貴章を褒めてやってください。貴章が踏ん張ってくれたからルーズボールが僕のところに来た」。持ち味のひたむきなプレーはチームの勝利に直結した。
アジアカップの予備登録メンバー30人の中に選ばれた。前節の大宮戦は累積警告で出場停止。「もう一度、自分存在をアピールしなければならない」。この試合、自然と代表入りを強く意識した。ゴールはないものの、役割はきっちりと果たした。評価を下げる内容ではなかった。中断期間まであと2試合。「次は得点して、勝ちたい」。意欲は一段と高まった。
数字の通り、前半は新潟の長所がそのまま結果に表れた。人とボールが動きながら、素早く攻め込む。前線からのプレスでボールを奪って、スムーズに攻めに転じる。「トレーニングでやっていることが出せた」。鈴木監督も評価した。だが、後半は決定機を逃して無得点。3バックに変更して攻撃に人数を割いた横浜FCに、中途半端な形でボールを奪われ、逆襲を許す。PKも、隙を突かれて攻めこまれた中で与えてしまったもの。
後半だけをみれば0対1とリードされた形だ。「後半は攻撃と守備がバラバラだった」。坂本將貴は結果よりも先に反省点を口にした。上位に食らいついていくことを、チーム全体が意識している。勝点26で4位に浮上も、慢心はない。
横浜FCはこれで3連敗となった。後半は攻撃のリズムをつかんだ。サイドから素早くつないで相手ゴールに迫った。36分に平本一樹がエリア内でファウルをもらい、奥がPKを決めて1点を返した。だが、前半の3失点は大きすぎた。
試合の立ち上がり、ボールをつなぎ、ときおり長いパスでサイドを変えてくる新潟の攻撃に、思い切ってボールを奪いにいけなかった。押し込まれる流れの中で、エリア付近でのマークが甘くなった。「点を取りたいという気持ちをアウェイのピッチで発揮してくれた」。高木監督は後半の粘りを評価しつつも、「試合の入りをもっと気をつけていれば」と、後手に回された前半を悔やんだ。6試合ぶりにスタメンに復帰したベテランの山口素弘は「とにかく勝点を積み重ねていかないと」とチームの奮起を促した。
上位をキープしたい新潟と、これ以上の連敗は避けたい横浜FC。明暗を分けた両チームは、ともに次節の勝利が大きな意味を持つことになる。
以上
2007.06.21 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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