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●岡田武史監督（SAMURAI BLUE）：

「（ワールドカップ本大会前に）国内でできる2試合のうちの1試合で、登録メンバー発表前の最後の試合ということになりますが、今回はインターナショナルマッチデーではないので、国内組のなかで、中心選手プラス今まであまりチャンスを与えられなかった選手、さらにワールドカップ本大会で色々な状況が考えられるなかで、こういう使い方なら必要になるのではないかという選手のテストという意味も兼ねて20名選びました。
ただ、ACLに出ているチームにとっては過密日程なので、集まった選手についてはコンディションを聞いて使う時間なども考えたいと思っています。
セルビアも国内組中心だと思いますが、非常に体格がよくてハードな試合をすると聞いていますので、そういう相手に対して通用するのかどうかというテストをしていきたいです」

Q：今回、永井謙佑選手（福岡大学）を招集した狙いは？

「彼はイエメン戦（1月6日（水）AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ第5戦）のときに呼んでいますけれども、今の時点で90分間代表チームでFWをはれるかというと難しいと思います。ただ、ラスト10分で彼の抜群のスピードを生かす可能性はないかと、そういうことを感じさせるプレーヤーだという事で今回呼びました」

Q：改めて招集した選手（山瀬功治選手（横浜FM）、栗原勇蔵選手（横浜FM）、矢野貴章選手（新潟））の起用法について。

「今まではベースアップをしていくということでやってきましたが、本大会で我々が主導権を取れる相手はかなり少ないんじゃないかと。
そうしたなかで、例えば万が一、我々がリードしていて相手が猛攻をして来た時、ロングボールに対しては高さが要るだろうし、前で（ボールを）追いまわす選手が要るだろうと。また、リードされていて190cm台の選手に中を固められた時には、外で起点を作る必要があるだろう、という色々な想定のもとで今回のメンバーを選びました。
今名前の挙がった3人についてもその中に当てはまるわけですが、そういう言い方をすると、それだけかということになってしまって選手に失礼になってしまうので、個別の話は勘弁して下さい」

Q：栗原勇蔵選手（横浜FM）についての評価は？

「栗原については私はマリノスの監督をしていましたのでよく知っていますが、身体能力についてはジャンプ力、スピード、すべてにおいて世界に通用すると思いますし、キック力もかなりのものを持っています。
ただ、これまではポジショニングの修正という部分で、アラートな状態で常にいられるかという問題があったんですが、最近その点も改善されてきました。
ともかく組織だなんだと言っても、最終的にはポーンと蹴ってくるボールを跳ね返す時には、ある程度個の力で勝たないと話にならないので、そういう意味で彼はその個の強さを持っているということを買っています」

Q：今回呼ばれなかった選手はチャンスがなくなったと考えていいのか？また、本大会の最終メンバーについてはどれくらい構想が固まっているか？

「今回呼んでないからノーチャンスということは全くなくて、今までで分かっている選手はいいだろうと。分からない選手を呼びたいという事です。また、怪我で万全ではないために呼んでいない選手も何人かいますし、そういう選手に過密日程で無理をさせるより、リーグ戦での活躍を見てから決めようと思っています。
最終的な23名は、最後の時点で誰にも話さずに決めようと思っていますけど、私の中では徐々に固まりつつあります。どれくらいといわれると困るんですが、70%くらいは固まってきていると思います」

Q：石川直宏選手（F東京）の評価は？また、彼に期待していることは？

「それだけを期待しているというわけではないという前提で聞いて頂きたいですが、ワイドに張ったところでプレーできる選手だと思っています。選手には中で生きるタイプの選手と外で生きるタイプの選手がいて、日本には中で生きる選手が結構多いんですが、彼はワイドで生きる数少ない選手だと。特に彼は右で起点をつくってクロス、またはいいパンチ力を持っているので、得点に絡むプレーを期待しています。コンディション的にも問題ないと思っています」

Q：先ほど最終メンバーの7割は固まりつつあるとおっしゃったが、残りの3割はコンディションの部分で選ぶのか、それともケースバイケースで使える選手ということで考えているのか？

「カメルーン、オランダ、デンマークを相手に、我々のベースを崩さずに、且つこういう戦いをしなくてはいけないだろうなと考えた時に、大体この辺りの選手は必要だなと。では、あとはどういう選手のどこを取ろうかという考え方をしています。万全じゃない選手では厳しいでしょうから、コンディションの問題ももちろんありますが、そういったプレースタイルの組み合わせも考えています」

以上

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■SAMURAI BLUE（日本代表）今後の試合予定
【キリンチャレンジカップ2010】
SAMURAI BLUE(日本代表)vsセルビア代表
試合日時　：4月7日(水）19：20キックオフ予定　＠大阪長居スタジアム
テレビ放送：日本テレビ系にて全国生中継　
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SAMURAI BLUE（日本代表）vs 韓国代表
試合日時：　5月24日（月）19：20キックオフ予定　＠埼玉スタジアム2002
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