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【J1:第24節 柏 vs 京都】加藤久監督(京都)記者会見コメント(09.08.30)

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8月30日(日) 2009 J1リーグ戦 第24節
柏 0 - 0 京都 (18:04//8,124人)
スカパー!再放送 Ch183 8/31(月)08:00〜(解説:田中孝司、実況:野村明弘、リポーター:脇本カオル)
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●加藤久監督(京都):

「相手が10人になって、こちらが押し込んだ展開の中で、最後決定的なチャンスを何回か作っていましたけど、今後ひとつの課題です。そういう意味で、みんなで取り組んでいきたいと思います。
前半からレイソルの方は中盤を省略してトップにボールを入れてきましたので、こちらも高い位置からプレスをかけて中盤につながせて、そこでボールを追いかけるということができなかった。なかなか良い形でショートカウンターができなかった。レイソルの怖さは前に出てくる力、そこからシュートまでシンプルに持っていく。GK含めて最終ラインはしっかり、何回かはやられそうな場面はありましたが、しっかり対応してくれたと思います。
いずれにしても4−4−1の10人になってからのレイソルのディフェンスの堅さは増したような気がして、最終ラインのところでボールを回していても、最後のところを入らせてくれなかった。そのあたりは課題です。ミドルシュートの精度、抜け出した後の精度、そういうものを磨いていくしかない。本当は3ポイント取れれば一番良かったが、いつもうまく結果が出るものではないし、2週間空きますが、良い準備をして次の試合に備えていきたい」

Q:選手枠をひとつしか使わなかったことと、中村充孝選手を入れた意図を教えてください。
「今日のピッチコンディションだと濡れているピッチの中で、速いボールが前線に入ってきて、相手がしっかりブロックを作った中でスペースがない中で守備をしているので、基本的にスキルの高い選手を前にいれないといけないと思っていました。中村充孝にとってはいろんなプレッシャーがかかる状況ではあると思いますが、間違いなく彼はチームの中ではシュート力、狭い局面の突破は非常に素晴らしい能力を持っているので入れました。
交代の枠には豊田もいましたが、そこを入れてしまった時に足元のところで周りとの噛み合いがどうかというのがありましたし、変に放り込み一辺倒のサッカーになっても相手を崩しきれない。全体的にはしっかりボールを回した中からサイドへボールを運んでいって、最後のところで突破、ある意味緻密さが求められると思っていましたので、簡単に言えば交代の必要をかえってリズムを崩すという、ああいう流れの中で、誰かが運動量が落ちる、どこかを痛めるという以外でミスからリズムを崩すことになりかねないので、そこは試合の流れを継続すれば、ゴールが生まれるのではないかという期待を持って、一人しか使いませんでした」

Q:柳沢選手が欠場しましたが?
「試合の前日に発熱して、検査は陰性でしたが、昨日39度近くまで上がっていたが、今日は36度ぐらいまで下がっているということで、次の試合までは十分な時間がありますし、問題なく出られると思います」

Q:先発で金成勇選手を、途中から中村充孝選手と若い選手を起用しましたが、その意図は?
「柳沢が急に使えなくなったので、使えれば柳沢が出ていたと思います。その中で新潟戦の仕事もそうですし、トレーニングでも彼は気分良くやっている。周りとの絡みも良くなってきましたので、今日の仕事に関しては彼の持っているものを出してくれたと思います。なかなかスペースが与えてくれない中で、良い仕事をしてくれたと思いますし、中村充孝は最後右から抜けていって、ニアを狙ったシュートを決めてくれれば言うことはなかったんですけど、彼らしい仕事はやってくれましたので、新人に関しても0−0という拮抗した緊張感のある中に出ていくのは、彼らにとっては大きな試練というのはあるでしょうが、使っていかないことには成長しない。実際、成長させるために使っています。彼らはどこかでゲームを決めてくれるのではないかという期待を持って出しています。中村充孝に関してはボールを持った時の仕事、持っていない時の仕事を含めて、チームが要求することはしっかりやってくれたのではないかと思います」

Q:今日はカウンター同士のチームでしたが?
「レイソルはすごく難しいチームだと思います。うちはどんどんサイドバックなどが出てきてくれるチームの方がハマるといいますか、そういう試合が多いですけど、今日の試合は両サイドを空けてくれませんし、崩すというのはよっぽどタイミング良くボールを獲れれば、なかなかそういうチャンスはないだろうと思っていました。
試合前に振り出した雨もあったんですけど、レイソルがもうちょっと中盤でつないでくるかと思ったんですけど、今日もほとんどうちがそういうものを狙っているというのを、狙いを絞らせないように早く入れてきたので、中盤のシジクレイ、(佐藤)勇人が前半はゲームに出てこない試合になった。10人になっての戦い方が、レイソルが本来持っている力だと思いますし、自分の目には10人になってからの方が守備に対する意識、寄せが速くなったと思いますし、そういうところでポポとフランサが絡んだ時に、何回か出ていく怖さを見せられた。
今、勝点は伸びていませんが、僕はしぶとい力のあるチームだと思います。今日の試合も難敵のひとつだと選手に言っていました。山形もそうですし、今のJリーグの中で、簡単に勝点を取れるチームはこれだけ混戦になってないですし、本当に紙一重。今日は全く10人になって余裕を持ってやるとか選手もなかったですし、自分の中でも彼らの怖さを知っているだけに、試合の前から注意しなければいけないチームだと言ってきました」

以上
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