今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第3節 F東京 vs 京都】プレビュー:1年ぶりの味スタに、泣き虫DF吉本が帰ってくる。京都の強力FW陣と激突(08.03.30)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3月30日(日)J1 第3節 F東京 vs 京都(14:00KICK OFF/味スタ
-ゲームサマリーはこちら-
-味スタへ行こう! スタジアムガイドはこちら-

-★勝敗予想ゲーム!J1第3節は30日13:00締め切り!-
----------

 F東京と京都は、ともにリーグでは1勝1分の負けなし。好調をキープする両チームは明日14時、満開の桜に囲まれたホーム・味の素スタジアムで対戦する。

 F東京は、京都のシジクレイを中心とした守備網を素早い攻撃で崩す。今週のトレーニングではパスの優先順位を意識し、FWへ素早いパスを送ることを徹底させた。前線への供給役のボランチで先発出場が濃厚な金沢浄は「判断に間違いがないようにしたい。偏りすぎないようにやらなければならない」と話し、単調にならないよう警戒を促した。

 京都は、J2を戦ったメンバーと新戦力がかみ合い好調を維持している。特に、柳沢、佐藤、シジクレイが加わったセンターラインは強力。屋台骨がしっかりした京都にブレはない。「ゲームに入る時と、追いかける時。試合展開や時間帯によってやり方がハッキリしている」と、城福監督。早稲田大の先輩である加藤久監督が確立させた京都の戦術を分析し、「それにはまらないことがポイント」と話した。
 また、京都の前線には高さを武器にする田原、オールラウンダーの柳沢、速さのパウリーニョと様々なタイプのFWが揃う。その強力FW陣に対してF東京は2年目のDF吉本一謙をぶつける。

 前節新潟戦、試合終了の笛の瞬間だった。こらえていた涙が、DF吉本一謙の頬をつたった。「ほっとしました。すかしてはいましたけど、緊張していましたから」
1年前に流した涙とは違っていた。ほろ苦い記憶。プロ1年目の昨季は、開幕戦に先発メンバーとして抜擢されたものの、前半29分の途中交代でピッチを離れた。その後1年間、吉本が再び、リーグ戦のピッチに立つことはなかった。1年前の悔しさをぶつけた自身初勝利。人目もはばからず泣いた。とめどなく流れる涙を拭った吉本は新潟戦後、恩師に電話をかけた。
「良かったな、勝ったじゃんか」。電話越しに伝わるやさしい声の主は三浦文丈現FC東京U−15むさしコーチだった。吉本が昨季サテライトリーグや、練習後の居残り練習で多くの時間をともに過ごしてきた恩師。三浦コーチは昨季、無念の途中交代を味わった吉本を気づかい鼓舞し続けてきた。

 「俺たちがやるしかないじゃん」。三浦コーチは現役時代、F東京がチームの危機を迎えたとき、必ず選手たちにそう伝えてきた。三浦コーチは一昨季で現役を引退し、トップチームのコーチとして選手と分け隔てなく接してきた。だが、吉本を見過ごすことはできなかった。「やるしかないじゃん」。三浦コーチは現役時代と同じ一声を吉本に伝えていた。吉本は1年間、トップチームのゲームに出場することはなかったが、課題を必死でこなしてきた。そして新潟戦でそれまでの悔しさを晴らす活躍を見せ、1年越しに感謝の言葉を伝えた。
「フミさんに喜んでもらえたなら嬉しいですね。これからは結果にこだわっていきたい。まだ自分がきわどい位置にいることに変わりはない。だから、僕はやるしかない」(吉本)

 リーグでは2戦連続出場が濃厚となった吉本は「ユウヘイさん(徳永)から『また泣くの』ってからかわれるんですよね。でも、僕は元々そういうキャラなので」と笑う。1年前の悔しさを味わった、味スタのピッチに再び吉本が帰ってくる。泣き虫DFはホームのピッチで、不名誉な過去の自分を返上する。

以上

2008.03.29 Reported by 馬場康平
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着