6月7日(日)J2 第20節 札幌 vs 鳥栖(16:00KICK OFF/札幌)
スカパー!生中継 Ch181 15:50〜(解説:木島敦、実況:岡崎和久、プレーヤー解説:大森健作、リポーター:岡本博憲)
☆勝敗予想ゲーム
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札幌市内も徐々に気温が高まってきたこの6月。7日に行なわれる第20節では勝点31で5位の札幌と、同23で12位につける鳥栖が札幌ドームで対戦する。
現在、13戦負けなしというホームの札幌だが、この試合を前に攻撃の大黒柱であるクライトンが病気療養中の父親の看病のために一時帰国することとなり、この試合の欠場が決まった。トップ下の位置で突出したキープ力と攻撃センスを発揮してきた選手であるだけに、この離脱による影響は少なからずあるだろう。だが、アウェイで戦った前節の栃木戦でもクライトンは出場停止のため欠場しており、そしてその試合を1-0のスコアで勝利しているため、クライトン不在による不安はある程度軽減できそうな気配もある。
注目したいのはその栃木戦でトップ下として先発出場をした砂川誠だ。クライトンの出場停止に伴って今季初先発となったため「クライトンの代役」という見方をされたかもしれないが、本来、どんな分野でも代役というのはあり得ない。サッカーで言えば選手それぞれ持っている能力やスタイルが違うため、代役や穴埋めといった表現は相応しくないだろう。そして実際に栃木戦での砂川は立ち上がりにスピードのあるミドルシュートで相手ゴールを脅かしたし、チームも後半は守備的MFの宮澤裕樹を前線に上げて4-2-3-1のシステムから4-4-2へと変更してリズムを整えている。これもクライトンがいた場合には採れなかった戦略である。サイドからのクロスに対して宮澤がファーに流れて砂川がニアへと飛び込んで得点した場面なども、この選手の特徴がしっかりと発揮されていた。そして何よりも、勝負を決める得点を挙げたという事実もしっかりと評価すべきだろう。
もちろん、キープ力に長けたクライトンがいなかったため、タメが作れず攻撃に緩急をつくり出せなかったという側面はある。でも、それは個人の特徴が異なるのだから仕方がない。いずれにせよ、クライトンが不在でもしっかり勝負を決められるということを証明したのだから、自信を持ってこの試合に臨むべきだろう。
一方、敵地に乗り込む鳥栖だが、このところは勝ったり引き分けたり負けたりと、成績に波が出てきている。前節は退場者を出してしまい、ホームで徳島に完敗をしてしまった。
しかし、内容に目を向けると決して悲観すべきものではない。良い形でサイドにボールを運べる機会が増えてきたし、そこからの突破でクロスを上げきっているシーンも増えつつある。そして、今季途中に加わったハーフナー・マイクの存在が大きい。前線で身体を張ってラストパスを待ち、194センチという長身を活かして多少精度の低いクロスでもシュートまで持ち込むことができる。徳島戦でも両チームを通じて最多の7本ものシュートを放っている。この選手がいるだけでも、相手守備陣には十分な脅威を与えられると言えるだろう。札幌の韓国人CB趙晟桓とのバトルには観衆の注目が集まるはずである。
鳥栖のホームゲームだった前回の対戦では終了間際にキリノがヘディングシュートを決めて札幌が劇的な勝利を収めている。鳥栖としてはその時のリベンジを果たす意味でも、今回のアウェイゲームでは意地を見せたいところだろうし、札幌としても最近のホームゲームはなかなか勝ちきれていないので、ここで勝点3を積み重ねて、勢いを増したいところだ。
以上
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★J2クラブサポーターのみなさま!クラブへの熱き思いを旗に!
次回撮影予定は、6月7(日)の仙台と富山です。
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2009.06.05 Reported by 斉藤宏則
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第20節 札幌 vs 鳥栖】プレビュー:13戦負けなしの札幌はホームで勝点を重ねて勢いに乗りたいところ。対する鳥栖も前回対戦のリベンジを果たすべく、札幌ドームで勝利を狙う!(09.06.07)
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