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【AFCチャンピオンズリーグ2010 広島 vs アデレード】試合終了後の各選手コメント(10.03.30)

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3月30日(火) AFCチャンピオンズリーグ2010
広島 1 - 0 アデレード (19:00/広島ビ/12,094人)
得点者:45' 佐藤寿人(広島)
ホームゲームチケット情報 | 決勝戦は11月13日(土)に国立競技場で開催!
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●佐藤寿人選手(広島):
「なんとかACLの可能性を消すことなくできた。自力で1次リーグ突破ができるわけではなく、厳しい状況であることには変わりない。ただ、ここまで3試合闘った中で、勉強してそれを残りの試合に活かすことができている。 
今日は、もっともっと点が入ってもよかった。それができなかったのは、細かいところでミスが出たから。そこは反省したいし、もっと仕掛けてもよかった。
一番難しいのは、(リーグと)ボールが違うこと。ボールに慣れるのは難しい。その週によってボールが変わるから。
日本代表のことは、もう終わったこと。入った選手には頑張ってもらいたいし、僕は僕で広島のために闘うだけ。もっともっとレベルアップしなければいけない。
ここまで闘った相手は、あまり強いとは思っていない。もっともっと強い相手もいる。ただ、こういう経験はクラブとして大事になるし、1次リーグを突破することで厳しい闘いを経験することができる。まだ1回勝っただけ。1歩を踏み出したということは大きなことだが、これからもサンフレッチェの歴史は続く。もっとレベルの高いプレーヤーになって、チームのためにしっかり仕事をしたい。

先制することでゲームをコントロールできる立場になり、ゲームをつくることができた。あの1点が入る前にも得点のチャンスがあったし、それはポジティブにとらえたい。ただ前半は、もっと得点しなければいけない状況だった。後半はリードした中、ボールを奪った後のカウンターは気にしていたが、守備の部分でスペースを埋めたかったので意図的に下がった。ただ、そういう中でもチャンスはあるし、もっと臨機応変に闘えるようになりたい。そこは反省点。後半、相手は前にくるので、そこは凌ぎ、それに対してまずボールにいく。しっかりカバーする。ボールを奪った時も、しっかりつないで時間をつくることは意思統一できていた。
チームの中心である選手が怪我等でいなくて、今日のような試合ができるというのは、監督のもとでチーム全員が同じイメージを持って闘えているから。だから若い選手が出ても、遜色なく闘える。そういう経験を積んで主力への階段を昇れることがウチのよさでウチの強み。

昨日、トシ(青山)のお子さんが生まれたので、彼のため、彼の奥さんのためにも何とかゴールを決めたかった。いいニュースだったし、監督も喜んでいた。サンフレッチェ・ファミリーが一人増えたので、何とか祝いたかった。その出来事があったことで、ゴールできたのかもしれない。

僕は基本的に、GKを自由に動かせないところにいる。でも、FWなんで点は取りたいし、いつもチャンスはうかがっている。最近、前で身長差があるチームばかりだったので、シュートが枠にいかなくても、ああいう場所にいれば枠を外れた時に抜けてくることがあるので、練習の時から常にああいうポジションをとっていた。『前でなんとか触って』と意識はしていた。身長差を考えると10センチ以上もあるので、僕が競るより、マークを外してセカンドボールに反応した方が点になるかなと考えていた。
 (前の3人のコンビネーションはよかったですね、という問いに)面白かったです。もっともっと、よくなる。後半、(山崎)マサからもらった時に滑ってしまった。あそこでは、もっといい判断ができればよかった。まだ彼とコンビネーションを組んで、3試合目。そんな短い時間であれだけタイミングが合うし、もともとお互いにやりやすいスタイルなんだと思う。もっともっとよくなると思う。
(高柳)一誠は今年初めてのスタメンだったと思うけど、とてもいい仕事をしてくれた。彼が入ることで、横パスからの攻撃のスイッチが入る。(横竹)翔もいい形でクサビを入れてくれていた。

