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【J2日記】富山:らしさの詰まった最後のメッセージ(10.12.17)

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(C)赤壁逸朗

涙をぬぐいながら話した濱野選手

(C)赤壁逸朗

長山選手は生まれたばかりの愛娘も一緒にあいさつに立った

(C)赤壁逸朗

石田選手は平野選手とのコンビ芸を交えて最後までファンを楽しませる

(C)赤壁逸朗

試合終了後にスタンドで広げられた横断幕

(C)赤壁逸朗

中川選手を応援し続けたチビ雄二くんも引退を惜しんだ

(C)赤壁逸朗

ゴール裏のサポーターをバックに記念撮影

富山は今季限りで選手14人がクラブを離れる。多くが前身であるYKK AP、アローズ北陸といったJFL時代からプレーしたベテラン、中堅選手だ。
縁あって富山にやって来た。会社勤めやアルバイトをしながらサッカーを続けた。カターレが誕生し、みんなでJリーグ加入を勝ち取った。そして、夢だった舞台で思い切り戦った。一人ひとりがチームの顔だった。
最終戦後のセレモニー、引退する8人のあいさつには仲間たちと家族、サポーターへの感謝の言葉が並んだ。このクラブらしさが詰まっていた彼らのスタンドへのメッセージを以下に紹介する。

引退選手に続き最後にマイクを握ったのはクラブを離れることが決まっているFW石田英之。新天地を求めて旅立つ6人を代表してあいさつした。「ヒデちゃんは辞めへんで(笑)。富山に来て4年。最初はひげの濃い、少しだけおもろいただの石田英之でしたが、みなさんのおかげで成長することができました。ありがとうございました」。そして大きく叫んで締めくくった。

「愛してるぜ!富山」

カターレ富山のJリーグ2年目が幕を閉じた。

●GK中川雄二
「クラブハウスでのミーティング、試合前のロッカールームやウォーミングアップ…、今日で最後なんだとかみしめながら過ごした。たくさんの人と仲間たちに支えられ、充実した10年間だった。一昨年、Jリーグ昇格が決まった時の感動とサポーターと分かち合った喜びを一生忘れない。素晴らしい仲間に囲まれて引退を迎えることができた誇りを胸に、これからの人生を歩んでいきたい」

●MF長山一也
「やり切りました。青いユニフォームを着て、すごく多くの人が応援してくれた。まだ観客も少なかったJFL時代から富山はステップアップしたと感じる。それを手伝えたことがうれしい。165cmの小さな私も166cmぐらいには成長した(笑)、いや、みなさんの応援のおかげで2mぐらいにまで大きくなることができた。スタジアムが満員になるゲームができるようにクラブは頑張るので、これからも応援してほしい」

●DF濱野勇気
「JFLからJ2に昇格できたことは一番の思い出であり、サッカー人生の誇り。今日まで戦ってくることができ、サッカーをやってきた25年を悔いなく終わることができる。鹿児島の両親はいつも応援してくれた。ここで終わることが幸せと伝えたい」

●MF渡辺誠
「サッカーにはさまざまなことを教えられた。厳しさ、苦しさ、喜び、感謝…。今日の試合でも厳しさを教えられた。富山に来て6年、いろんな人と出会い、支えられてサッカーを続けてくることができた。けがで悩みもしたが、安間さん(監督)がサッカーの楽しさを思い出させてくれた。引退する試合に出場できたことは喜び。これからは違った道で、サッカーに恩返しをしたいと思う。カターレが富山の人たちの生活の一部になるように、ファンのみなさんで担いでいってほしい」

●MF上園和明
「水戸から富山に来て、アローズ、カターレとプレーを続けてくることができた。人との出会いの大切さを今、改めて感じている。まだやりたい思いはあったが引退を決めた。来年生まれる子どもにプレーしている姿を見せられなかったことが残念。これからも何らかの形でカターレの力になっていきたい。クラブはまだ大きくなる必要がある。これからも声援を送ってほしい」

●FW長谷川満
「途中出場する前には安間さんから『ダイビングヘッドをして来い』と激励された。センタリングのボールが来て『俺って持ってるなー』と思って突っ込んだが、持っていたのは腰痛でした(笑)。今季はけがでプレーができなかったが、自分で納得できる1年だった。今こうやって涙が流せるまでサッカーができたことを誇りに思う。Jリーグという熱い戦いの舞台を楽しんだ」

●MF野嶋良
「今季はけがでつらいシーズンだったが、数多くのファン、サポーターから応援してもらえて、やってくることができた。左ひざを手術して痛みとの戦いだった。それでもサッカーに執着してやってくることができたのはサッカーの素晴らしさを感じていたからだと思う。ここにいる素晴らしい監督とスタッフ、素晴らしい仲間、笑顔で支えてくれた家族に感謝。これからカターレはもっと大きくなる。一ファンとして応援し、支えていきたい」

●DF中田洋平
「今季は全力で突っ走ってきた。シーズン最初に安間さんは『先のことが心配な奴は、今を頑張っていない奴だ』と言った。練習中のなにげないひと言だったが、胸に突き刺さった。そして、死にものぐるいで走ってきた。
Jリーグ昇格を決めた瞬間の喜びは忘れることができない。周りの人に支えられ、助けられてやってくることができた。『人との出会いを大切にしろ』という小さいころからの母の言葉を大切にしてきた。4人兄弟で裕福ではなかったが愛情をいっぱい注いでくれた。人情を大切にしてこれからもやっていきたい」

以上

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2010.12.17 Reported by 赤壁逸朗
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