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前節岡山戦で連勝が3でストップした大分は、ホームで福岡を迎える。システムを3−4−2−1に変えてから“本来の力”を取り戻した大分としては、残り5試合を来季につなげるための仕切り直しの一戦となる。また、バトル・オブ・九州でいまだ勝利のない状況を打破し、“九州に大分あり”を示すには今節の福岡戦は恰好の相手だ。
ご存知のように福岡は、J1昇格に向け大詰めの時期となっている。前節の栃木戦の取りこぼしを補うためにも、負けられない思いは強いはず。九州5チームからJ1昇格を目の前のしている福岡にエールを送りたいところだが、「そう簡単に上げさせるつもりはない」と大分の選手の鼻息は荒い。やはり鳥栖、熊本、北九州と対戦するときとは異なる九州の盟主としてのプライド、J1を経験したチームとしての意地がある。順位だけを見れば、勝点37の14位大分と同58の3位福岡では、福岡に分があるのは明らかだ。ただ、大分は30節で柏に今季2つ目の黒星をつけたように、上位イジメを得意としている。易々と勝点を上積みさせる気は毛頭にない。
福岡との真っ向勝負を挑むため、大分は前線の3枚に変化をつけるようだ。キム・ボギョン、東慶悟が広州アジア大会で抜け、チェ・ジョンハンが3試合の出場停止処分を受けていることもあるが、「今回は走れる選手を優先する」(皇甫官監督)。前々日の練習では、森島康仁を1トップに河原和寿と“誰か”が2シャドーを組むことになりそうだ。その誰かが今節のキーマンとなるのではないかと予想している。
候補は土岐田洸平と為田大貴のふたり。7月にレンタルで加入した土岐田は、手薄なSBを補充するためにDF登録となっていたが、システムを変更してからがWBにポジションを上げ、今回はさらにポジションを1つ上げる。「元々FWの選手だったし、スペースへ動く意識が高く、速さがある」とFWとしての指揮官の評価は高い。土岐田自身もポジションを上げる度に調子も上がっている。「慣れれば意外とフィットすると思う。カワ(河原)とモリシ(森島)が気持ち良さそうにプレーしているので、僕は邪魔しないように離れてプレーする」と控えめに話しながらも、「今季は(得点が)ゼロなんで狙いたい」と得点宣言が飛び出した。
もうひとりの候補となる為田はアクセントを付けることができる選手。高校2年の2種登録選手であるが「創造性があり、運動量も抱負。将来の大分を背負う選手のひとり」(強化部)。すでにリーグ戦デビューを飾り、プロの水に慣れた頃。怖いもの知らずの若さは武器となるはずだ。
直近の2試合でシュート数が5本、4本と少なかった攻撃陣を活性化するためにも、いい意味で驚きを与えてくれる人選に期待したい。
以上
2010.11.13 Reported by 柚野真也













