9月5日(日)第90回天皇杯2回戦 札幌 vs 盛岡(13:00KICK OFF/札幌厚別)
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チケット情報 |天皇杯特集
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北は北海道、札幌市の厚別公園競技場ではJ2の札幌と、岩手県代表のグルージャ盛岡が対戦する。
札幌はこの天皇杯を立て直しの場にしたいところ。今季はJ1昇格を目指して戦いながらもなかなか勝ち星を重ねることができず、ズルズルとこの9月までカレンダーを進めてしまっている印象だ。直近のリーグ戦でも敵地で愛媛に完敗を喫しており、歯車は依然として噛み合わない。年代別日本代表のアタッカーがいたり、チーム全体の構成としては決して力が低いわけではない。「普通に戦えば問題ないようなところで、普通に戦えていない」と内村圭宏が口にするように、自分たちのイメージする通りにサッカーができていないようである。リーグ戦の24節までを終えて、順位は12位である。
それでも、「天皇杯の場で、しっかりとした結果を出すことで立て直していきたい」と古田寛幸。何とか風向きを変えようと、選手たちはどの試合に対しても真正面から向き合っている。指揮官・石崎信弘監督も「新しいチャレンジもいろいろとやってみたい」と話しており、リーグ戦、カップ戦に関わらず積極的にプレーする姿勢はブレさせない。メンバー構成も含め、これまでのリーグ戦とは異なった部分も披露される見込みだ。
そんな札幌に挑むのはグルージャ盛岡。北海道代表の札幌大学と対戦した1回戦では仙台、横浜FCなどでのプレー経験を持つ中田洋介の2得点などで3−2のスコアで快勝。東北社会人リーグでは現在2位であり、得失点差はリーグトップのプラス39と調子は上々である。
注目すべきはやはりオフェンス陣だろう。前線には徳島から期限付き移籍中の菅原康太が縦への突破力を持ち、佐藤佳成は動き出しに上手さを見せる。F東京のアカデミーで育成された金宏栄は安定した技術を誇っており、様々なタイプの選手が絡むことで、幾つものフィニッシュパターンを作り出すことができている。最終ラインにも大瀧直也、大原卓丈、GKには島津虎史といったように守備陣にもJリーグ経験者が複数いるため、全体的なバランスが良いチームだと言っていいだろう。
ゲームの焦点としては、お互いのポイントである「攻守の切り替え」の部分をどれだけしっかりチーム全体として意識をできるかがカギとなる。札幌もグルージャ盛岡も攻撃時には積極的に選手が動き出しを仕掛けるチーム。そこでフィニッシュまで持ち込めた際には問題はないが、ボールを奪われるとカウンターを受けやすいスタイルでもあるため、ターンオーバーされた場面でどれだけボールに近い位置からディフェンスが仕掛けられるのか。そこが双方の生命線となることは間違いない。
いずれにせよ、J2で戦う札幌が格上であることは間違いない。トーナメントというのは何が起こるかわからないし、ディビジョンが下のチームと戦う試合というのはいつだって簡単ではない。だがそれでも勝利という結果を求められるのが格上チームというもの。さらに、ホームスタジアムである札幌厚別公園競技場で戦うとあっては、言い訳は少しも通じない。リーグ戦ではなかなか結果を出せていないだけに、しっかりとJ2としての意地を見せたいところだ。
そしてもちろん、アップセットというのはカップ戦の華。グルージャ盛岡の活躍もまた、楽しみである。
以上
2010.09.03 Reported by 斉藤宏則
J’s GOALニュース
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