11月20日（土） 2010 J2リーグ戦 第35節
福岡 3 - 2 東京Ｖ　（14:33／レベスタ／10,080人）
得点者：21' 久藤清一（福岡）、50' 城後寿（福岡）、57' 飯尾一慶（東京Ｖ）、60' 平本一樹（東京Ｖ）、90'+3 高橋泰（福岡）
スカパー！再放送 Ch183 11/21（日）前07:30〜
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●篠田善之監督（福岡）：

Q:試合を振り返って
「本当に素晴らしいゲームだったと思います。苦しい時間帯もありましたが、選手たちは諦めず、最後まで戦ってくれました。スターティングメンバー、サブ、サブ以外の選手、スタッフ、そしてサポーターと、みんなで勝ちえた勝利だったと思います。ヴェルディは非常に強かったです。個々の能力も高く、我々の間に入って、我々の嫌なところに顔を出してボールを回していました。そこをアプローチを早くしたり、スライドを早くして、ギリギリのところではありましたけれど、対応できたことが良かったです。２点をリードしてからは、ラインが下がりすぎ、受けに回った部分もあり、ヴェルディの早いプレッシャーを感じながら失点してしまって、今までなら逆転されてもおかしくない流れでしたけれど、良く我慢して、チャンスをものにして勝点を取れたと思っています。中２日で次の試合が待っていますので、気を緩めることなく準備したいと思います」

Q:両方の力が拮抗していて、ちょっとしたことでリズムが向こうに行ったり、こっちに来たり、非常に難しい試合だったと思いますが、その中で監督が一番注意されていたことは何でしょうか?
「ゲームの前に全員に言ったことは、とにかくチャレンジすること。失敗しても何度でも繰り返すこと、前に出ること、守備では全員できっちりと守ること。今までやってきたことを全員で出そうと。ただ、ヴェルディは強い。ギリギリのところで彼らも全てを投げ出してくるわけだから、我々も受けて立つのではなく、自分たちがチャレンジできるようにと。本当に苦しいゲームになることはみんなも分かっていたし、その苦しさをはねのけたので、気を許さずにやってくれたと思います」

Q:最後にＦＫを決めた高橋選手は、最近の試合では大事なところで登場し、貴重なゴールを決めていますが、その高橋選手について。
「今シーズン出場時間が少なく、加えて怪我などもあったんですが、ここにきて、体の切れ、ボールをおさめること、そしてゴールを決めることと、本当に素晴らしいプレーを練習試合や天皇杯で見せてくれていると思います。今日のゲームに関しては、あの時間帯に出て、ワンチャンスを決めることや、ボールをおさめることをきっちりとやってくれました。今日は彼がチームを救ってくれた感じています」

Q;その高橋選手を敢えて途中出場させているのはどんな理由からですか
「城後やジャンボ（大久保）も今、状態はいいです。そして、選手は誰もがスタートから出たいと思っているものですが、今は彼にチームプレーに徹してもらっています。彼はベテランの域に入っても、そういった状況の中で若手の手本になるような姿勢をトレーニングでも見せてくれて、そして、こうやって結果も出してくれて、非常に存在感を示してくれています。後に出すことがいいのか、悪いのかは別にして、今は彼に途中交代でプレーしてもらっています」

Q;上位チームの結果によっては昇格に王手がかかったわけですが、改めて次節の岐阜戦にどのように臨まれるつもりでしょうか
「まだ我々は何も勝ち得ていませんから、いつもと同じように、今度の岐阜との90分間でどうやって自分たちのサッカーを表現するかを考え、時間が短いですけれどもコンディションを整えて、全員でとにかく取り組むこと、それしかないです」

以上