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【J2:第7節 水戸 vs 岐阜】プレビュー:2点取ったら3点目を狙う。それが水戸のサッカー。圧倒的な攻撃姿勢で、勢いに乗ったら怖い岐阜を迎え撃つ!(09.04.10)

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4月11日(土)J2 第7節 水戸 vs 岐阜(13:00KICK OFF/水戸
スカパー!生中継 Ch182 12:50〜(解説:三浦俊也、実況:田中雄介、リポーター:高木聖佳)
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「息の根を止めるべきだった」。木山隆之監督は振り返る。前節草津戦、序盤こそ動きが硬く、相手に先制点を許したものの、その後は完全に水戸ペース。前線からのプレスがはまり、草津のパスワークを封じることで主導権を握り返し、スピーディーな攻撃から何度もチャンスを作った。そして、25分、61分にゴールを決め、逆転に成功。そのまま一気に引き離すかと思われた。
 だが、そこからの戦い方が稚拙であった。「攻めるか、守るかどっちつかずになってしまった」(木山監督)水戸は草津の反撃に対して受身になってしまった。そして、守備の連携ミスを突かれて失点。ほとんどの時間を自分たちのペースで進めながらも、引き分けという結果に終わることに。「勝てる試合だった」と高崎寛之が唇を噛み締めたように勝点2を逃したと言える戦いであった。

 同じミスを犯さないためにも木山監督が言い放ったのが冒頭の言葉だ。続けて「大切なのは自分たちがどういうスタンスで戦うのかということ。もっと攻めるべきだったし、チームとして前に行くべきだった」。今年の水戸のスローガンは「前へ。」。1点を取ったら、2点。2点を取ったら3点を狙いに行くことこそ、今季の水戸の目指すべきサッカー。「どっちつかず」なんてあり得ないのだ。

 そうした攻撃姿勢をさらに強く出すためにも前節終了後に吉原宏太が「もっとパスをつながないといけない」と苦言を呈したように、ポゼッションする時間を長くすることが重要になってくる。前節、完全に中盤を支配しながらも「高崎の高さに頼りがちになっているところがある」と森村昂太が言うように縦に速い攻撃が多くなり、単調な攻めが続いた。前線には荒田智之と吉原というDF裏を狙う動きに長けた選手を並べたものの、うまく間合いを作ることができず、彼らの力を生かしたとは言いがたかった。ただ、今節は高崎が出場停止で、前節同様荒田と吉原の2トップが予想される。今節こそ2人の動きを生かすためにも中盤でボールをうまく動かすことが必要となってくるのだ。前節の課題を克服すれば、チームは新たなステップに進むこととなる。「今週はボールを動かす練習をやった」と語る木山監督はさらにこう付け加えた。「連動したプレスでボールを奪ってからボールを自由に動かせれば、岐阜に対して負ける要素はない」。今まで培ってきた絶対的な自信を胸に挑む一戦。水戸の強さが本物であることを見せ付けたい。

 ただ、岐阜は難しい相手だ。「いいときと悪いときの差が激しい二面性のあるチーム」と木山監督は評す。前線から激しくプレスをかけ、ボールを奪ってから中盤でテンポのいいパスワークで相手を翻弄する試合もあれば、全体が引いてしまい、ロングボールを蹴るだけの試合もある。今季大幅にメンバーを入れ替え、大卒選手が大半を占めるという若いチームに生まれ変わった岐阜。若さゆえ戦い方が安定しない分、乗ったときの爆発力もあるチームと言えよう。「いい戦いをしてくると仮定して戦わないといけない」と木山監督は気を引き締める。

 思い出されるのは昨季の戦い。ホーム笠松で水戸は岐阜に対して2戦2敗。2戦とも1−3、1−4と大敗を喫した相手である。笠松で異常なほど強さを発揮するのが昨季の岐阜であった。「岐阜は点を取れてないけど、攻撃は悪くない」(木山監督)だけに勢いづかせると怖い相手。それだけに「ウチは受身にならないことが大事。ホームでは自分たちから前に出ることが掟」と木山監督は岐阜以上に勢いを出して戦いに挑むことを誓った。

 そんなチームを後押しするためにも今まで以上のサポーターの力が必要だ。前回のホームゲームでは4連勝がかかった試合でありながらも観客動員は2,037人にとどまった。「もっとお客さんが来てほしい」と荒田は切実に訴える。もし、この試合に来ようか迷っているのならば、黙ってスタジアムに足を運んだほうがいいだろう。それだけのサッカーを今、水戸は見せている。決して期待は裏切らないはず。エンターテインメントあふれる「笠松劇場」が君を待っている。

以上

2009.04.10 Reported by 佐藤拓也
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