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【J2:第17節 仙台 vs 横浜FC】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(09.05.23)

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5月23日(土) 2009 J2リーグ戦 第17節
仙台 2 - 1 横浜FC (13:04/福島/8,718人)
得点者:58' 梁勇基(仙台)、77' 中原貴之(仙台)、89' オウンゴ−ル(横浜FC)
スカパー!再放送 Ch181 5/24(日)04:30〜(解説:菅野将晃、実況:守屋周、リポーター:村林いづみ)
勝敗予想ゲーム
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●手倉森誠監督(仙台):

「前節の負けから入ったゲームだったが、対戦する横浜FCもまた最下位に低迷するチームで、勝ちに飢えているチーム。一方で我々はここ2試合1分け1敗で乗り込んできたということで、勝ちに飢えているチームであり、そうした対戦になった。
 今日のゲームでキーになるのは、仕掛けとリスクマネージメント。あとは守備によるオーガナイズとブロックというところで、もう一回昨日のうちにこの2日間の短い時間のうちに確認して、それをやっていれば、手堅いサッカー、7連勝していたときの自分達を取り戻せるという話をした。
 前半に点を取れずにじれそうなところも、じれて負けた反省を生かしながら、我慢しながら、後半にいい時間帯で梁が点を取ってくれた。その後のゲームの進め方も、勝ち続けていた頃のベガルタだったし、最後の1点は少し悔しいものだったが、今日勝ったことで、改めて勝点3の大きさを実感できたゲームだった。第1クールをしっかり締めて、次の第2クールから、第1クールを上回る勝点を取るためにみんなで頑張っていこうという話をして、さっき締めてきたところだ。まず、今日は勝てて良かった」

Q:今日は後半の入り方が前に比べアグレッシブだったが、どのような指示を出したか?
「やはり、勝点3を取れなかったゲームは少し攻撃でも守備でもお互いの間延びというものがあった。そのような試合をしていると、後半にスイッチを入れられないような消耗をしていた。
 今日に関しては、前半にDFラインからFWまでのコンパクトさを保ちながら、それぞれの運動量をお互いが分け合いながらサッカーをしたおかげで、後半に点を取るためには少し無理をしないといけないと話をしたところで、無理をするタイミングでスイッチを入れて、入っていけたと思う。ボールの動かし方であったり、ユニットを破るランニングであったりというところで、ここ2戦にはなかった出方が、後半にはあった」

Q:たとえば梁選手のドリブルからのゴールには、その点があらわれたものか?
「梁は風を計算したループ気味のシュートで、あれくらい長く走った後にあれくらい集中してシュートを蹴れるというのは、やはり彼の成長だと思う。彼のそういうパフォーマンスに引っ張られるように、みんなも集中したいい崩しをしてくれていたと思う。本当に、チームを牽引してくれる、いいパフォーマンスだったと思っている」

Q:今日の勝利で監督がJ2通算30勝、チームもJ2最多の164勝になったが、この記録については?
「この前に『勝てば30勝』というものを見てから勝てなくなっていたので、忘れていて良かったと改めて思った。まだまだ勝ち星は積み重ねていきたいと思うし、J2での連勝記録を伸ばして、J1の舞台に上がらなければいけない」

Q:第1クールで11勝という結果を残したことについては?
「湘南、甲府、セレッソに負けた時点で、目標を勝点35から36に設定して挑んできて、今度は勝ち続けてきたときに、そのハードルを上げて40にしたが、当初の予定を下回らなくて良かったと思っている。ただやはり、落としたゲームを振り返ってみると、あまりにももったいないゲームが多すぎたので、そういう思いを繰り返さない戦いを第2クールでできれば、第2クールこそ勝点40を目指して戦っていきたいという気になっているし、選手からもさっき試合の終わった後のミーティングルームで口々に「第1クールを上回ろう」という話が出ていたので、本当に、一回区切りをつけて、また新たなスタートのつもりで頑張っていきたいと思う」

Q:西山選手の投入意図と、評価を。
「西山が出る前に、あの左サイドで中原や平瀬、梁や関口が絡んで、ボールワークでの崩しをやれていて、明らかにあのポジションはボールの収まりどころだった。西山にはそこで受けて一人で勝負するように言った。本当に、観客を沸かすようなプレーをしてくれているし、今日みたいな入り方ができれば、もっともっと使える時間を長くしていけると思う。決定的にディフェンスを破ってシュートまでいける力は、あの時間帯から出られればある。あとは、左足のキックは梁や関口に劣らないので、もっともっと使っていきたい」

Q:第2クールで第1クールの勝点を上回るために修正すべきことは?
「常にバランスを失わないこと。心理的なバランスや、攻撃と守備のバランスを常に崩さないように、ずっとやっていかなければいけない。勝ち続けていたことでマークの甘さが出ていた。そこにはチームとしての連動性に欠けた守備もあったので、常にバランスを意識したトレーニングをして、これからの1試合1試合、バランスを崩さないで戦っていく。あとは、突破のところのスイッチの入れどころを、もっとみんながチームとして共有していかなければいけない。
 J1昇格の可能性のある順位につけているというところでは、今のところはいいかとは思うが、やはり第2クールが重要になってくる。第1クールはもう過ぎたことだが、第2クールで第1クール以上の勝点をあげるには、暑さというまた違った環境の中で戦わなければいけない時期をチームで戦うことが重要。勝点3を常に取り続け、第2クールの終盤にはJ1の匂いをサポーターに届けられればと思う」

以上
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