今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【AFCチャンピオンズリーグ 決勝 第1戦 セパハン vs 浦和】現地サポーターレポート:アジアの戦いで大いなる財産を得た浦和サポーター。新たな歴史の扉を開くべく、いざ11.14 埼玉へ(07.11.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月7日(水) AFCチャンピオンズリーグ 決勝 第1戦
セパハン 1 - 1 浦和 (21:30/イスファハン/人)
得点者:45' ポンテ(浦和)、47' マフムド・カリミ(セパハン)
TV中継:テレ朝チャンネルにて11月11日(日)20:00〜録画中継

※11月14日(水)の決勝戦第2戦はテレビ朝日系列で全国地上波生中継!
----------

3月のシドニー(オーストラリア)から始まった浦和レッズのアウェイ遠征は、上海(中国)、ソロ(インドネシア)、全州、城南(韓国)を経て、最後のイスファハン(イラン)にたどり着いた。「みんなでアジアに行こう!」と2006年元日に天皇杯の勝利で沸いた浦和サポはそのままの勢いで各地に大挙して訪れた。そして、「世界に見せつけろ! 俺たちの誇り」という強い意思で、すべての地で強い印象を残してきた。浦和がアジアに初めて出会ったように、アジアも初めて浦和に出会ったのだ。

欧州ノリの勢いでお互いをアジアのライバルと認め合ったシドニー、浦和サポーターの応援スタイルに刺激を受け、試合中に分裂しているサポーターが一体化した上海、地域に根付いたアジアサッカーの奥深さを感じさせてくれたソロ、国内アウェイの大分や広島遠征以上のサポーターが訪れた全州、韓国王者との激闘と独特の応援スタイルのサポーターが記憶に新しい城南、遠征先で得た経験はすべてが大いなる財産だ。

そしてたどり着いたACL決勝アウェイでの経験も、非常に貴重なものであった。後援会主催の応援ツアーはモスクワ経由、最も多くのサポーターが利用した応援ツアーは、これまでクラブレベルでは例のない中東アウェイ戦でのチャーター機利用のもの。現在ホットになってしまっているイランへのツアーであり、どれほどの参加があるか計りかねるところであったが、蓋をあければどちらのツアーも即完売。会社組織に属しているサポの中には、イランへは会社として渡航禁止になっている、という理由で断念した例もあったようだが、浦和の動員力はやはり凄まじい。

そんな難関を乗り越えて現地にたどり着いたサポーターは約400人。ツアー組以外にも個人で足を運んだサポーターもいた。混乱も危惧されていたが、川崎フロンターレがセパハンと先に試合をしていたこともレッズにとっては幸運に働いた。前回の試合を教訓にこの日の試合では浦和サポーターの入場ゲート、専用トイレを含むスタンド周辺は完全に隔離。浦和サポーターとセパハンサポーターが直接接触する箇所は最小限に抑えられていた。さらに前回は試合観戦も危ぶまれた女性の入場も滞りなく行われ、問題なく試合に集中できる環境が整っていた。

サポーターからも自分に出来ることを最大限にやる姿勢が見られた。応援はもちろん、敬虔なイスラム圏では女性必須のマグナエ(頭部から首を隠す布)を作成してきて他のサポーターに提供する姿や、水を大量に入手し仲間同士で提供しあう姿など、これまでの経験を活かしながら、それぞれが出来るベストを尽くしていた。こうした自分のベストを尽くす熱い層の厚さ、これが浦和サポーターの特徴の一つだろう。ツアー帰国時に139名のサポーターが乗る航空機が遅れたことで乗り継げず、経由地ドバイに置き去りになるというハプニングがあったが、これすらも経験としていく逞しさが彼らにはある。(当初のチャーター便からマレーシア経由成田行き、ドーハ経由関空行き、名古屋中部行きの3便に別れて帰国する予定とのこと)

今回の状況ができたのはチームとサポーターだけの力ではない。過去ACLに参加してきた各チーム、今年出場した川崎フロンターレ、日本サッカー協会、移動手段を手配する旅行会社、現地までかけつけるサポーター、現地に足を運べなくても自分に出来ることをやるサポーター、その他すべての関係者、すべての人々が積み重ねてきたものが、この素晴らしい状況を作り出している。浦和レッズ、そして日本サッカーがこれまで積み重ねてきたものが実を結ぶとき、それは刻一刻と近づいている。11月14日(水)、6万人の浦和サポーターが集結する埼玉スタジアムで、新たな歴史の扉が開かれる。

以上

2007.11.09 Reported by 川岸和久
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着