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【J2:第20節 栃木 vs 横浜FC】松田浩監督(栃木)記者会見コメント(10.07.31)

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7月31日(土) 2010 J2リーグ戦 第20節
栃木 2 - 1 横浜FC (18:03/栃木グ/4,218人)
得点者:4' 寺田紳一(横浜FC)、44' 大久保裕樹(栃木)、90'+2 リカルドロボ(栃木)
スカパー!再放送 Ch181 8/1(日)前05:00〜
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●松田浩監督(栃木):
「選手が非常にハードワークを最後まで続けてくれた。途中、バランスが悪すぎて負けそうになったことは反省点だが、ずっと応援して頂いてくれているサポーターの方にも、昨年から劇的な勝ちをお見せできていなかったので、意味ある勝ちだと思うし、最後まで我慢強くやってくれた。
最初は不運な判定だと思う。それでFKから点を取れたので、連敗中のチームには堪えるも、時間がまだ十分にあり、きちっと自分達の戦いをしようと。そこで前半に追い付けたのは良かった。うまくFKを活かしてくれた。
後半は一進一退だったが、ロボのシュートは皆の気持ちが乗っていたので、ゴールの中に入ってくれたと思う。シュート自体は良かったと思う。決定力のある選手がいたことで勝てたような気もする」

Q:前節に続いてセットプレーから得点が決まりました。新たな武器になりそうですか?
「これまで色々な形を準備してきてやってきたが、なかなか上手くいかなかった。ただ、積み重ねてきたことがバリエーションになってきて、今なにをやるのかよく選択できている。
今週はこれを練習してきたが、これをやるのではなく、練習したがスカウティングでこれを効くんではないか思っても、そうじゃない時に、それはやっても無理だろうと思った時に、その逆を取ると。他のアレンジしたものを出せるようになってきたのはいいことだと思う。FKから点が取れることは試合展開として楽になるし、なかなか今のサッカーの中では、守備の組織がしっかりしていると流れの中で点を取ることは難しい。ただ、マンツーマンでやってくるチームには、こちらが勝負しやすいので活かすべきだと思う」

Q:赤井選手が起点になっていたように思うが、意図的に右サイドから攻めたのか?
「サイドバックは4−4−2では鍵で、どのチームもサイドチェンジは嫌なので、サイドチェンジをしてサイドバックが仕掛けるのがモダンフットボールでは当たり前。今までは入江の方が目立ったし、今日も入江は攻めた。前半は赤井が物足りなかったので、勇気を持ってボールを預けて後半は追い越して行けと伝えた。ボールを預け、追い越せば、マークに付いた選手が赤井につられて高木がフリーになるし、恐れるなと。赤井が上がって空いたスペースは、うちはローテーションをするので誰かがカバー出来るので。どんどんいけるやつがいくことをしないとなかなか崩れない。ボランチもどんどん出ていくべきだと思う。
昨年に比べて赤井の攻撃参加は増えているし、だからシュートを決めている。欲を言えばクロスからアシストを決めればいいなと思うも、攻撃参加のトライはしてくれている。ただ、行ってはいけない時もあるので、やみくもに行くのではなくいいタイミングで行く。タイミングが大事なので、そのあたりは学習してくれていると思う。今日に限って赤井を意図的に上げさせたことはない」

Q:5試合連続で先制点を許しているが。
「今日の守備は全く問題ない。そのままの守備をしろと伝える。あれ以上のことやらないセンターバックはいない。逆に言えば先制しても追いついている。そのメンタリティは凄い。甲府戦もビデオで見るとダニエル選手が完全にオフサイドポジションにいたと。そう考えると我々のDFのやり方というのは生きている。それは僕が責任をとるところで、戦術を採用した僕が責任をとればいい。だから、選手には今のままの守備を続けて欲しい。ただ、主審が(オフサイドなどを)取ることを期待する。主審が取ってくれないならば考えるが、まだ1回だし、あれも僕等の方では何も変えない。逆に続けると。ここ2試合は先制されたのに追い付いたので逆にタフだなと思う。福岡と鳥栖の頃は明らかに立ち上がりにたるんでいた。それが解消されたと思う」

Q:パウリーニョ選手は2試合目だったが、ダイナミックでした。フィット具合とチームにもたらした効果は?
「非常に体の無理がきく。相手のホベルトもよくて、後ろからコンダクターとしてゲームを作り、いぶし銀のプレーだなと思っていた。パウリーニョは前へ前へ、ボールを前で奪うプレーが得意だし、攻撃にもどんどん飛び出して参加してシュートも狙うダイナミックさがある。もちろん戻って守備できる若さ、エネルギーがある。ただ、今日は日本の暑さに慣れていなかったので疲れていた。そこは本橋が非常にダイナミックにパワーあふれるプレーを見せてくれた。二人だけでなくワイドプレーヤーも頑張った。パウリーニョは性格が明るいので活気をもたらしてくれる。劣勢で気持ちがしぼんでしまいそうな所で、行こうよ行こうよと言えるキャラクターが、今は一番いい影響を及ぼしていると思う」

Q:今後の栃木SCの課題は?
「今日も1−1の時に、2−1になるまで大ピンチが何度もあった。焦れて前に行って、逆に点を取られて、昨年ならば負けているパターンだった。そういう可能性もあったので、今日勝てたのはラッキーだった。ロボのシュートは素晴らしかったが、あの時間帯に2点目を先に取られていたら難しかったかもしれない。そう言う意味ではやっぱりバランスの悪さを読む力だとか、2−1になってから3点目のチャンスがあったのにきちっと決めないのは甘さだと思うし、喜んでいられない部分。好調を維持することは難しいメンタリティ。浮かれないようにとか、相手を舐めないようにとかは、難しい部分だと思う。それを獲得していかないと例えば鹿島のようなチャンピオンチームにはなっていけないと。そのあたりは永遠の課題だし、J1で優勝して常勝チームになるまでずっと続くことだと思う」

以上
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