本日、福岡市内で九州5クラブによる合同記者会見が行われました。
会見での出席者のコメントは以下の通りです。
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☆新スローガン「九州だ、J」についての説明
●大東和美 Jリーグチェアマン:
「皆さん、こんにちは。本日はお忙しい中、多数ご参加いただきましてありがとうございました。いよいよ、待ちに待った2011年シーズンが3月5日に開幕します。昨年は、バトル・オブ・九州と銘打ちまして、九州5クラブが鎬を削り、ファン、サポーターの皆さんが大いに盛り上がりました。そして、ご存じのとおり、アビスパ福岡がJ1昇格を勝ち取りました。今年は4クラブでバトル・オブ・九州を戦うことになりますが、1クラブでも多く、九州のクラブがJ1に昇格することを強く希望します。これから5クラブの監督に今年にかける意気込みを語ってもらいます。皆さんご存じのとおり、複数の監督は、Jリーグで活躍し、各国の代表で活躍した元選手です。そういう意味で、監督同士のバトルが始まるかもしれませんが、楽しみにしていてください。では今年1年、よろしくお願いします」
Q:監督の顔ぶれを拝見させていただいていますと、かつてJリーグで活躍された選手ばかりで、非常に楽しみだなという感じがしています。チェアマンは、九州の戦いぶりという点では、どういうところに期待されていらっしゃるでしょうか
「先ほども触れましたが、ここにいる監督の複数は、かつてJリーグや、代表でプレーした選手でした。そういう意味で、顔なじみというか、多くのファンがいらっしゃると思いますから、監督に対する期待も大きいのではないかなと思っています。それぞれ特色のあるチーム作りが出来ていると思いますから、開幕から監督の思いを見せてほしいと思っています」
Q:そのバトル・オブ・九州の戦いを経て、今季は福岡がJ1に昇格しました。
「アビスパ福岡にはJ1の経験があり、5年ぶりの復帰は、むしろ遅すぎるような感じもしましたが、総力で上がるという強い意志の見えたチームだったように思います。大塚社長がクラブに見えて、また違った意気込みもあると思いますので、今シーズンもクラブ一丸となって頑張ってほしいと思っています」
Q:残りの4クラブにも、さらに期待したいという思いもあると思うのですが。
「ひとつでも、ふたつでも、より多くのクラブがJ1へ上がってもいいと思います。結果はわかりませんけれども、昇格を目指して、ファンが見て感動するような試合をしてくれることを期待しています。それは十分にやってくれると思います」
●篠田善之監督(アビスパ福岡):
「今シーズン、我々がJ1という舞台でチャレンジすることを本当にうれしく思っています。チームとして1の舞台をどう戦うのか、アグレッシブに、スピーディーに、よりハードに、そして、どのゲームも気を抜くことなく、最後まであきらめずに、選手、スタッフ、フロントが一体になって、スタジアムで走りたいなと思っています。いろいろな言われ方をしていますが、我々にとって残留は絶対条件であって、それが目標ではありません。何位という目標設定はしていませんが、自分たちは1試合1試合、目の前のゲームに集中して、できるだけ上位に食い込めるように結果を求めていきたいと思っています。そして、福岡の町を元気で明るくし、九州全体でJ1という舞台を戦える雰囲気を作り出せるように頑張っていきたいと思っています」
Q:開幕を直前に控えた今の気持ちを。
「ワクワクしているというか、楽しみな気持ちで開幕を待っています。新たに加わった9名の選手と、昨年から引き続いてチームにいる選手たちの良いところを引き出し合えるチームになったと思っています。そして、チーム一丸となってハードワークすることを絶対条件に戦いたいと思っています」
Q:目指すサッカースタイルは、どのようなイメージを抱いていらっしゃいますか?
