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【アジアカップ:日本 vs カタール プレビュー】負傷の駒野に替わって今野が左サイドで先発へ。最低でも勝点1以上は確保し、手堅いスタートを切りたい日本(07.07.09)

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●AFC アジアカップ2007 グループB
7月9日(月)19:20キックオフ(日本時間)/ベトナム・ハノイ
日本 vs カタール
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-TV放送:テレビ朝日系列にて19:00〜21:26
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 今日9日夜、日本代表のアジアカップ初戦・カタール戦がハノイ・ミーディンスタジアムでキックオフされる。昨年8月のチーム発足から約1年。いよいよオシムジャパンが最初の大きな関門へと挑む。

 ところが、オシム監督も「非常に重要」と位置づける初戦を前に、大きなアクシデントが起きた。アウトサイドの職人としてレギュラーを担い続けてきた駒野友一(広島)が別メニューを強いられたのだ。7日のトレーニングで芝生がめくれたところに足を引っ掛け、右足首をひねったのだという。「ボールを蹴るくらいなら大丈夫だけど、痛みがある」と言う彼を、指揮官は無理させないだろう。
 代役には今野泰幸(F東京)が入るようだ。ユース、五輪代表時代に国際経験を積み重ねてきた男も、大舞台での左サイドは全く初めて。そのせいか、かなり緊張している様子だった。それでも「まだ左に慣れたわけじゃないけど、自分はいい守りから攻撃につなげるのが仕事だと思う」と本人は話し、守備重視で行く考えだ。
 大会全体の行方を占う初戦だけに、どうしても敗戦だけは避けたい。となれば、今野の言うように、まずは守りから手堅く入ることも必要である。アジアチャンピオンの日本らしく、最低でも勝点1以上を確保するような老獪な戦い方を今こそ見せるしかない。

 7日に始まったアジアカップ。7日にバンコクで開幕したタイとイラクのゲームは1−1の引き分けに終わり、8日のオーストラリア対オマーン戦も1−1のドローと、頭から拮抗したゲームが続いている。日本のいるB組も試合が始まり、開催国・ベトナムが圧倒的な運動量を見せ、メツ監督率いるUAEに2−0で勝つという好スタートを切った。日本もグループリーグの戦いを有利に進めるために、初戦は勝点3確保が理想的だ。

 カタール戦を翌日に控えた日本代表は、試合会場隣のサブグランドで1時間程度の調整を行った。ハーフコートでの6対7+GKや9対9+GKなど実戦形式のメニューが多かったが、これらの練習を前に、オシム監督は駒野を除くDF陣・ボランチの9人を集めて、守備戦術を改めて確認。カタールの攻めに対する意識を高めた。
 駒野のケガという予期せぬ出来事が起き、オシム監督も頭を悩ませただろう。このところ急成長していたクロスの職人がいなくなるのは攻撃面にも影響を及ぼす。左の代役候補者としては、阿部勇樹(浦和)、橋本英郎(G大阪)も考えられるが、国内合宿の時から築いてきた阿部と中澤佑二(横浜FM)とのセンターバックコンビは崩したくない。国際経験の少ない橋本は未知数。となれば、もはや選択肢は今野しかない。
 今野が入る場合のメリットとしては、まず右サイドバックの加地亮(G大阪)がより積極的に勝負に行けるようになること。2005年コンフェデレーションズカップ(ドイツ)の頃から積み上げてきた加地と中村俊輔(セルティック)の「右のホットライン」が連動すれば日本の得点機は確実に増える。しかもカタールは左DFアリが攻撃参加するため、守備陣の背後が空きやすい。「ここで2対1を作れれば相手を攻略できる」と中村俊自身も話していただけに、右外側を執拗に突きたい。

 左の前目で先発するであろう山岸智(千葉)も、今野が後ろにいれば安心して上がれる。「カラ走りになったとしても、自分がタカ(高原)さんや俊(中村)さんのおとりになれればいい。90分持たないくても最初から走ってチームに貢献したい」と、彼も自分の役割を十分に心得ている。UAEを下したベトナムも、山岸のようなアグレッシブな選手を数多く擁し、高温多湿の気象条件をもろともせずに走り勝った。彼の動きはこのアジアカップのポイントになるかもしれない。

 セットプレーも今野の加入で厚みを増す。彼はJリーグでもたびたび得点を挙げるなどヘッドには滅法強いからだ。日本にはすでに中澤という確固たるターゲットがいるが、中村俊や遠藤保仁(G大阪)という優れたキッカーに呼応できる選手は多ければ多いほどいい。アジアなら日本は制空権を握れる。リスタートプレーは大きな武器になるはずだ。

 カタールのムソビッチ監督は前日会見で「我々の日本戦に対する準備は全て終わった」と自信をのぞかせた。昨年のドイツワールドカップでオーストラリアのヒディング監督(元ロシア代表監督)がやったように、彼らも日本の特徴を徹底的に消そうとしてくるに違いない。中村俊や高原はこれでもかというほど激しいマークを受けるだろう。それを逆手に取った効率いい攻めができるか。中盤に入る遠藤、中村憲剛(川崎F)らには、芝の状態や気象条件を考えながらのパス出しを期待したい。
 そして最後は気持ちで負けないこと。ドイツの再現だけは絶対に避けなければいけない。鈴木啓太(浦和)も「初戦はモチベーションが全て。自分たちのサッカーをして、いかに冷静になれるかだ」と強調していた。日本らしい落ち着きのある戦いを90分間貫けば、自ずと勝利は見えてくる。
 この初戦がオシムジャパンの今後を左右する重要なゲームになるのは間違いない。とにかく必見だ!


以上

2007.07.09 Reported by 元川悦子
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