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【日本代表 vs タイ代表】岡田武史監督(日本代表)記者会見コメント(08.02.06)

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2月6日(水) 日本代表 vs タイ代表
日本代表 4 - 1 タイ代表 (19:20/埼玉/35,130人)
得点者:21' 遠藤 保仁(日本代表)、22' ティーラテープ・ウィノータイ(タイ代表)、54' 大久保 嘉人(日本代表)、66' 中澤 佑二(日本代表)、91+ 巻 誠一郎(日本代表)

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●岡田武史監督(日本代表):

「ワールドカップ予選というか、公式戦というのは非常に厳しいものだと頭ではわかっていたんですけど、先制すれば楽な試合ができるのではないかと思っていたので、自分自身が甘かったという気がしました。下がって守られている中で、スペースがないので動かない。そうすると詰まってしまうので、敵がいても動いてスペースを作るように、狙いどころを中央ではなくサイドに置けとHTに指示しました。それはよくやってくれたんですが、結果から見ると、流れの中からの得点は1点で、セットプレーで3点というのは、まだ課題の残るところがあるかなと。

でも、ここですごく楽な勝ち方をするよりも、自分たちがやらなくてはならないことを(選手も)感じているだろうし、自分自身これからやらなくてはいけないことを明確に出来たんじゃないかと。予選ですから、1試合1試合勝たなくてはいけないので、東アジア選手権はありますが、次のバーレーン戦に向けて対策を考えたいと思います」

Q:FK、CKのキッカーはどのように決めたのか?
「予選は厳しくなると頭ではわかっていたので、セットプレーがポイントだということで、練習はかなりやりました。その中で、キッカーは遠藤か中村ということで練習をしていました。いくつかのパターンをやっているんですが、パターンよりも、その場その場で相手をみて、自分たちをみて、この前ボスニア戦で遠藤から山瀬に出してそこからゴールが生まれたように、そういうフレキシブルを持つようにとやっていました。最後のCKはパターンのとおりだったんですけど・・・。そういう意味では、セットプレーから点を取れたことをまずは喜ばなくてはいけないですが、セットプレー以外で取れなかったことは反省しないといけないと思います」

Q:クロスからシュートに結びついた形がほとんどなかった気がするが、クロスと中央とどちらに問題があったと考えるか?
「前半から、SBまではある程度フリーで行くんですが、ビデオで見ていたタイはもう少し中央が開いていたのが、今日は中に人を集めて守っていたと。逆にキッカーがフリーだと、そこで何かしようと、流れを止める、ノッキングするようなことがあったと。そこから蹴るボールがどうしてもニア引っかかることが多かったので、質もそうなんですが、全体としてチームでクロスから取ろうとしたときに流れが止まってしまっていました。(クロスを)あげてもなかなか取れないなら、もうひとり人をかけるようにとHTにいいました。遠藤と中村が横でサポートではなく前に出て行くことで、キッカーを蹴りやすくするという工夫をもう少し前半からできればと思いました」

Q:先ほど相手が守備を固めてきて詰まった展開のときの指示の話が出ていたが、そういった指示は試合前からしていていたのか?
「試合前には指示はしていません。先に点が取れればある程度そういう心配がなくなるかなと思っていましたが、それは読みが甘かったと思っています。すごいシュートを入れられて同点になって、選手も少し動揺したところがあったと思います。今言われたように、サッカーはセットプレーで入らないときもあるし、欲を言えばきりはないですが、僕たちは常にそういうものを求めていかなくてはいけない、現状に満足するわけにはいかないので、あれだけ頑張った選手には酷かもしれないですが、それを反省点として言いました」

Q:3-1になった後の交代を見ると、もっとゴールを取れと言うことだったと思うが?
「もちろんここで守りきろうという選手はいなかったと思います。特に攻めろと言ってはいませんが、サイドまでいったときにターゲットがいなくてあげにくいのかなと思ったので、巻をいれました。播戸に関しては、ずっと練習で調子がよくて、何かやってくれそうな気がしたので。バン(播戸)はわかっていると思うんですが、『点を取ってこい』と。そのためには巻の近くを走るようにといっていました。全てが全てうまくいくわけではないと思いますが、少し高原がうまくあっていない場面があったので、オプションも試しておかなくてはいけないかなということもあって、試しました」

Q:タイについての感想は?
「前日に、2人の中心選手が出られないというアクシデントにもかかわらず、ファイトをして戦ってきて、正直驚かされました。今まで練習試合のビデオをほとんど見ましたが、公式戦となるとここまで頑張れるんだという印象です。規律をもった組織的なチームだという印象を受けました」

Q:東アジア選手権が目前に迫っているがメンバー選考は?
「東アジアの登録は35名枠をだいぶ前に登録しなくてはいけなかったんです。その時点で、公になるということだったので、今のメンバーを外すことは考えませんでした。それプラス何名かはいれていますが、基本今のメンバーが中心になると思います。明日の午前中には決めたいと思っています」

Q:試合後に選手にはなんと声をかけたのか?
「先ほど言ったような、ワールドカップ予選というのはそんなに簡単なものではないと。勝ったことはすばらしいことだが、自分自身にも甘さがあったかもしれないという話はしました。あとは、チームに帰って続けてもらいたいことを話して、短い時間で終わりました」

Q:今日前半の途中から、遠藤と中村が今までと逆に並んだが、あれは監督の指示なのか、それとも選手の判断なのか?
「選手の判断です」

以上

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【グループB 他試合結果】
オマーン 0−1 バーレーン

※この結果、日本が得失点差でグループB首位に立ちました!
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