「今季こそJ2優勝、そしてJ1復帰を」と、誰もが誓うC大阪。8日にホームの長居で行われた大事な開幕戦では、難敵・鳥栖を相手に、MF乾貴士の3得点に絡む活躍や、DF江添建次郎、石神直哉のJ初ゴールなどで、4-1と快勝。2009年シーズンのスタートを幸先よく切ることができた。
その勝利から一夜明けた9日、C大阪の先発メンバーは試合後のリカバリーということで、ランニング主体の軽めのメニュー。そのほかの選手たちは、今季からJリーグに参入した岡山とのサテライトリーグ戦に臨んだ。
前日に長居のピッチを駆け回った選手たちは、鳥栖にいい形で勝てたこともあってか、一様にリラックスした表情。DF前田和哉は「鳥栖戦では我慢しながらミスなくポゼッションができ、チャンスを作ることができた」と初戦の内容を評価。「(攻撃参加も)チャンスがあればどんどん行かせてもらっているし、今度はエゾ(江添)のようにセットプレーでも点を取りたい」と、昨年はできなかったゴールへの欲も見せていた。
また、鳥栖戦では攻守に素晴らしいプレーで会場を沸かせた新戦力MFマルチネス。決まりこそしなかったが、強烈な左ミドルを何度も見せてくれた。「自分のシュートには自信がある。今後決めていけるよう、練習を重ねていきたい」という背番号10の左足には、今後も注目したい。
一方、サテライトリーグ戦でC大阪はスコアレスドロー。FW西澤明訓、柿谷曜一朗、MF濱田武、DF藤本康太ら、トップと遜色ないメンバーをベースに、序盤こそ前日の鳥栖戦同様にボールポゼッションを高めて攻め込んだが、新参者・岡山のモチベーションの高さ、ハードプレスの前に、次第に苦戦。ミスからピンチを招くシーンも見られた。それでも、レギュラーの一角を奪い取りたい選手たちはアピール。試合終了間際には濱田のパスを受けた柿谷が、絶妙な胸トラップから左足を豪快に振り抜いたが、惜しくも枠を外れ、悔しさをにじませた。
勝つことはできなかったが、レヴィー クルピ監督も「トップと変わらないくらいハードワークを見せてくれた」と選手たちを称賛。「ここからも、リザーブだけでなく、先発に入る選手がどんどん出てくると思う」と長くタイトなJ2リーグ戦で、さらに選手が台頭して活躍してくれることを望んでいた。
また、このサテライトリーグ戦ではC大阪U-18に所属するMF扇原貴宏が途中出場を果たし、左サイドハーフでプレーした。1週間前の練習試合でもC大阪U-18のFW杉本健勇が出場し、2得点するなど活躍している。彼らユースの選手たちも、いつでもトップと遜色ないプレーができる力を持つだけに、今後が楽しみなところ。今季のC大阪は、いつになく見どころが多くなることだろう。
以上
⇒J2日記コーナーTOPへ
2009.03.10 Reported by 前田敏勝
J’s GOALニュース
一覧へ- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













