8月1日（日） 2010 J2リーグ戦 第20節
熊本 0 - 1 草津　（19:03／熊本／8,887人）
得点者：50' 後藤涼（草津）
スカパー！再放送 Ch181 8/2（月）前11:30〜
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●副島博志監督（草津）：

「後半戦、非常にいい滑り出しをしたんですが、今日のゲームは前節（vs鳥栖）、前々節（vs福岡）同様に上位との対決で、我々が準備して来たことをいかに継続できるか、そういったことをテーマに取り組んだ試合でした。非常に蒸し暑い中、熊本もやはり上位にいるチームだけに組織的な攻守で、我々としても我慢する前半でした。後半立ち上りに狙った形からのきれいなゴールが生まれて、幸先は良かったんですが、2点目を取れなかったというのが、これだけしんどいゲームになっていったんじゃないか、そこが課題として残るかなと。チーム全体としては、攻守において意図する形というのは作り出せるようになっています。こういったゲームを継続して、１つひとつ順位を上げていきたいと思います」

Ｑ：前半の30分以降、ややペースが落ちたような印象を受けましたが、これは後半勝負ということを考えてのことでしょうか？
「サッカーというのは相手があるゲームで、事前に意図する通りにはなかなか進まない。熊本が鳥栖とは違って前からプレスをかけてくる形ではなく、ややリトリートした形から守備をスタートし、我々としてはディフェンスラインではボールを持てるんですがなかなかテンポが上がらない。そういった焦れた展開が立ち上りから続いていまして、そこでリズムを変える手だてを講じられなかったと。そういう意味で、ハーフタイムを利用してそういったところの意思統一を図ろうかなとも思いました。蒸し暑い中でのゲームですから、前半の途中から急にテンポを上げるような指示は出さなかったということです」

Ｑ：ラフィーニャ選手が出場停止から戻って来て、前線でタメを作って後ろから追い越して行くという狙いがあったと思いますが、実際にはそういう場面はあまり多くはなかったように思います。その要因はどういった所にあると思われますか？
「１−０になってからのショートカウンターはいくつかあったと思うんですが、やはり相手との兼ね合いがありますから、負けている状態でどんどん前へ出てくるということで、非常にフィジカル要素の高いゲームになっていた。ラフィーニャも前節出ていないことで、休養ということでは良かったのかもわかりませんが、ゲーム勘、ゲーム体力という部分では感覚が鈍っていたんじゃないかと思います」

Q：２人の守備的MFが非常によく仕事をしていたと思いますが、どうご覧になりましたか？
「非常に献身的に、身体も張りますし、奪ったボールをしっかりつなぎに入れるということで、うちのチームの心臓部になっている選手です。シーズン当初はなかなか意図するプレーが実行できなかったんですけども、後半戦は両者の攻守におけるチームへの関わり方というのが、非常に重要度を増して来たなと。２人だけではなくて、もっともっと周りとの関わりも増やして、攻守におけるいいリズムを作り出していけたらと思います」

Ｑ：残り５分のセットプレーの場面でダニエル選手を入れましたが、この狙いは守備を固めて守りきるということでしょうか？
「そうですね、27番のファビオが入って来たことで明確なターゲットになりましたので、当初は27番にウチのセンターバックがどう対応できるか見ていました。しかし、やや競り負けるシーンがあったので、前線、中盤の疲れた選手と代えるよりは、最後のゴール前で高さの部分で投入して、固めに入ったと、いわゆるゲームを終わらせる形に持って行きました」

以上