今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【U-22日本代表 vs U-22ベトナム代表】試合後の反町康治監督(U-22日本代表)記者会見コメント(07.08.22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
■アジア男子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
8月22日(水)20:35/国立/22,507人
U-22日本代表 1−0 U-22ベトナム代表
得点者:46+分 青山 直晃(U-22日本代表)
---------

●反町康治監督(U-22日本代表):
「まず、勝点3を取れたことを素直に喜びたいと思います。
初戦ということで、非常に周りからのプレッシャーも強かったですし、非常に難しいゲームだったと思います。
内容的にも、非常にリトリートされ、ゲームをクローズされ少ない好機で点を取るという形だったので、非常に苦労しました。セットプレーからの得点でしたけど、オープンプレーからも取りたかったです。もう少し精度とペナルティエリア内での迫力、ラストパスの精度、または最後のところでのフィニッシュ、再生ボタンを押しているみたいですけど、そこをやっぱり(精度を上げていかなければと思っています」

Q:試合前、ピッチに送り出す選手達にどんな言葉をかけたのか?
「ゲームに入る前には、4日間ほど時間がありましたので、ミーティングを重ねて日本人のフットボールのストロングポイント等の話をして、その完成形につなげるような話をずっとしてきました。今日は精神的な部分ですね、スピリットの部分・・・ファイティングスピリット、、ウイニングスピリット、チャレンジスピリット・・・こうしたところを全面的に押し出して欲しいと。
最初、固くなった部分もありますけど、選手達はそれをピッチ内で表現できたかなと思います」

Q:後半30分前後に家長選手、岡崎選手を投入した理由について
「途中から入った選手に関しては、柏木は悪くなかったが、逆に相手の足が止まったところで最終ラインの手前のところで相手を揺さぶろうと思ったので、(家長選手に)交代しました。
岡崎選手の投入は、彼はディフェンスも頑張りますし、ゴール前の迫力という部分でもありますので、ちょっとスピードダウンしてしまった李選手に代えました。
もう一人、本来ですとロスタイムに3人目を代えるというのがセオリーなんですけど、1−0という僅差ということもあり、ゲームに途中から入るのは難しいと感じていたので、3人目(の交代カード)は切れなかった」

Q:柏木選手の先発の意図について。もう一つの質問は反町監督の目指すサッカーの完成形は、(今日の試合では)どれくらいできたのか?
「まず、陽介は攻から守への切り替えが非常に早いと。そういうところでディフェンスにまわる時に、前線からのプレスをやりたかった。というのも、ベトナムというチームは、前線からプレッシャーをかけられると、長いボールで逃げてしまうという部分がありましたので、そういう意味では、陽介のアグレッシブな部分を利用したかったということです。
そして、相手の足が止まったところで、一人でも突破できる家長を投入することで、相手に脅威を与えることができるんじゃないかなというプランを立てました。

(目指すサッカーの)完成形についてですが、下の世代からの経験者と融合する時間がなかったので、まだお互いの意思疎通が随所に見られなかった。次のサウジアラビア戦の前には、少し準備期間がありますので、なるべくいいトレーニングプランを作って、一つのクラブチームのように精度、コンビネーション、コミュニケーション、そうしたところを上げていきたいなと思います。
まだまだ完成形には、足りない部分が多いと感じています」

Q:今日のベトナムチームのやり方についてどう思いますか(ベトナム人の記者)?
「2トップでくると思っていたが、残念ながらそれが外れました。アジアカップの日本代表の時のように、1トップにしてきました。要するに、そのシステムが日本に対するものなのかなと。中盤の人数を多くして、ボールを動かすところを遮断すると。そして9番にボールを当てて少ない人数で攻める。特に17と21あたりを守から攻の早い切り替えで少ないチャンスを狙うのかなと。そういうことで、ゲームが非常にクローズしてきたので。もう少しオープンな展開になれば、点を取る、または数的優位で攻めるということができたと思います。そういう状況でしたので、非常に難しかったです。ただ、ベトナムのチームは最後の10分くらい、皆さん見ていただいてわかるとおり、あの時間帯でも全然平気で70〜80メートルの距離を走れるんですよね。ですので、非常に訓練された組織でということも含めて素晴らしいチームだと思います。(最終予選に進出してきたのも)偶然でも何でもないと思います」

Q:GK3名の中で山本選手(清水)を起用した理由について
「3名呼んで実際練習した中、一番信頼を寄せて送り出せる選手ということで山本です」

Q:先ほどおっしゃった最後の10分というのは十分予想されていたと思いますが、それに対して、もう1点取っていればもっと楽に進められたと思うが、ハーフタイムでの指示も含めてどのように考えていたのか?
「(ハーフタイムには)1点リードということでまず『守りにはいってはいけない』と。常に攻め続ける姿勢を持てと話をしました。(相手の中盤が)5枚横に並んでいる形だったので、そこの隙間を突いていくのに苦労したことは事実です。その為の指示もしたんですけど、中盤と前線のいいコンビネーションというものが正直、昨日トレーニングした時よりもうまくいかなかったかなと。ただそれがサッカーというゲームです。ただ意識としては、1回平山が梶山とのコンビネーションで抜け出したようなああいう形を作っていけば、(相手を)崩すことができるかなと思いますので、トレーニングから、意識してやっていきたいと思っています」

Q:伊野波選手の怪我が昨日発表されたが、今後の試合に向けて
「(怪我の回復具合などについては)クラブマター(問題)なので、今のところコメントすることはありません。ただ、こちらで招集して怪我をしたことなので、FC東京さんにはご迷惑をかけておりますので、こちらでもケアしつつ、早く現場に復帰することを期待しております」

Q:今日の試合、ほとんどの攻撃が右サイドの水野からだったと思うが、左サイド・本田への指示などはあったか?あればどんな指示だったのか?
「僕自身はそのようには見ていませんが、水野の場合は、一人でも崩せるスピードと感覚的なドリブルがあります。本田の場合は、どちらかというと重量級で、逆にそれをうまく使って数的優位を作ったりしないといけない。残念ながら今日のゲームでは、あまりそういうシーンが見られなかったと。それは次への課題になるかと思います。ただ、向こうの21番も前に出る力がありますので、そういった意味では攻撃のみではなくて(相手が)前に出てくるということも意識していたと思いますし、今日のゲームの展開上、チームでも左サイドバックをやっていることも考えれば、どうしても攻守のバランスを考えざるを得ないですので、そういった理由もあると思います」

以上

---------
■U-22日本代表 NEXT GAME
アジア男子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
9月8日(土)26:30/サウジアラビア・ダンマン
U-22サウジアラビア代表 vs U-22日本代表
【写真投稿受付中!】U-22日本代表に応援メッセージを送ろう!

■グループC その他の試合結果
U-22カタール代表 1−0 U-22サウジアラビア代表

■グループC 順位表
1位 U-22日本代表 勝点3(勝1 分0 負0 得点1 失点0)
1位 U-22カタール代表 勝点3(勝1 分0 負0 得点1 失点0)
3位 U-22サウジアラビア代表 勝点0(勝0 分0 負1 得点0 失点1)
4位 U-22ベトナム代表 勝点0(勝0 分0 負1 得点0 失点1)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着