スカパー!生中継 Ch180 18:50〜(解説:川本治、実況:下田恒幸、リポーター:児玉美保)
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怪我が相次ぎ、満身創痍の態でリーグを戦ってきた湘南に明るい兆しが射しつつある。5月5日の神戸戦で山口貴弘がフル出場すると、その神戸戦の翌日に行なわれた水戸とのトレーニングマッチでは、第2節横浜FM戦を最後に離脱していた馬場賢治が90分間プレーした。もちろん復帰が待たれる役者はまだまだ控えており、スポットライトを奪い合うような状況には足りない。だが裏を返せば、18位からスタートし、これだけ傷を負いながらも順位を上げている現状は、周囲との勝点差がわずかとはいえ前向きに捉えることができるだろう。おまけにACLとの兼ね合いで現在1試合少ない。
「うらやましいと思っていた」とは、戦線を離れているあいだ、ピッチを駆ける仲間たちの姿を外から見ていた馬場の胸中だ。しかし、ただ指をくわえて観戦していたわけではもちろんない。ゲームを客観的に見ることで、感じるものがあったという。
「安全にパスを回し、勝負のパスが出ないことがあった。仮に通らなかったとしてもパスを入れて初めて気付くことがあるし、失敗しても次のプレーに繋がる。セットプレーでも、勢いをもって中に入っていけば迫力はもっと増すはず。ゴールに結ぶためには、逃げずに積極的にチャレンジしていくことが大事だと思います」
チャレンジを期して今節、湘南が平塚にて迎え撃つはG大阪である。天皇杯王者の状態は芳しくない。リーグでは16位の湘南と勝点2差の14位に沈み、先日のACL決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では城南一和に敗れベスト8進出を逃してもいる。
だがそれでも、「前の選手の質が高い」と反町康治監督が触れたとおり、G大阪の秀でた攻撃力は揺るがない。U-19オランダ遠征メンバーに入った宇佐美貴史やリーグ戦で結果を出している星原健太ら若手も台頭しており、チームの層は厚い。ボールポゼッションに優れる彼らの時間が長くなろうことは容易に想像がつく。逆に湘南にあっては、前々節のG大阪×川崎Fのような撃ち合いに持ち込まぬ粘り強い展開が求められよう。
「相手に回されているのではなく、自分たちが回させている感覚を持ちたい」そう語るのは、出場停止が解ける臼井幸平だ。第9節川崎F戦の一発退場を省み、「チームに迷惑をかけた分、取り返したい」と、この週末に向けて静かな闘志を燃やしている。加えてG大阪には、日本代表の遠藤保仁をはじめ同世代の選手が少なくない。いわゆる「ゴールデンエイジ」を生きるプレイヤーとして、思い入れもひとしおだろう。
「ガンバには同い年の選手が多いし、彼らを尊敬してもいる。でも、負けないようにしたい。ポゼッションでは差が出ると思うけれど、我慢強く戦い、数少ないチャンスをモノにしたい」
馬場も言う。「ガンバだからといってビビるのではなく、チームとして攻めの姿勢で戦いたい」。そして、さらにこう付け加えた。「ぼくはまだ勝利のダンスに加わったことがないので、平塚で踊りたい」。
中断期間前のリーグ戦ラストマッチとなる今節は、産業能率大学スペシャルデーということもあり、より多くのサポーターが駆けつけることだろう。ホームの声援を力に、湘南らしく躍動したい。
以上
2010.05.15 Reported by 隈元大吾













