3月8日(土) 2008 J1リーグ戦 第1節
鹿島 4 - 0 札幌 (16:03/カシマ/28,152人)
得点者:50' 新井場徹(鹿島)、64' 新井場徹(鹿島)、70' マルキーニョス(鹿島)、89' 佐々木竜太(鹿島)
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●本山雅志選手(鹿島)
Q:前半は苦戦したが?
「相手がものすごく運動量を増やしてプレスに来たんでボールを回せなかった。ドリブルをしたり緩急をつけたりワンツーをしたりすれば崩せると思っていたけど。前半やって形は見えてきていた。後半になって、監督の指示で(内田)篤人へのサポートをプラスすることとサイドを使うことを意識したら、真ん中が空いて突破できた。サイドも使えた。後ろがしっかりハイボールに競り勝ってくれたし、うまく処理できたと思う。
1点取れてやりやすくなった。1点目を取るまではどういう形でも早く取りたかったけど、監督に焦るなと言われた。焦りが見えているぞ、と。少し緩急をつけながら早く行くところは行くようにしたらうまくいった。
開幕戦は勝つことが大事。ゼロックススーパーカップでの悪い流れを断ち切る意味でも勝つことが大事だと監督も言っていた。個人的には前半は運動量が多くなかった。あとダヴィに抜かれたところはしっかり行ったつもりなのにやられた。反省したい。次はACL。今は疲れていないけど、明日になれば疲れが出るかもしれない。しっかり休養して回復させたい。まだリーグ戦1試合が終わったところ。34分の1だと思う。1試合1試合危機感を持って戦わないといけない。気を抜くといつの間にか脱落しているということはよくあるから」
●小笠原満男選手(鹿島)
「こっちが落ち着いてボールを回してタテに入れてというのを続けていたら、後半になって相手が落ちてきた。うまくできたと思う。去年はスタートが悪かったから今年はいい入りをしようという気持ちはみんなあったんじゃないか。前半は札幌がかなりプレスに来たけど、こぼれたボールを拾ってその中でチャンスを作っていけばいいと思っていたら、実際に利いてきた。試合運びがうまく行ったと思う」
Q:PKを外したが?
「そんなのありましたね(苦笑)。忘れるくらい点を取ってくれたから。マルキーニョスも外した? あれは蹴りたそうだったから。ボールを持ってたから無理やり取り上げるのもね。信頼して任せたけど外しちゃったね(笑)。
2点目を取った後も攻め続けたが、そういうことが大事。3点目を取りに行って、さらに4点目も行くことで相手にダメージを与えた。ゼロックススーパーカップでは2点目を取った後、それができずに2点を返された。同じことをしてはだめだと思っていたし、3点4点と行けてよかった。
今日は相手がロングボールを蹴ってきて、競ったボールを拾わないといけなかった。自分はDFの前にいてあげて、前のMFの2人(野沢と本山)には攻めに力を注いでほしかった。ボールを失った後すぐにボールを奪うのは今の自分のテーマでもあるし、チームのテーマでもある。自分は攻めたいのを我慢してチャンスを見ながら出て行くようにしている」
●青木剛選手(鹿島)
「PKを取った時もサイドからいいボールが入ったし、サイドを多く使えば中も開いてくる。最初から中・中を意識しすぎると外がうまく使えない。そうやって臨機応変にやることが大事だと思った」
●中後雅喜選手(鹿島)
「今は(試合中にボールが当たったので)左目があんまり見えない状態。これから病院へ行きます」
Q:徐々にセンターバックの役割がスムーズになってきたが?
「慣れてきた部分もあるし、それなりにできたとは思う」
●田代有三選手(鹿島)
「今日は点を決めなきゃいけなかったですね〜。(試合中にボールが当たったが)目は大丈夫でした。前半は相手がすごい頑張っていたけど、後半はスキが空いてきた。DFとDFの間が後半は空いていた。どんどんラインも下がってスペースも広がった。向こうの守備陣もどうしようという感じだった。チャンスがあったからこそ決めたかった。マルキーニョスのアシストは、ああいうプレーはあれでいい。続けていきたいと思う。先週のゼロックススーパーカップでの結果がよくなかったし、前半は先制点が欲しかった。なかなかそれが入らなくて攻めにくかった。後半セットプレーで点が入ってラクになった。思い切ったプレーもできたし。新井場さんは普通はセットプレーの時にはいない。そういう選手が入って点を取れたことで攻撃の幅が広がればいい。サイドバックが得点できることは強味だと思う。新井場さんの2点目にも絡んだのは、中後にもボールが行ったけどセンターバックとサイドバックの間が前半からすごく空いていた。そこを狙って蹴ってくれと言った。狙い通りだった。マルキー(ニョス)もそのことを分かってポジションを取った。新井場さんも上がってきてくれたし、狙い通りにやれたプレーだった。中後も何回もこっちも見てくれていいボールを上げてくれた」
●新井場徹選手(鹿島)
「前半はチームとしてうまくいかなかったけど、後半はしっかり修正できた。いいスタートが切れたが、先週は後味の悪いゲームをしたんで、よく切り替えて戦えたと思う。前半はやりながら不安もあったけど、終わってみると最終的には守備もよかった。ゴールシーンは2人が抜けたんで、たまたまセットプレーに入った。ゴールが入ると思わなかった。自分が決めたとも思わなかったし。あんまり実感がないですね。相手もかなり僕らをケアしてスペースを埋めていたんで、前半は入っていくスペースがなかった。ハーフタイムにどう崩すか話したけど、前半にスペースがなかったことが誤算だった。正直、前半はもうちょっと簡単に裏をつけるかなと思った。相手も僕らのことをかなり研究していたし、もう少しタイミングとかを考えないといけないと思った。今日は引き分けちゃいけないゲームだったし、点を取りに行こうと思った。前半は正直、うまくいかなかった。自分の2点目はセンターバックとサイドバックの間をつねに狙っていた。後半になってうまくチャンスになって抜けてきてゴールにつながった。次はACLだけど、まだリーグ戦1試合が終わったばかり。明日移動するけど、アジアでの試合は未経験の選手も多い。気持ちを切り替えてやりたい」
●マルキーニョス選手(鹿島)
「今日の勝利でいいスタートが切れた。この調子でこれからもやっていければいい。
とてもいいゴールを決められた。この調子で決め続けて勝利に貢献したい。PKはどの選手も緊張するもの。外したからといって調子を崩すのはよくない。切り替えて次のチャンスを決めてやると強い気持ちでやったことが点につながった。今年の目標はアジアを優勝し、クラブワールドカップに出ること。Jリーグも優勝し、得点を狙いたい」
●平岡康弘選手(札幌)
「今日の試合を受けての課題は、まずサイドからのセンタリングに強くなること。セットプレーで失点したことでリズムを壊してしまった。セットプレーはもっともっと大事にしていかないといけない。あとディフェンスラインも修正していきたい」
●芳賀博信選手(札幌)
「前半は非常によかった。セットプレーで失点したが、後半になってカバーがずれて来た。ずっと研究してきたけどやられた。間延びしてしまった。この試合を通じてJ2とは違うことを全員が分からないとダメだと思う」
●ディビッドソン純マーカス選手(札幌)
「1点を取られたのが大きかった。(GKの佐藤)優也がPKを止めた後、心のどこかにスキがあった。前半は思い通りの展開だったんですけど…」
以上