僕の得点の前のシーンで、ヤマ(山岸)の決定的なシーンもあった。あの崩しはパーフェクトだったし、やっていて愉しかった。でも、もっともっと点がとれたと思う。2点目・3点目がとれなかったというのは、まだまだ改善点。勝てたことは嬉しいけど、追加点がとれなかったことは、反省しなければいけない。

僕らは、勝たなければいけない立場。9ポイントとらなければいけない状況に、変わりはない。何とかアウエイで6ポイントにして、最後にホームで勝てば得失点差でいけるかどうか、という状況になれば、より厳しいプレッシャーのかかった中での試合ができるし、チームの成長にもなる」

●西川周作選手(広島):
「ついに勝ちましたね(笑)。最後まで身体を張ってみんなが守れたし、最後には自分がキャッチして試合が終われたのは、自分にとっては理想です(笑)。
今日はとにかくチャレンジすることを考えていた。前回のアデレード戦でやられたよう時と同じやられ方はしたくなかったし、今日は思いきってやろうと考えていた。これを続けてできればいい。危ないシーンはあまり……。
相手の9番(ファンダイク)のシュートも枠外だったし、DFが最後まで身体を寄せてくれていたので守りやすかったし、流れの中でやられるような雰囲気はなかった。あとはセットプレーで自分が飛び出すことでチームを助けられればと思っていた。今日はすごく攻守において集中できていた。
0点に抑えられたことは、チームにとってグッド。これで満足するのではなく、この経験を活かして謙虚に戦っていきたい」

●横竹翔選手(広島):
「何回か細かなミスはあったけれど、失点しなかったし、良かった。絶対に勝ちたいという気持ちはあったし、みんなで声をかけあって集中して守れた。自分のところを狙われていたけれど、周りの人のサポートもあって守れたと思う。プレッシャーにあまり来なかったので、落ち着けた部分はある。いずれはこういうふうにピッチに立って、勝利に貢献したいと思っていた。それがACLの初勝利の舞台になったことは、本当によかった。自分がスタメンで勝てた試合がなかったし、勝ちたいという想いばかりだった。
今日のような試合ができれば、絶対に勝てると思う。みんなで集中して、声をかけあって、守りたい。応援にきてくれた人に勝利を見せることができて良かった。勝った瞬間は、自分も舞い上がってしまった(笑)」

●森脇良太選手(広島):
「半端なく嬉しい。この喜びをどう表現していいかわからないけれど、半端なく嬉しい。試合が終わった後、ピョンピョン飛び跳ねて、ガッツポーズして、みんなに抱きつきにいったけれど、『痛いよ』とか言われて(笑)。みんな、クールじゃんと思った(笑)。
正直、チーム状況は苦しいし、槙野もイリアン(ストヤノフ)もいない中で、みんなが急造3バックに不安を感じていたと思う。そういう人たちに安心させるためにいいプレーをしないといけないし、とにかく無失点で抑えて勝ちたいという気持ちでいっぱいだった。それが実現できて、本当に満足できる。
後半、苦しい時間帯もあったけれど、そこで『この1歩』を出すことができたし、攻撃もチャレンジしてシュートまでいけた。後半のシュートは枠に持っていきたかったのに、ちょっと浮いてしまったけれど。そこはまた、練習します。
試合前から積極的にボールに絡んでいこうと思っていたし、それがゲームに出て良かった。相手の対面だった19番(レッキー)はそれほど意識していなかったけれど、アウェイではいい選手かなと思っていた。仕事をさせなかったかどうかはわからないけれど、チームの勝利に貢献できたことが良かった。
今日もたくさんサポーターが入ってくれた。それが力になってくれた。そして監督が凄い。これほどケガ人が出ても広島のサッカーができるということは、練習から熱心に監督が指導してくれているから。監督を信じてやっていけばいい、と再確認できた。監督の期待には応えたいし、ミスはあるけれど一生懸命なプレーで期待を裏切らないようにしたい。
勝った瞬間、泣きそうになった。ここで泣いたら、またいろいろいじられるから(笑)。もう嬉しすぎて、ロッカーでもはしゃぎすぎました(笑)。このチーム状況での1-0の勝利が、どれほど重みがあるか、ということ。タフに戦えたことが嬉しい」

以上
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