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【2011Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】レポート:タイトル奪還を狙う鹿島が快勝するも、若いチーム編成の水戸も得難い経験を手に帰路につく(11.02.20)

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2月19日(土) 2011Jリーグプレシーズンマッチ
鹿島 3 - 0 水戸 (14:06/カシマ/7,189人)
得点者:23' カルロン(鹿島)、49' 興梠 慎三(鹿島)、63' 増田 誓志(鹿島)
■いばらきサッカーフェスティバル2011
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鹿島は11人、水戸は12人の選手の出入りがあり、ともに新たなチームをつくりあげている。とはいえ、昨季J1を4位で終えたとはいえ天皇杯を制した鹿島とJ2で16位だった水戸では、その戦力には大きな差があった。水戸の選手からは鹿島とのダービーマッチを初体験だった選手も多かったせいか「さすが元王者」という声が聞かれていた。しかし、「良い意味でよかったです」と主将の西岡謙太が言うとおり、得るものも大きかったことが選手たちの表情からうかがい知れた。そして、最も生き生きした表情だったのは柱谷哲二監督かもしれない。
3失点とスコアのうえでは完敗だったわけだが、記者会見に臨んだ監督からはポジティブなエネルギーが満ち溢れていた。今季のスローガンは「かけろ。」ということで走ることをテーマにしている。
「十分やれたと思います。今度は走るクオリティだったりをあげたい」
そう言って一定の評価を選手たちに与えた。
確かに、試合の序盤は水戸の守備が機能していた。この日採用された[4-4-2]の布陣は、DFと中盤の2つのラインがバランス良く並び、スペースを空けることなく鹿島を迎え撃っていた。
「収穫に関しては、中盤のスライドだったり、穴を空けないというテーマについてはある程度できたと、僕は思っています」
監督の言葉は選手たちに自信を与えることだろう。
惜しむらくは、奪ったボールを丁寧に繋げることができず、速攻の場面でもサイドを駆け上がった小幡純平らにパスが通らなかったことだ。バランスを整えることが第1段階だとすれば、能動的にボールを奪ったり、すばやいカウンターで相手ゴールを脅かすのは次の段階となる。Jリーグ開幕までの2週間で、取り組むべき課題は明確になった。
 
3-0で快勝した鹿島も手応えを感じる内容だった。
敵将である柱谷監督が「いままでの鹿島というのはそんなに高さというのは気にしなくて良かったと思うんですけど、彼(カルロン)が入ったことによって立体的な攻撃というのが出てきている」と話したように、カルロンの存在が攻撃のバリエーションを増やしつつある。小笠原満男からの絶妙のスルーパスに追いつけなかったり、動き出しのタイミングなど連携にはまだまだ不十分な点もあるが、初ゴールを決めたことはなにより。斜めに走り込んでDFラインの裏に飛び出した野沢拓也の落としから、鋭く右足を振り抜いた得点は、GKもタイミングを掴むのが難しく、非凡なものを感じさせる得点だった。
アレックス、本田拓也という、その他の新加入選手も持ち味を発揮。また、後半に入ってからは遠藤康、小谷野顕治という若手がアピールし、移籍選手たちに負けじと積極的なプレーを見せていた。
1週間後に控えるFUJI XEROX SUPER CUPに向けて、順調な調整ができていることを感じさせたことはもちろん、勝ちながらの世代交代という難しいテーマについても、狙い通り、チームは活性化していた。

以上

2011.02.20 Reported by 田中滋
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