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【J1:第5節 鹿島 vs 千葉】プレビュー:本山が出場停止。小笠原も欠場の可能性がある中、今季公式戦7連勝に挑む鹿島。千葉戦で問われる「チームの総合力」。(08.04.04)

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4月5日(土)J1 第5節 鹿島 vs 千葉(14:00KICK OFF/カシマ
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 2日の前節・アルビレックス新潟戦で、パス回しの速さ、チームとしての連動性など圧倒的な力を見せつけ、2−0で完勝した鹿島アントラーズ。これで3月8日のJ1開幕・コンサドーレ札幌戦からの公式戦連勝記録も6に伸びた。昨季からのリーグ戦連勝も13となり、今の彼らはまさに無敵状態だ。しかし明日5日のJ1第5節・ジェフユナイテッド千葉戦では、中盤の大黒柱の1人である本山雅志が出場停止。さらには、絶対的なチームリーダーである小笠原満男も左太もも痛を訴え、ピッチに立てるかどうか微妙な情勢になってきた。ここまで際立った安定感を誇った中盤を支える2人の離脱はチームに大きな影響を与える。今回の千葉戦は「総合力」が問われる一戦になりそうだ。

 今季の鹿島は昨季2冠の実力をいかんなく発揮している。チームのベースも確固たるものがあり、選手たちは迷うことなく自分たちのスタイルで戦っている。守護神・曽ヶ端準と最終ラインの安定感、小笠原らで構成される中盤の連動性、マルキーニョスらFW陣の決定力…。どれを取っても穴が見当たらない状態といえる。リーグ戦4連勝・勝点12という結果は彼らの実力を如実に現している。

 新潟戦では、開幕から公式戦5試合9得点という驚異的なゴールラッシュを見せていたマルキーニョスの連続得点がストップする一方、今季リーグ戦でノーゴールが続いていた田代有三に待望の1点が生まれた。今年は古傷の左ひざ痛に角膜の傷による視界不良など、彼はさまざまなトラブルに見舞われていた。初めて経験する日本代表との掛け持ちも大きな負担となり、ここ最近は本来のスケールの大きなパフォーマンスが影を潜めていた。しかし新潟戦では打点の高いヘッドが戻ってきた。それをお膳立てしたのが内田篤人というのもプラス要素。内田も田代同様、日本代表とクラブの過密スケジュールで疲労困憊だったからだ。今季は積極的なオーバーラップがあまり見られなかったが、新潟戦でのアシストで自信を取り戻したはずだ。

 一方、小笠原から今季初得点が飛び出したのも大きい。ミドルシュートが新潟GK野澤洋輔に当たって入ったラッキーゴールではあったが、やっと生まれた第一号に彼自身も安堵しているだろう。イタリアから復帰した昨夏以降はボランチとして守備的役割を担っているが、もともとは攻撃センスあふれる選手。その才能を改めて示す1点だった。

 けれども、その小笠原が千葉戦に出られない可能性が出てきた。新潟戦で左太ももを痛めたからだ。出場の可否は4日中に判断されるが、9日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の大一番・北京国安戦があることを考えると、オズワルドオリヴェイラ監督も無理をさせないと見られる。加えて新潟戦で退場した本山も出場停止。鹿島は昨季2冠の原動力となった2人を欠くという正念場に立たされるのだ。

 小笠原のポジションは伊野波雅彦、中後雅喜、増田誓志と複数の候補者がいる。守備的に行きたいのであれば伊野波か中後だし、攻撃的な戦いを挑むなら増田だろう。そのあたりは指揮官の胸三寸といったところだ。本山の代役には今季絶好調のダニーロが有力視される。彼が入ればゴールに向かう動きが増え、マルキーニョスとのコンビプレーも多くなる。本山の献身的な守備が失われるのは痛いが、ダニーロの攻撃センスはチームを活性化するはずだ。いずれにしても、選手を見る目に長けた知将・オズワルドオリヴェイラ監督のこと。最良の判断を下すに違いない。

 対する千葉だが、4試合終了時点で0勝2敗2分の勝点2で16位と厳しい状況に置かれている。が、シーズン開幕前に新加入の苔口卓也、馬場憂太、新居辰基らが立て続けに負傷。ヨジップクゼ監督もチーム作りに苦しんだ。選手を入れ替えつつ、基本布陣を3−5−2から4−4−2に変化させるなど、ここまではかなり流動的な戦い方を強いられていた。若い選手たちも頭角を現すなど、指揮官の種まきは徐々に実になりつつある。

 ここにきてケガ人も戻り始めた。加えてレイナウド、ボスナー、フルコビッチの外国人トリオも機能し始めている。特にシーズン途中に加入したフルコビッチは自身初のリーグ戦となった2日の前節・ヴィッセル神戸戦で切れ味鋭いパフォーマンスを披露していた。「まだまだ日本のサッカーに慣れる時間はかかるが、裏を狙ったり、危険なゾーンを突くことはできた」とクゼ監督も前向きに評価。彼の攻撃センスは鹿島に脅威となりそうだ。
 神戸戦を見る限りだと、前半の試合運びは決して悪くなかった。ボスナーと斎藤大輔が率いる最終ラインは安定しており、右サイドでスタメンを確保した松本憲も持ち前の速さを生かして果敢にアタックしていた。下村東美と中島浩司の両ボランチもいいバランスを保ちながら、相手の中盤を封じていた。ターゲット役としての巻誠一郎も存在感を発揮した。そのいいサッカーを90分間コンスタントに続けられないのが今の千葉の弱点ではあるが、クゼ監督の目指す堅守とアグレッシブな攻撃の片鱗は見えつつある。

 鹿島としては彼らの良さを出させず、いち早く主導権を握ることだ。ここまで積み重ねてきたものを出し切れば、上り調子の千葉相手といえども、簡単には勝機を見出せないだろう。ここで確実に白星を重ね、今季公式戦7連勝という結果を引っさげ、来週9日のACL・北京国安戦へとつなげたい。

 5日の鹿嶋地方の天候は晴れ、気温は18度まで上がる見通し。雨で寒かった先週末とは打って変わってサッカー観戦日和に恵まれる。ぜひ多くの方に足を運んでほしい。

以上
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