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【J1:第24節 山形 vs 広島】小林伸二監督(山形)記者会見コメント(09.08.30)

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8月30日(日) 2009 J1リーグ戦 第24節
山形 1 - 2 広島 (18:04/NDスタ/10,206人)
得点者:62' 高柳一誠(広島)、71' 古橋達弥(山形)、80' 佐藤寿人(広島)
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●小林伸二監督(山形):
「広島はやはり、この何試合か守備的だったんですけど、基本的に攻撃的なチームだったので、それをどういうふうに守るかという意味では、前節の川崎F戦の立ち上がりを含めて、12節の広島戦を考えると、いい入りができたということと、組織的に守備ができたということは、特に前半はうまくいったと思います。
後半はちょっとピンチのあとにコーナーキックというところ、またリスタートでちょっとしたところで隙を突かれたというところでポストに当たったのは、ラッキーだったなと思います。点を取られて、取ったというところで前節とは違って、追加点を取られずに(逆に)取ったというところ。あのあとチャンスがあったときに、もう少しクロスの精度がよかったり、入り方を少し工夫してくれると。中央でストヤノフに全部弾かれているので、あそこの前かあそこの裏を、というところで、キッカーと動き手に工夫があったらもう少しチャンスをつくれたのではないかなと思っています。
残念なミスが出ましたけど、環境というところでいくと、押し込まれた中で、疲労してきて体が動かない、だんだん雨が降ってピッチが走り出したときの状況判断ですね。周りの状況判断と、自分の体の状況判断を考えたときに、ノーリスクというところがちょっとミスにつながってしまったということでは残念だったなと思います。
個人的なところでは、苦しいと思うんだけれども、これを直して次の試合につなげてほしいなと思います。チームとしては、攻撃的な広島に随分守備がうまく機能したという前半だったので、全体的に理解してくれると随分やれるという感触を受けました。点も取れたので、もう少し…強いて言ったら、もう少し取ったあとにイージーミスがなくなれば、もう少し楽な展開になるのではないか。それをもう少しトレーニングしていく必要があると思います。
勝点を取れなかったんですけど、ある部分では収穫があったというところもあるので、次のレッズ戦(9/13)また、1節空くので準備をしっかりして、残り10試合、3分の1を戦っていきたいと思います」

Q:古橋選手が復帰しましたが、次節は長谷川選手が出場停止ということで、次節どのように臨みますか?
「まだそこまで考えてなくて…。ちょっと古橋も引くプレーが多かったので、もっと前に出るようにできればいいなという事と、ターゲットとする選手がいなければ、スペースへ飛び出したり、脇にポジションを取って、バックラインの間で受けるようなサッカーをする必要があるかなと思っています」

Q:久しぶりに試合に出た古橋選手のプレーをどう観ましたか?
「コンディション的にはいいんですけど、ゲーム感覚と、周りがまだまだ古橋を見ない。いつもだともっと見ると思うんですけど、ボールがあまり出なかったというところと、入った時間帯で引くプレーが多かったので、もっと前に出たほうがよかったなと。それは、前に出ろと言うことで随分解消したので、まず前に出たところから引いてくるプレーができればよかったですね。それが時間とともによくなってきたし、(フリーキックは)あのコースだったら入りそうな…GKが、タツ(石川)のフリーキックでゴールの右寄りに構えていたので、フル(古橋)の右足で入る可能性がありそうだなという気がしてました。どっちが蹴るかはわからなかったですけど。前回は怪我から復帰2試合で点を取ったんですね。今回は途中から出て1点取ってくれたので、いい形で2週間で次のゲームを迎えさせてやりたいなと思います」

Q:今日の前半後半で、北村選手がディフェンスラインに吸収されて5バックみたいな形になったんですけど、小林監督の指示でそうなったのか、自然と流れでなったのかというところ、どうだったのでしょうか。
「(広島が)1トップ2シャドーで、3トップに対して4バックで守らせてたので、特に左サイドの服部、右サイドのミキッチについては、当然、宮沢と北村が付かなくちゃいけないですね。そのときに、相手の左側については槙野が入ってくるので、槙野に縦ズレしてしまうと攻撃が右サイドの後ろで同数になるので、相手の4枚に対してうちは5枚の守備をするような形にならざるを得ない、というところは、意図的です。そういうところも含めてすべてうまくいったというふうな守備です」

Q:前半は守備がすごくよくできていましたが、その守備に対して、攻撃はどうされようとしていたのかということ、選手を代えて攻めに出るタイミングについてはどう考えていたのかを教えてください。
「まず、前半は(失点)0でいけばいいということと、要は1トップ2シャドーで、シャドーが中に走ってきて中に4バックを絞らせると、外の選手が出てくるわけですね。オープンの選手が。で、クロスが入ってくる。じゃあ、そこをケアすると、中央のシャドーが生きてくるんですね。そこは広島の攻撃で、中央を狙いながらサイドを出す、サイドを気にすると中央、というところがあるので、そこはうまくいったと思います。

広島の守備については、3バックに2ワイドが下がる。で、ボランチが下がると7枚になるんですね。前線の3人がプレスをかけるんですけど、そこを回避してしまうと中盤は甘いんですね。甘いというか、人数が足らなくなるんですよ。そこを、今日は早く攻撃することと、ダメだったらゆっくりでもボールを回せということ。回すと(相手が)全部下がってしまうので。そこは言っていたんですけど、前半はやはり、両サイドハーフがイージーミスを何回かしたのでちょっと難しかったなというところがありますけど、途中からボランチをうまく使いながら回ったと思うんですよね。そういうところはうまくいったというところと、いつもよりミキッチのポジションが高いので、やっぱりうちが守備的なので、高い位置を取っていたというところで、ミキッチの裏をシンプルに狙うというところで古橋を入れました。古橋がちょっと引いてプレーするので、裏へ走れと言ってうまいこと点が取れて、今度点が取れたあとに、中盤の両サイドでサイドチェンジがうまくいくと全部下がってしまうので、あそこで質の高いクロスボールを入れれば、クロスはチャンスだと思っていたので、そこはちょっと残念だったな思います。

あとはちょっと、点を取られてから時間があったんですけど、結局最後にパワープレーにした。クロスで点が取れる可能性があったのでそうしましたけど、うまくいかなかったというのが、点が取れなかったところですけど、ゲームの流れとしては、今日のゲームはうまくいったと考えています」

以上
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