うちわ片手にのんびりそぞろ歩く人々の間を縫って、こんなに急ぐヤツも珍しい。街は折しも「湘南ひらつか七夕まつり」の最終日。日曜の平塚は、梅雨であることを忘れさせるほどに天気に恵まれ、たくさんの人々の熱気に包まれていた。
急ぐのにはワケがある。年に1度の逢瀬のためだ。だから、屋台のいい匂いに誘われても一直線。浴衣姿の可愛いあのコが目に入っても一直線。したたる汗を拭いつつ、目指すはスターモール商店街の喫茶店ルーク前。そこで僕の「あのコ」は待っている。
たしかこのへんだったはず……。そう思いながら顔を上げた瞬間、思わず息を呑んだ。ゴクリ。
凛々しい眉、つぶらな瞳、豊かにたくわえられた白いヒゲ、しかも5人――。遠目にもすぐわかる。「いた……!」。逸る気持ちはもはや誰にも止められない。うちわならぬカメラを片手に握りしめ、僕はたまらず駆け出した。
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というわけで、以前の日記に掲載した写真の答え合わせを。
総合型スポーツクラブとして湘南が取り組むサッカー、ビーチバレー、トライアスロン、ソフトボール、フットサルをモチーフにした5人のキングベルと一緒にデザインされていたのは、日本一の「富士山」でした。
サポーターの願いが込められた3つの言葉は、「昇格」「飛翔」「輝く未来へ」でした。「昇格」はサッカー、「飛翔」はスポーツクラブ、そして「輝く未来へ」はスポーツを通して幸せになってほしいという願いから生まれた言葉ということです。
この「ベルマーレ飾り」、平塚市発表の「第59回湘南ひらつか七夕まつり竹飾りコンクール」において、全市の部で入選、全市夜景の部で準入選と、見事今年も賞を獲得しました(ライトアップされた様子はクラブの公式ホームページにアップされています)。
延べ200万人以上が訪れる年に1度のお祭りは5日、大盛況のうちに幕を閉じました。閉幕と時を同じくして、湘南は横浜FCに快勝し、七夕飾りの撤去作業が重なり応援に行けなかったサポーターにも勝利を贈りました。次節はホーム甲府戦です。「七夕記念ユニフォーム」を纏う選手たち、ホームでは4節ぶりとなる勝利を願うばかりです。
以上
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2009.07.06 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】湘南:「七夕」答え合わせ☆(09.07.06)
平塚駅から歩いていくと目に入るこちら側
逆側からはまた違う写真を見ることができる
たもとに光る努力の証
風に倒されぬよう力を合わせて
乾くまで触ってはいけません
細部まで丁寧につくられています
盛況のなか、ひときわ目を惹いていました













