11月18日(日) 2007 J1リーグ戦 第32節
F東京 1 - 1 G大阪 (14:04/味スタ/30,157人)
得点者:44' マグノアウベス(G大阪)、76' ルーカス(F東京)
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●原博実監督(F東京):
「ひざを傷めた赤嶺のところに森村を、池上も初スタメンで使い、その2人がどれぐらいやってくれるか、思い切ってやってほしいという気持ちと期待があった。
まだまだ甘いところはあるが、森村もよくやっていたし、池上もモチベーション高くやっていた。
その2人を最初から使ったのも、馬場と梶山がある程度の時間なら、勝負どころで使えるようになったから。ただ、彼らは最初から90分出るコンディションではない。相手が疲れた後半に勝負を仕掛ける展開に持ち込めればと考えていた。
9月頃、決して悪くない試合をしていて、フロンターレ戦の前にチームが自分の退任報道が出てから混乱してしまった。まじめな選手が多いので、多摩川クラシコの時にすごく負けたくないという気持ちが出過ぎてリズムを崩した。
ただそのあとの天皇杯、新潟戦も悪くはなかった。ただアウェイでもあり、浅利を中盤に使うと守備の意識が強くなる。今日はあえて、浅利は何かあった時のために残し、池上を使った。
前半終了間際の1点が余計だったと思うが、ハーフタイムにはいまやっているサッカーを続けていけと。馬場、梶山を入れるので、その時にはもっとボールが動き出すのでチャンスは来ると話していたところで茂庭が退場になった。ただ、10人になってからのほうが、むしろみんなが怖がらずに戦っていた。そこに必要なヒントがある。
梶山は、2か月ちょっと休んでいてボールを取られたりもしたが、最後の頃は、本来の力を出してきているし、馬場もルーカスとの絡みができる。そういう選手が戻ってきたし、次節は出場停止は何人かいるが、誰がやってもできる準備はしてきた。次はホーム最終戦だし、残り2試合全力をあげて戦い、それが天皇杯につながっていけばと思う」
Q:10人になってから力を発揮することが多いのは「まじめな選手が多い」ということに関係するか?
「一般的に10人になったほうが集中力が増すということはある。今日は10人になって、それも1点リードされている状況だった。選手があきらめずに戦ってくれたことは、本当にうれしく思う。だからといって、いつも10人でやればいいかというと。ただ、怖がらなかった。負けているので、今野は3バックにして自分は上がっていきたいと言っていた。でもまだ後ろにいて、梶山と馬場のところでつないでいけば、チャンスがくるからと。それでもダメなら、今野も上げるつもりだった。
徳永にしても、11人の時より10人のほうが仕掛けていっていた。浄も1人少なくなってからのほうが前にいっていた。同数になっても、誰も余らずに、相手をつぶしていた。そこにヒントがある。ああいう気持ちをもって11人の時から戦えれば、もっといいサッカーができると思う。
やっぱり梶山や馬場という技術があって、ガンバ相手でも簡単にボールを取られない、強気な選手が入ってくることで、リズムが変わったという面もあると思う」
以上













