4月2日(水) 2008 J1リーグ戦 第4節
京都 0 - 1 柏 (19:04/西京極/8,192人)
得点者:23' 李忠成(柏)
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一瞬の隙を突かれゴールを奪われた。だが、その一瞬を作るため柏は全員が走り、ボールに集中していた。
柏は古賀正紘が怪我から復帰し、中央を固めた。迎え撃つ京都は西野泰正が開幕以来の先発を果たし、ターゲットを任される。
お互い中盤で激しいプレスを掛け合う内容。京都は柳沢敦、西野泰正、サイドの徳重隆明といった前線を狙い、柏も前線の李忠成へとボールを送ろうとする。ただ、柏の方が横のつなぎの意識が高く、そのつなぎが、李忠成と鈴木達也が京都ディフェンスと駆け引きする時間を作り、後方から大谷秀和がスペースへ飛び出すタイミングを作った。それが、この試合の伏線となり、23分、スコアが動いた。
柏が左サイドでディフェンスから茂原岳人につなぐと、李忠成が京都ディフェンスの裏へ巧みに走り出す。そこに茂原の浮いたパスが入り、李忠成の今季初ゴールへとつながった。中盤の攻防で遅れを取り京都は失点を招いた。
これを受けて加藤久監督は「パスワークが上手く視野の広さがある」とアタリバを早々の37分に投入し、中盤の安定を図る。するとアタリバがこれに応え、中盤でタメを作る。
後半は京都がペースを握る。渡邉大剛を前線に配置し、62分に田原豊を投入すると渡邉大剛を左サイドに戻し、右サイドの平島崇と共に両サイドを高く保たせ攻撃の手を緩めなかった。
後半、京都のシュート数は9、さらに柏のゴールキック数も9と、数字が表すように京都が柏を攻め立てた。だが、柏の守備陣の粘りに結局ゴールを割ることが出来ずタイムアップ。京都は今季初黒星を喫した。
試合後の会見で加藤久監督は「結果は残念、だが、やろうとしていることは表現できた」とサッカーの内容には胸を張り、「我々のステップになる」(加藤監督)と、次へ切り替えた。
課題は、選手の多くが口に出した数試合続く「前半の失点」。ただ、その要因について、試合直後は選手それぞれから様々な意見が聞かれ、チームとして失点を減らすために何が必要か、ということを監督が明確に打ち出す必要があることを感じさせた。
そして、スタンドから見て、気持ちの面、特に球際の厳しさ、前に出る力強さで柏が上回っていたように見えたのは大きい。疲労があるのは分かるが、気持ちで負けたのは、それをホームで見せたのは悔しいところだろう。
懸念としては、危機感だろう。次に敗れると連敗ということになる(次節4/5対川崎F@等々力)。対川崎Fで6連敗中の京都、厳しい試合になるのは目に見えている。それを考えると今節の敗戦は非常に痛いはずだ。内容が悪くなかったと胸を張るのは良いことだろうが、次節は絶対に負けられないという危機感も、監督・選手からもっと伝えてほしかったのも事実。今節の敗戦と次節の結果は今季の大きな節目となりそうだ。
準備の時間少なく、しかも、次節はアウェイ。京都の踏ん張りに期待したい。
以上
2008.04.03 Reported by 武田賢宗
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