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【AFCチャンピオンズリーグ2010 城南 vs 川崎F】プレビュー:厳しい条件の中のアウェイマッチ。稲本潤一という変数を加えた川崎Fがどのような解答を見せてくれるのか注目したい。(10.02.22)

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2月23日(火)AFCチャンピオンズリーグ2010 城南 vs 川崎F(19:00KICK OFF/炭川)
試合速報 |ホームゲームチケット情報
TV放送:テレ朝CHにて18:55〜21:00生中継!
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監督人事も、大型補強も、全ては悲願達成のため。高畠勉新監督が率いる川崎Fはどのようにチーム作りを進め、それがどのような形を見せてくれるのか。それを確かめる最初の舞台は、厳しい条件でのアウェイマッチとなった。

川崎Fの2010年シーズンの公式戦初戦となるのは、アウェイでのACLグループリーグ第一戦である。2季連続3度目の挑戦となるACLで川崎FはグループEに所属。中国・リーグチャンピオンの北京国安と、オーストラリア・リーグチャンピオンのメルボルン・ビクトリー。そして、今回対戦する韓国代表の城南一和と同組となっている。

城南一和は2009年の韓国国内リーグでは4位の成績にとどまるが、リーグ戦上位6チームによる(変則的ではあるが)プレーオフに出場。3試合を勝ち抜いてリーグ戦首位の全北現代とのチャンピオンシップへ進出する。ホームアンドアウェイのこの決戦は1分け1敗の成績で敗れてしまうが、それでも準優勝となりACLへの出場権を手にする事となった。長丁場のリーグ戦では取りこぼしもあるが、ノックアウト方式の大会での勝負強さを持ち合わせていると考えるべきであろう。というわけで、激戦区とも言えるグループに振り分けられた川崎Fにとって、このグループリーグ初戦は厳しい戦いが予想される。

日本と同様の春秋制を取るKリーグでは、この試合がオフ明けの初戦となる。つまり川崎Fにとっては相手の動向が読めない中での戦いとなるのである。しかし相手云々を言う前に、川崎Fは自らのサッカーを固める事が求められる状況と言える。というのも川崎Fは高畠新監督へ監督交代しており、新たな戦術を消化する必要があるためだ。そうした状態のチームにとって、日本代表選手の合流がシーズン直前にまでずれ込んだのがどのような影響をもたらすのか、全くの未知数と言える。

代表組の新キャプテン・中村憲剛や川島永嗣に関しては、チームメイトのプレースタイルは熟知しており、コンビネーションを構築するのにそれほどの時間は必要ないと思われる。ただし、今季の川崎Fの浮沈の鍵を握ると思われる稲本潤一に、チームメイトと過ごす時間がそれほど与えられていないのは一つの不安要素になるだろう。また、高畠監督が考える新フォーメーションは、稲本の働きが攻守に渡って鍵を握るため、稲本がどの水準で戦術を理解し、またどの程度までチームに溶け込めているのかに、まずは注目したい。

川崎Fはチームに合流した代表選手を組み込み、19日に専修大学と練習試合を行っている。この試合の中で、新たな懸念材料が顔をのぞかせている。それが最終ラインのコンビネーションの問題である。伊藤宏樹と共に最終ラインを固める寺田周平は「キャンプ中に出来ていたラインコントロールが今回はうまくいかなかった。それについては今日は反省してます」と非常に気にしており、実際に翌日の練習では守備陣に高畠監督が直接指導してディフェンスの問題改善に取り組んでいた。実際に何がどう問題だったのかはさておき、この試合では最終ラインがキャップを作ったり、裏を取られないかに注目する必要があるだろう。そもそも今季の川崎Fは、例年にも増して攻撃的な戦いを指向している。攻撃に出ているその隙を突いて、相手は鋭い攻撃を仕掛けてくるだろう。それをどのように封じ込めるのか、注目したい。

守備面で懸念が出ているのと裏腹に、期待したいのが攻撃面である。負傷のジューニョは遠征への帯同が絶望視されているが、その代役として起用が予想される黒津勝の働きに期待したいところ。本人もこの試合に向け「気合は入っています。キャンプから好調ですしあとは本番だけ」と気持ちのこもった言葉を口にしており、また実際に調子も良さそうである。チームをいい意味で驚かせる活躍に期待したい。

対する城南一和の注目選手としては、07年のシーズン中に甲府へと移籍してきたラドンチッチに警戒が必要であろう。甲府では思うようなプレーができておらず印象も薄いが、城南一和では中心選手として活躍しており、08年のJOMO CUPではKリーグ代表メンバーとして来日し、先発出場している。また準優勝した前述のKリーグプレーオフの浦項戦でFKを決め、チームを勝利へと導いたMFのモリーナという選手にも注意が必要だろう。

ACLはわずか6試合で一次リーグの結果が出てしまう過酷な戦いとなる。短期決戦であり、そういう意味では勝ち点にこだわる割り切りも必要になる。勝てればベスト。ただ、最低でも勝点1を持ち帰りたい試合である。稲本という新たなピースを加えた川崎Fがどのような完成度を見せてくれるのか。タイトルを争うひとつの大きな大会の初戦でどのような戦いを見せてくれるのか、非常に楽しみな一戦である。

以上

2010.02.22 Reported by 江藤高志
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