7月11日（水） 2007 J2リーグ戦 第27節
水戸 0 - 2 湘南　（19:04／笠松／1,076人）
得点者：'85 ジャーン（湘南）、'87 アジエル（湘南）

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●吉本岳史選手（水戸）:
「前半に点を取れなかったのがきつかった。後半は運動量も減って、自分たちの攻撃は記憶にない。ずっと攻められっぱなしだった。なんとか防いでいたという感じの後半だった。失点に関しては集中が切れていた。どフリーで打たれましたし。そこはビシッと気持ち入れ替えて、練習から取り組んでいかないとなかなか直らないと思います。

前回もセットプレーでやられた。今日の試合はやりながら、流れの中で2点入れられることはないと思っていました。セットプレーは大事なところだと思っていました。それでもマークを離してしまった。1個目でダメでも2個目でもやられてしまった。そこで向こうの出足が早かった。CKになる前も自分たちのミスから流れが悪くなった。いいゲームをしていると言われるけど、プロの世界は結果として重く受け止めないといけないとこれ以上進歩はない。自分たちのプロ意識ということろをあらためて認識しないと厳しいかなとは思います。

1点取られたことはしょうがないとは思いますけど、2失点目が早かった。同じような形だった。そこで集中切れたので、僕が後ろから叫んでも前を向いている選手はいなかった。1対1でも簡単にやられたりすることが多かったので、自分たちの集中力の問題。本当に勝ちたいという気持ちが、前半いい形でできた分、薄れてしまったのかなと思います。もったいなかった。

次の試合まで時間があるので、しっかりビデオを見て、もう1回引き締めなおさないとダメだと思います。まずは気持ち。後半はそれがなかったに等しい。シュートは3本。しかも枠にも飛んでないので。その中で枠に飛ばさないことには点も入らないし。そこですよね」

●金基洙選手（水戸）:
「後半は守りの意識が強くなりすぎて、攻めることができなかった。前半はそこからいいボール回しがあったけど、後半はできなかった。そういうところで押し込まれてしまった。で、あの時間帯に失点。集中力を欠いてしまった。毎試合失点のケースが違うけど、前節と今回は最後で取られてしまった。そこは決定力の問題。前半いい形があったのに得点できなくて、自分たちで空回りして、最終的に2失点。それで負けになるということは決定力の差だと思います」

●村松潤選手（水戸）:
「今日は左サイドでしたが、最初はボールがなかなか来なくて、前半の終わり頃にボールをだいぶ持てるようになったので、後半もその調子で行こうという感じだったのですが、なかなか思い通りに攻められなかった。後半はシュート数を見て分かる通り、攻撃に出られなかった。ウチの前線は走って追いかけるという役割なんですけど、こういう暑い時は90分続かないし、そういう時に遅攻や後ろでしっかり回すということができれば、もう少しゴール前まで行ける力は残せると思うんですけど、なかなか後ろでビルドアップということができないので、全部同じペースでやってしまっている。もっと遅らせたり、速攻したり緩急をつけて攻撃できればいいかなとは思います。

クロスの精度もよくないですし、入り方も工夫が必要。やっぱりゴール前はアイデアだったり、イマジネーションが一番重要とされる。そういうところが少し足りないと思います。あとは個人のアイデアだったり、ワンツーだったりがゴール前で出せれば打開できると思うんですが、なかなかそういう場面が少ない。練習でコンビネーションを合わせていきたい。僕もシュートを外しましたが、ああいうところを決めないと後々苦しくなってしまう。入れないといけなかった。次の試合まで時間があるので、しっかり練習できるので修正できると思う。しっかりやっていきたい」

●鈴木孝明選手（水戸）:
「攻めれなかったですね。どういう攻め方をしたらいいのかがはっきりしなくて、全然攻めきれないまま終わってしまいました。監督からは攻撃に関しては自由にやれと、守備の時にFWの1人が相手のボランチを見ることは言われました。セットプレーで点を取られたのは痛かった。練習では僕とエジナウドが入るパターンはやっていたので、決め事などはあったのですが、試合になったら練習でやっていたことができなかった。何のための練習なのかを1人ひとりが考えないといけない。せっかく練習でやってきたのに、試合でできないと意味がない。自分もそうだと思うし、その辺を頭の中を整理しないといけない。もっと頭を使ってやらないといけない。1週間半でこういう悪い雰囲気を変えれるようにしたい。点を取れないと勝てないので、練習で改善するしかない。1人では点を取れないので、みんなでしっかりやっていきたい」

●小椋祥平選手（水戸）:
「前半は相手がつないできてくれて、そこで相手がミスしてくれたり、自分たちで奪えていい攻撃ができたけど、後半になって相手がロングボールを蹴ってきて、セカンドボールを拾えなくて相手が勢いづいてしまった。変な言い方かもしれませんが、相手に頼り気味のサッカーになってしまっている。東京Vのように相手が攻めてきてくれるときはしっかり守ってカウンターということができると思うんですけど、札幌だったり、今日の後半のように相手がロングボールを多用してきたり、守備のバランスを崩さないチームとやる時にもう少し自分たちで崩してセンタリングまで行って、シュートを打てるようにしないと厳しいですね。試合中、監督が大きな声で指示を出しても全員に伝わるわけではないので、ピッチの中で選手1人ひとりがもっと考えないといけない。もっと工夫しないといけない。1週間半はいい機会だと思う。連敗していて、少し間を置くことで自分たちの悪いところを見直して次の試合に臨みたいです」

●坂本紘司選手（湘南）:
「今日は勝ち点3を取ることしか考えてなかった。苦しいゲームをモノにしてきたのが、ウチのベース。どんな試合でも楽に勝つことができないことを再確認したし、次もハードワークしなければということも認識できた。意識してなくても負けが続くとミスが恐くなってしまうもの。前半はそういうプレーが多かった。ただ、第3クールはここからという気持ちをみんなが強く持っていた。みんながハードワークしたことが勝ちにつながった」

以上