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【U-22日本代表候補合宿】11/6練習レポート:ベトナム戦に向けた緊急合宿スタート、初日は2時間強みっちり汗を流した(07.11.07)

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■アジア男子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
11月17日(土)21:15/ベトナム・ハノイ
U-22ベトナム代表 vs U-22日本代表
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TV中継はテレビ朝日系列で20:58〜23:21、NHK−BS1で21:05〜23:20生放送!

11月21日(水)19:20 キックオフ(予定)/国立
U-22日本代表 対 U-22サウジアラビア代表
チケットは現在好評発売中!
★TV中継は19:00〜21:24 テレビ朝日系列、19:00〜21:20 NHK-BS1にて生放送!
U-22日本代表へ写真応援メッセージ募集中!
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ベトナム戦に向けた2日間のみの緊急合宿が始まった。当初の予定になかったこの合宿は20名を招集している。U22日本代表の常連メンバーからはACLや天皇杯で不参加の選手もいるし、大学生組も全員不参加。それでもこのタイミング、(ベトナムへ出発する1週間前)にわざわざ集まらなくてはいけないのは、日本が前回カタール戦の敗戦で残る2戦に2勝しなくてはならない状況に追い込まれているからだ。
合宿の初日、「この合宿のポイントは?」という本来であれば最も答えやすい質問を投げられた反町康治監督が「それは言えないね」と口をつぐんだ。その様子を見ても、窮地であることはうかがえる。

今回の合宿の意義は2点ある(ように思う)。1つ目はベトナム戦は出場停止になる家長昭博(G大阪)、森島康仁(C大阪)に代わる存在を指揮官が実際に選ぶ場だということ。2つ目は、勝利に向けた意思統一、精神的なものだ。
前者については急務だ。だからこそカレン・ロバート(磐田)、興梠慎三(鹿島)、梅崎司(大分)らJリーグで結果を出している攻撃陣が招集されている。最終予選に入るまで、U-18日本代表時代からこの世代のチームの中心的存在だったカレンにとって、またとない復帰のチャンスだし、今こそ、その頃から続く無失点記録を打ち破るときだ。口ではなんと言おうと、この代表への渇望をいちばん覚えていた人間であることは間違いない。
他の2人ももちろんそうではある。現在の鹿島でもっともキレているといわれる興梠はこれまでほぼ代表と縁はなし。梅崎司も、FIFA U-20ワールドカップ後、このチームに定着することに失敗している。かといって、力や意思がないわけではない。「気負いはないけれど、やってやろうという気持ちはある」と梅崎。これはこの3人を代表する言葉だろう。

2つめの意義「勝利に向けた意思統一」については、改めて必要になってくることだ。いまになって新たな戦い方を身につけるというよりも、より多い得点での勝利が予選突破への大前提となることを、選手達が集まることで肌で感じる必要がある。
「もう、やるしかないという状況は分かっている。そういう雰囲気が出てると思う」
主将・水本裕貴(千葉)は強い口調で話す。また、カタール戦ではっきりしなかった試合の終わらせ方。これは実際ピッチ内でどうして行くかという意味での意思統一だが、そのあたりをはっきりさせるためのコミュニケーションをもう一度図っていく必要もありそうだ。
 
合宿初日の6日は週明けということもあり、体力測定テストに始まり2時間強のみっちりとしたトレーニングが行われた。ウォーミングアップののち、4分の1のコートでミニゲーム、そしてフルコートでの11対7などの変則ゲーム形式でゴール前の形などを繰り返し行った。「ベトナム対策だと感じた」と多くの選手が話したが、カウンター対策のためにうしろに人数を残しながらも、サイドからのクロスにより多くの人数が入っていくよう徹底された。練習の最後にはフィールドに11人を置き、パワープレーをイメージしたようなトレーニングも行われた。
メンバーは以下の通り。
◆1本目
・水色ビブス組
西川周作(大分)、小林祐三(柏)、河本裕之(神戸)、内田篤人(鹿島)、安田理大(G大阪)、青山敏弘(広島)、上田康太(磐田)、柏木陽介(広島)、梅崎司(大分)、興梠慎三(鹿島)、平山相太(F東京)
・赤色ビブス組
山本海人(清水)、伊野波雅彦(F東京)、青山直晃(清水)、水本裕貴(千葉)、本田圭佑(名古屋)、枝村匠馬(清水)、岡崎慎司(清水)、李忠成(柏)、カレン ロバート(磐田)

◆2本目
・赤色ビブス組
山本、伊野波、青山直、水本、本田圭、枝村、上田、柏木、岡崎、李、カレン
・水色ビブス組
西川、小林、河本、内田、安田、梅崎、青山敏、興梠、平山

◆3本目
・水色ビブス組
西川、青山、小林、内田、本田圭、青山敏、柏木、梅崎、岡崎、興梠、李
・赤色ビブス組
山本、伊野波、水本、河本、安田、カレン、枝村、上田、平山

8月に行われた「U-22 4カ国トーナメント2007中国・瀋陽」でも見せた形だが、柏木、梅崎、安田らが絡むと流動的な攻撃の形が見られるようになる。そこにスピードのあるカレンらが絡んだ形から数度、面白い攻撃が見られたのは印象的だった。その後はシュート練習からフリーキック練習が行われて2時間の合宿初日は終了した。

2日目の7日は、順天堂大学との練習試合が予定されている。

以上

2007.11.07 Reported by 了戒美子
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