3月27日（土） 2010 J1リーグ戦 第4節
磐田 2 - 3 京都　（16:03／ヤマハ／7,258人）
得点者：20' イグノ（磐田）、47' ディエゴ（京都）、58' 前田遼一（磐田）、66' 柳沢敦（京都）、90'+2 中山博貴（京都）
スカパー！再放送 Ch183 3/28（日）08:00〜（解説：桑原隆、実況：岡村久則、リポーター：荒木麻里子）
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●柳下正明監督（磐田）：

「相手の長いボールに対してバタバタしてしまったのが、組み立てのほうでも同じようにバタバタしてしまったと。守備、攻撃とも落ち着きのないゲームをしてしまったということがひとつ。それと、失点のほうは、中盤で自分たちのボールにした後、すぐ相手に渡してしまって、それが失点につながっている。そのあたりは集中力もそうだし、修正していかないといけない。
最後は勝点3を取りにいったが、結果的に勝点0で終わってしまった。残念だが、2トップが点を取ってくれたので、次のゲームに向けて、チームとして勢いはついてくれるんじゃないかと思っている。ナビスコカップをはさんでゲームが続くので、できるだけ早くコンディションを整えて、次のゲームに臨みたいと思っている」

Q:先制した後、DFラインが少し下がり目な状況が続いたという印象がありますが、ロングボールでバタバタしたというところ以外にも要因はありますか？
「一番は、そのロングボールをケアするというので、自然に下がったというのはあると思う。前半なんかはセカンドボールもまあまあ拾えていたが、拾った後同じようなテンポで前に前にと攻撃に移ってしまい、そのあたりでまた失っていると。前節の名古屋戦に近いような状況は見られていたので、もう少し落ち着いてボールを横に動かそうかということは伝えたが、後半も同じような感じで落ち着きはなかった」

Q:それが、攻めに厚みが出ない原因にもなったと？
「前に前に早ければ相手も恐いだろうが、それだけ押し上げる時間というのは短い。後半なんかはお互いに間延びした状態というのが続いていたので、あのあたり落ち着いてボールを横に、サイドを変えながらボールを保持するということは、これからの課題だと思っている」

Q:中盤の選手2人を交代させましたが、その狙いというのは、やはりそのようにリズムを変えるため？
「西の場合は膝もあるので、90分というのはちょっと難しい。そのあたりと、ちょっと押し込まれていて、成岡も足を痛めたり少ししんどそうだったので、初めに（山本）康裕を入れて落ち着きを持たせたかった。2-1のときに入れようと思ったが、入れる直前に2-2になってしまった」

Q:2点目と3点目の失点シーンが同じような形で気になりましたが、それに対していかがですか？
「先ほど言ったように、中盤で自分たちのボールから相手にスッと渡してしまう。自分たちのボールになったときに少し前がかりになっているので、ショートカウンターのような形でやられた。2点目は簡単すぎた。3点目は、メンバー交代でも点を取りにいくよという意思表示を伝えたので、それでマイボールになった瞬間前に行きすぎてルーズになったという失点だったと思う」

Q:ここまで白星がひとつもないという状況ですが、現状でのチーム状態というのはどのように感じていますか？
「今日のゲームは、我々がやろうとしているサッカーというのは、一番できなかった。相手の長いボールに対して落ち着いて処理して、自分たちはサイドチェンジをしながらサイドを基点に攻めるということができなかった。それは残念だが、その前の3試合というのは、比較的我々が目指しているサッカーをやれている時間というのはあったし、実際チャンスも作れているので、続けていけば、必ず勝点3は取れると思っている」

Q:今現在、選手には焦りというのは感じられないですか？
「1人1人とそういう話はしてないので……。もちろん、3試合やって勝っていないので、勝点3を欲しいというのは誰でも思っていることだし、今日負けて4試合勝っていないということになれば、勝点3というのは欲しいところだと思う」

以上