7月5日（土） 2008 J2リーグ戦 第24節
湘南 0 - 1 水戸　（19:03／平塚／4,973人）
得点者：56' 荒田智之（水戸）
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●木山隆之監督（水戸）：

「おつかれさまです。最近4連敗していてなかなか、ゲーム自体はそんなに悪いゲームはしてないが勝てないゲームが続いていた。
今日は本当に選手たちがなんとか（連敗を）断ち切ろうという大きなモチベーションと勇気をもって戦ってくれたので勝てたと思います。
最近前半の失点が多いこととアウェイなので、まずしっかり守備をすることから入った。後半もう少し自分たちで前に出て行けるかなと思ったが、やはり湘南も運動量と技術があるので、自分たちが思ったように攻撃できたとは言いづらい。ただそのなかでもチャンスをしっかり決めて、退場者が出たこともあり、その後は粘り強く戦った。
選手たちはおそらく退場者が出てからの残りの時間の使い方などに課題を感じてる部分もあると思うし、勝ったことに喜びすぎず、課題をひとつずつ克服してつぎのゲームに臨んでほしいと思います。ただ今日、選手たちはよく走ったし粘り強く戦ったので、価値のある勝利だと思います」

Q:湘南のアジエル選手と石原選手に仕事をさせなかった印象ですが。
「彼らは縦への動きでボールを引き出せる。もちろん湘南は中盤でボールを繋ぐこともできるが、ある程度長いボールをDFラインから入れてくるのはここ最近の傾向としてわかっていたので、ビジュに2トップにボールが入ったあとに足元で自由にプレーさせないようなポジションにいなさいということはトレーニングからやっていた。それがうまくできたことと、そこにビジュがいるので、裏のケアをしていて足元に受けさせたときに自由にプレーさせなかったことがすごくよかったんじゃないかと思います」

Q:ビジュの交代については。
「ちょっとケガで代えざるを得なかった。中村に関しては、やるべきことは伝えたが、スクリーンとパッキング＝トップと挟み込むプレーに関してはすこし不満の残る出来だったが、難しい時間帯だったので致し方ないかなと思います」

Q:ここ最近の村松選手の出来については、どのように感じていますか。
「彼のパスの能力は非常に高いと思っていて、ただうちは守備をしっかりやっていくなかで、ボランチとしての守備力に関してはまだまだという感覚を抱いていてなかなかスタートで使えなかった。
だが最近はすごく守備が上達しているし、運動量も増えている。そういう面で今まであまりできなかったことがしっかりできるようになってきたことによって、ボールを持ったときに自信と余裕をもってプレーしてるんじゃないかなと。彼はいますごく成長してるなと最近のトレーニングやゲームで感じています」

Q:ボールを持つなかで、今日は湘南がボールに来ることができなかったと感じますか。
「どうなんですかね。ベンチサイドで『バイタルに行け』という菅野監督の声は聞こえていたが、たしかにあまり来なかった。潤（村松）が何度か、いいかたちには繋がらないけどしっかりと裏を狙ったスルーパスを前半から見せていたので、取りに来づらかった部分もあるのでは。あとはポジショニングの問題だと思う。いいポジションでつねにボールを受けようとしてたし。そのへんは彼のよさかなというふうに思います」

Q:ひとまわり半して、他チームの印象はどうですか。
「今ふたまわり目に入って、第1クールは2勝しかできなかったが、勝てなかった相手に第2クールは勝ってきてるし、まだ（同一チームに）2敗はしてないので、少しずつ自分たちも成長しているとは感じる。
広島に関しては1−2だったが、ポゼッション率などを比較したら完敗だったかなと思うが、それ以外の負けはそんなにゲーム自体負けてるとは思わないので、自分たちも自信をもって戦えばやれるんじゃないかという想いは僕にはあるし、選手にも当然あると思います」

以上