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【J1:第16節 名古屋 vs 清水 レポート】ハードワークを惜しまず戦った清水。前半に見せたプレイの違いが東海ダービーの勝敗を分けた(07.06.21)

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6月20日(水) 2007 J1リーグ戦 第16節
名古屋 1 - 2 清水 (19:03/瑞穂陸/9,416人)
得点者:'22 兵働昭弘(清水)、'42 矢島卓郎(清水)、'73 津田知宏(名古屋)

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■注目プレイヤー: 兵働 昭弘選手(清水)
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ガンバ大阪戦での完敗を早く拭い去るためにも、ホーム・瑞穂で苦手な清水を叩くことで勢いを取り戻すはずだった名古屋だが、先週末の試合から間がないこともあってか、序盤から選手達の動きに精彩を欠き、最終ラインでボールを持っても、DFの米山から狙い澄ましたビルドアップのボールが相手の隙を突いて出てくる訳でもなく、サイドを使った早い攻撃を仕掛けていく訳でもなく、「ただパスを繋いでいるだけであり、攻撃的なサッカーとは言えないものでした」(名古屋:フェルフォーセン監督)、と監督が語ったように、一本調子で縦パスを放り込む事が目立った名古屋。

それに対し、ここ数試合勝ちきれない内容が続いていた清水は、開始から選手全員が組織立って前線でのハードワークを徹底してゆく。更に名古屋の攻撃の要のヨンセンのマークはDF青山に託し、スピードのある杉本に簡単にはボールを繋げさせず、攻撃の起点・本田は兵働・市川でしっかりと押さえさせ、名古屋の長所を封じてくる。名古屋も立ち上がりに何度か藤田が決定的な場面を迎えるが、なかなか決めきれないうちに次第に清水がリズムを作り始め、自陣でボールを奪って早めに矢島・岡崎の2トップへとボールを供給、相手の裏を衝いてくる攻撃が、徐々に名古屋にボディーブローとなって効き始め、清水がボールを支配していく。

22分の兵働の先制点も岡崎とのコンビネーションだけでなく、フェルナンジーニョ・藤本らのリスクを恐れぬ前への動きが功を奏した形だ。この失点でホームの名古屋が奮起して押し返してくるかと思われたが、ガンバ戦のショックなのか、中盤以降の選手が失点を恐れてなのか自陣にズルズルと下がってしまい、次々と繰り出される清水のシュートを、最終的にはGK楢崎の好セーブに頼らざるを得ない展開となってしまう。

更に42分、市川からの相手DFの裏へのロングボールに中央を抜け出した矢島が今季初ゴールを沈めて名古屋を突き放すと、清水が前半に挙げた2点を守って試合を折り返す。

後半、名古屋・フェルフォーセン監督は第11節の横浜FM戦から採用し続けていた4-4-2を諦めて、3-5-2にシステムを変更し巻き返しを図っていく。「最近の試合では1点目は取れるんですが、駄目を押す追加点が取れず、そんな中で追い付かれたり逆転されたりすることが多かったので、2点目を取ることが出来たことはチームにとって大きかった」(清水:長谷川健太監督)という清水は、前半で得た2点を守りきるために自陣に引いて名古屋の攻撃に備え、カウンター狙いに徹してくる。

引いた相手を崩して点を奪う、ということが得意ではない名古屋としても連敗だけは阻止したいと、しっかりとボールを繋いで清水の守備陣を崩そうとするが、相手DFの裏のスペースが全くない中では、杉本のスピードを活かすことも出来ず、ただボールを持たされて、パスを回しているだけの時間が増える。

61分:津田、67分:片山とスピードだけでなく、泥臭いプレイが出来る選手を投入して名古屋は最後の攻撃を仕掛けてゆく。そして73分、セットプレイからのこぼれ球にきっちりと詰めた津田がゴールを決めて1点差とし、更に畳みかけていきたいところだったが、選手全員が最後まで組織だったプレイを続けた清水を突き崩すことが出来ず、名古屋は痛い連敗を喫してしまうことに。

最終的な試合結果だけを見れば、1−2と僅差で清水が勝った試合だが、ホームでありながら、迫力を欠いたプレイを前半に見せていた名古屋に対し、序盤から全員がハードワークを惜しまなかった清水が勝利したことは当然の結果と言えるかもしれない。

以上
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