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【J1:第13節 G大阪 vs 鹿島】レポート:G大阪にとっては痛すぎる敗戦。鹿島の『堅守』に沈み、勝点差を縮められず(09.05.24)

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5月24日(日) 2009 J1リーグ戦 第13節
G大阪 0 - 1 鹿島 (13:03/万博/19,092人)
得点者:16' 中田浩二(鹿島)
スカパー!再放送 Ch180 5/25(月)10:30〜(解説:川勝良一、実況:寺西裕一、リポーター:竹島麻里子、プレイヤー解説:名波浩)
勝敗予想ゲーム
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「相当押し込みましたが、最後を割らせてもらえない。メンバー、システムを変えて、アクセントを変えて、変化を考えましたが、それ以上に鹿島の守備が強かった。決して悪い内容ではないのですが得点が奪えなかった」
 試合後、会見の席についたガンバ大阪・西野朗監督の言葉が戦いの全てを物語る。16分に鹿島のMF中田浩二が先制点を奪って以降、『攻める』G大阪、『守る』鹿島という図式で試合が進んだものの、G大阪は最後まで鹿島の堅守をこじあけることが出来なかったのだから。

 厳しいACLのアウェイ、上海申花戦から中3日で挑んだ鹿島に対し、G大阪は既にACLグループリーグの首位通過を決めていたことから、同日のFCソウル戦では主力を温存。若手中心で挑み、惜敗したものの、そこでのパフォーマンスが認められたのだろう。FCソウル戦でクラブ史上最年少での公式戦初先発を果たした“驚異の17歳”、MF宇佐美貴史がこの日も、Jリーグ初出場を飾る。対する鹿島もリーグ戦では3試合ぶりに、ルーキーFW大迫勇也が先発出場。共に昨年は『高校生』として注目を集めた、10代の若い攻撃陣の初対決に注目が集まる。

 立ち上がりは鹿島ペース。両サイドを効果的に使いながら攻撃を作り出す鹿島に対し、G大阪は守備の時間帯が多くみられるが、守備陣に乱れはなく。落ち着いて対応しながら好機をうかがう。G大阪のファーストシュートは、MF宇佐美。MF橋本英郎のスルーパスに鋭く反応し、ゴールを狙うが、これはゴール左に流れてしまう。
 その後も、両選手のハイレベルなパフォーマンスによって拮抗した展開。お互いが激しく、クリーンにぶつかり合いながら、せめぎあい、観ている人を試合に引き込んで行く。そんな中、均衡を破ったのは鹿島。16分、MF本山雅志のクロスがG大阪のDFに当たって弾道が変化したボールを、左ポスト前からMF中田浩二が左足で押し込み、先制点を奪う。集中したパフォーマンスを示していたG大阪にとっては悔まれる失点。裏を返せば、こうした一瞬のチャンスを確実にものにできるあたりが鹿島の強さだと言えるだろう。この得点により、冒頭に書いた攻めるG大阪、守る鹿島という図式が色濃く出来上がっていく。

 1点のリードを許したまま迎えた後半。G大阪はMF宇佐美に代えてMF安田理大を投入。前半は2列目の動きが少なく、鹿島DFラインを切り裂く縦に速い攻撃を仕掛けられていなかったG大阪だったが、このMF安田の投入によって少しずつ変化が見られるようになる。ただ、相変わらず鹿島の守備も堅い。またG大阪が前がかりに戦いを進めることで、裏に生まれるスペースを突いたカウンターも効果的にはまり、FWマルキーニョスを中心に幾度か決定的なシーンを作り出される。
 その鹿島の堅守をなんとかこじあけようと、G大阪は70分にDFパク・ドンヒョクを投入。システムを3バックに変更し、MF橋本をボランチに据えることで、MF遠藤保仁を前線の高い位置に置き、好機を見出そうとするが、鹿島守備陣の集中力も途切れることなく。G大阪の度重なるシステム変更にも落ち着いて対応しながら巧く試合を運んでいく。終盤の82分にはFWチョ・ジェジンのループシュートが鋭い弾道で鹿島ゴールを襲うが、これはバーに嫌われゴールにはならず。更に、残り5分を切ってからは、DFパク・ドンヒョクがパワープレーで前線に上がるなど、最後まで、あの手、この手とシステム、配置を変えながらゴールを目指したG大阪だったが、総体としては鹿島の守備陣を脅かすほどの迫力は見られなかったという印象のまま、0-1で試合終了。G大阪にとっては首位鹿島との勝点差が9に開く、痛い敗戦となった。

以上

2009.05.24 Reported by 高村美砂
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