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【J2:第25節 東京V vs 愛媛】レポート:明暗くっきり。選手層の厚さを披露した東京Vは今季初の3連勝。愛媛はキックオフ直後の失点に再び泣く羽目に。(09.07.06)

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7月5日(日) 2009 J2リーグ戦 第25節
東京V 2 - 0 愛媛 (18:03/味スタ/4,834人)
得点者:2' 高橋祥平(東京V)、46' レアンドロ(東京V)
スカパー!再放送 Ch183 7/6(月)15:00〜(解説:遠藤雅大、実況:田中雄介、リポーター:大竹奈美)
勝敗予想ゲーム
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3連勝の東京Vと3連敗の愛媛、互いにチーム状況がはっきりと結果に現れた。

ここ3試合、メンバーを固定し安定した戦いを見せていた東京Vだったが、今節はDF富澤清太郎、那須川将大、MF河野広貴を出場停止で欠いて挑まねばならず、一度に3選手を入れ替えても、変わらず自分たちのサッカーを続けることができるかが最大の課題だった。
その中で、DF土屋征夫は「代わって入った選手の特長を生かせるか」がポイントの1つだと話していたが、その意味では序盤から理想通りともいえる展開が待っていた。
前半2分、MF服部年宏のストレート系のCKにDF高橋祥平が飛び込んで頭で突き刺す。5試合ぶりの出場、7試合ぶりのスターターとなったが、試合前から「DFだけど、できれば点を取ってアピールしたい。スタメンで出たい気持ちが大きいですから」と話していた17歳は、巡ってきたチャンスでいきなり結果を残し、先発出場への強い思いを表現してみせた。
「メッチャ嬉しいです!」と、高橋は高校生らしく満面の笑みで素直にプロ入り初ゴールを喜んだ。

アピールを誓っていたのは高橋だけではない。
「選手が代わったから負けたと言われたくない」と話していたいのはMF永里源気だ。「(ここ数試合右サイドで先発していた)河野みたいにドリブルで同じようにキープしたりはできないけど、僕の個性である縦への突破や抜け出しで勝負したい」と気合いを入れて臨んだが、持ち味は十分発揮したといえるだろう。
「源気の突破は、結果的に効いていたと思う」と、土屋も評価した。
また、今季初出場・初先発となったDF福田健介も、精力的にアップダウンを繰り返し、得意のクロスボールから何度もCKのチャンスを作り出していた。

だが、一方で、
「得点以外のプレーはメチャメチャ怒られました」(高橋)
「ただ突破するんじゃなくて、もっと考えて、いい場面で勝負しないと」(永里)
「クロスの質が悪かった。修正したい」(福田)
それぞれ課題も十分見えたようだ。
チーム全体としても、「本来はもう少しボールをつなぐ時間だったり、キープする時間があったと思う」と高木琢也監督が指摘したように、後ろからボールを回しながら崩すという自分たちの目指す形は、あまり作ることができなかった。
それでも、服部主将は「今日は結果が出たことが全て。祥平のゴールを含め、代わった3人が結果を残したことで、チーム内にもまた競争が生まれるはず。今は良い方向に向かっている」と、チームの成長を確信していた。

愛媛にとっては、ダメージの大きい3連敗となった。
第2クールに入り、前半、特に早い時間での失点が大きな課題となっていたが、またしても同じミスを繰り返してしまったからである。
前節の鳥栖戦で、試合開始0分で失点を喫した反省から、「試合前から、キックオフ直後は特に集中しようと話していた」(FW内村圭宏)にもかかわらず、立ち上がりわずか2分でセットプレーから先制された。2試合連続で0-1ビハインドからのスタートとなったエースは、さすがに「最初から2点入れなきゃ勝てない状況はキツイです」と、唇を噛み締めていた。
それでも、その後は追加点を与えず前半を凌ぎきったことで、「ウチは後半に勢いがある。1点だけなら絶対に追いつけるとみんな思っていた」(GK加藤慎也)。ハーフタイムで、もう一度「試合の入り方に特に注意しよう」と確認し、逆転を目指して気合いを入れ直して後半に挑んだという。

が、希望は瞬く間に消えた。
「前半でイヤだな、と気になっていたから、DFには注意して欲しいと伝えていた」(GK加藤)というレアンドロ(東京V)の右足シュートが決まったのは後半1分。「あれはレアンドロのシュートが上手かったというのもある」(MF千島徹)とはいえ、特に意識していたはずの時間帯での失点は、今愛媛が直面している課題の深刻さを物語っていたのではないだろうか。

「どうして(前半早々の失点が)直らないんだろう・・・」と困惑しながらも、内村は「ウチは、0-0でなんとか1点をとって勝つというサッカーじゃない。僕たち攻撃選手が2点3点とれるようにラインを上げて、持ちこたえてくれているから、失点が多くなってしまうこともある。だからこそ、自分たちのミスからの失点だけは避けなきゃいけない。落ち込まず、紅白戦でも同じ(失点)場面があるので、もっと練習から厳しく追及しあっていきたい」と、立て直しを誓っていた。

この試合でおよそシーズンの半分を消化した。今節勝利し、東京Vはついに5位にまで浮上したが、4位甲府との勝点差は9と開いている。ここから上位陣に追いつくためには、チームとしてさらなる成長が必要だろう。そのためには、「勝ったからいいや、で終わったら絶対にダメ」と土屋は強調する。出た課題をしっかりと認め、次節・熊本戦でのゲーム内容につなげることが最善策だ。

以上

2009.07.06 Reported by 上岡真里江
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