7月12日(日)J1 第17節 F東京 vs 名古屋(18:30KICK OFF/味スタ)
スカパー!生中継 Ch180 18:20〜(解説:桑原隆、実況:加藤暁、リポーター:日々野真理)
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今季のJリーグは、今節で後半戦へと折り返す。鹿島が、勝点39で首位を独走する。それを新潟、川崎F、浦和が同31で追う。さらにその先は1試合の結果で大きく順位が入れ替わる大混戦だ。今節対戦するF東京と名古屋は、混戦を抜け出して王者追走に名乗りを挙げられるか。試合は明日18時半、味の素スタジアムでキックオフする。
F東京は何といっても4試合連続ゴール中の石川直宏だ。今季はすでにシーズン自己ベストの5得点を上回る9得点を記録。ハイペースでゴールを量産し続けている。チームとの融合が進み、自分の特長を発揮する場所と、そうでないエリアの区分が出来てきている。「これからもまだまだ取り続けると思うよ」という城福監督もその活躍に期待をよせる。現在リーグ得点ランキングを争うダヴィとのトップスコアラー対決は今節の一番の見どころだろう。
一方、名古屋はダヴィ、玉田圭司、マギヌンら個の力で局面を変えてしまう選手が揃っている。特に10得点でリーグ得点ランキングトップを走るダヴィは脅威だ。札幌時代にチームメイトだったブルーノ・クアドロスも「カボレに似たタイプ。パワフルでスピードもある」とそのプレーを賞賛する。だが、ダヴィはカタールのウム・サラムへの移籍がクラブ間で合意している。残すところ今節を含めて3試合の出場予定だ。ダヴィが名古屋にゴールと勝利の置き土産を残せるかに注目が集まる。
また、このゲームでは『トラジション(攻守の切り替え)』の出来が勝敗を分かつキーポイントになりそうだ。互いに自分たちの色を持つチームだ。F東京はポゼッション志向が強く、相手陣内に人数をかけて攻撃を展開する。そして、名古屋もフラットな中盤から、入れ替わり立ち代りで選手が飛び出してくる。互いに自陣に引きこもって戦うようなサッカーはしない。それだけに、両クラブともに最も陣形が崩れているボールを奪われた瞬間が危険だといえる。
名古屋のストイコビッチ監督は「美しく勝つ」と唱える。その「美しく勝つ」の“勝つ”には『トラジション』は欠かせない要素だ。ボールが奪われた瞬間、チャンスは突然ピンチへと変わる。特に両チームのように組織的なサッカーを標榜するチームにとっては決定的な弱点となりかねない。それが今季のリーグを戦う中でも結果として現れている。
F東京は、特にリーグ序盤に、たびたびリスクマネジメントという言葉が選手の口から発せられた。両サイドバックが高いポジションを取った序盤は、サイドの背後のスペースを突かれて失点を重ねてしまっていたからだ。対する名古屋も今季、前線での奪われ方が悪く、たびたび決定的なピンチを作られている。前節のG大阪戦では、その対処法としてアンカーのポジションに選手を置いて、事前に攻撃的な志向とは別の守備を意識する選手を作っている。対戦相手のスカウティングが進めば、必ず狙われるのは仕方ないことなのかもしれない。ただ、F東京の城福監督はトラジションについてこう語っていた。
「サッカーにおいて切り替えが大事なのは誰しもが分かっていること。知識がある人がサッカーにおける要素を10個羅列したなら、必ずそこに入ると思う。ただ、そこはどうアプローチするかだと思う。我々はボールを取られないことをまず大切にしたい。だから切り替えが前提にあるようなチーム作りはしていない。それにそれは意識で変えられること。魂を持って取り組んでいるチームは、必ずできることだと思う。だから、特別そのための練習はしない。僕はそういう性分だから」
もし、それを狙われるのであれば、それをも凌駕するサッカーを展開できればいいという発想だ。そこにはもちろん、当たり前のことを当たり前のようにするという前提がある。それは名古屋のストイコビッチ監督も同じ志向の持ち主に違いない。結果と理想を追い求める両クラブが見せるハイレベルな一戦をこのゲームには期待したい。だからこそ、今節はトップスコアラー対決とともに、奪われた瞬間の両チームの選手の対応速度も見逃せないゲームのポイントとなるだろう。
以上
2009.07.11 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
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