「よりアグレッシブに、ゴール前の決定機を多く作れるように、積極的に仕掛けられるようにゲームを進めていきたいなと思っています」
Q:残留は絶対条件ということでしたが、具体的に、このくらいの順位まで行きたいというのがありましたらお願いします。
「残留を目標に掲げるのはおかしいと思うし、我々は目の前の試合を1戦1戦戦って、みんながびっくりするような順位に行けるように頑張りたいです」
Q:ファン、サポーターの皆さんに意気込みをお願いします。
「今シーズン、皆さんの声援や力が、選手たちに大きな影響を与えると思っています。我々も一生懸命に戦いますので、ぜひ、スタジアムに足を運んでいただいて、皆さんも我々と一緒に戦ってください。お願いします」
●三浦泰年監督(ギラヴァンツ北九州):
「このような素晴らしい、九州を盛り上げる場所を作っていただいて、非常に感謝しております。そして関東からチェアマンにいらしていただき、非常にモチベーションが上がる思いでいっぱいです。やはり、どうしてもJリーグというと関東、あるいは東海を中心に行われているイメージがありますから、そういう意味では、この九州が熱い試合をして、1人でも多くの方が、ファンに、あるいはサポーターになってくれるよう、我々がやらなければいけないと思っています。また、若い世代では、小・中・高校と本当にいい選手が九州には揃っていると思いますが、そういう選手が、どうしても強い関東のチームに行く傾向があります。九州からひとつでも多くのクラブがJ1に昇格して、この九州で育った選手たちが、地元でプレーするように熱い環境を作っていかなければいけないなと思っています。我々は小さなクラブですが、スローガンの『一心』という言葉のもとでやっていきたいと思っています。目標は少し大きく勝点56ポイントに設定しました。周りの方から見ると、ちょっと無理じゃないかと、場合によっては笑う人もいるかもしれませんが、少し高い目標を設定して、今シーズンに臨んでいきたいなと思っております」
Q:監督に就任されて初めてのシーズンです。まずは今の気持ちから聞かせてください。
「初めてなんですけれども、初めてという気はしないですし、開幕を楽しみにしています」
Q:どういうチームに育ったのか、手応えを聞かせてください。
「手応えは、良く聞かれるんですけれども、試合をやって初めて手応えというものを感じなければいけないと思っています。ただここまでの、選手たちが取り組む姿勢や努力する姿など、そういう意味での手応えは感じていますし、高いモチベーションを持ってサッカーに取り組んでくれたことに関しては、ある意味、手応えとして感じています」
Q:勝点56という数字を目標にされましたが、これにはどういった思いがあるのでしょうか?
「私が1人で、ふと、このくらいかなと考えました。56ポイントという数字は、取れそうで取れない、越えられそうで越えられない、そういう難しい数字です。本来ならば、それは優勝を目指す中でということで伝えなければいけないと思いますけれど、我々にはまだそこまでの力はないし、クラブもその大きさにはないと思っています。けれど、目標に関しては、勝点というものは決して減ることはないですから、少しずつ積み上げていきたいと思っています」
Q:勝点を目標にされたのは、今話されたように、積み上げていきたいという思いからですか?
「そうですね。順位は勝っても変わらなかったり、負けても上がることがありますけれど、積み重ねた数字の結果が我々の位置だと思います」
Q:ファン、サポーターにメッセージをお願いします。
「もうここからは、しゃべるのではなく、やるしかないわけですから、選手たちが戦う姿を、ぜひ、見てもらいたいなと思っています」
●尹晶煥監督(サガン鳥栖):
「今年のJリーグの監督の中で、私が一番若いという話を聞きました。監督として、こういう場所に立つのも初めてなんですが、まずは、ここにおられる大東チェアマン、そして九州の監督のみなさん、そしてお集まりいただいたメディアの皆さんに感謝を述べさせていただきたいと思います。
私はKリーグ、Jリーグでプレーしましたが、その中でも、Kリーグと比較した時、様々な面でJリーグの方が活性化されていると感じています。先ほどお話もありましたが、日本の中でも、関東、東海、他のエリアと比較しても、それぞれに違いがありますが、九州エリアを見た場合、関東などのエリアと比べると、まだまだ学ばなければいけないことが多くあるなと感じています。
しかし、逆に言えば、もっと発展していける、活性化していける土地だと思います。その九州地区で活動しているサガン鳥栖が、九州の皆さんのために、もっともっともおもしろいゲーム、いいゲームをしていかなければならないと思っています。そして、最終的に勝利を目指して熱い戦いをしていければ、よりたくさんのお客さんがグラウンドに足を運んでくれるのではないかと思っています。私たちがやるべきことは、グラウンドの上で、自分たちのプレーを皆さんにお見せすることなので、まずはフェアプレー精神にのっとり、小さな子どもたちに夢を与えられるような、そして全ての皆さんが喜んで帰っていただけるようなゲームをするように努力していきます。今年、J1に昇格するということをお約束することはできませんが、そこに近づけるように、精一杯頑張っていきたいと思います。多くのサポートをお願いします」
Q:開幕を控えた今のお気持ちを教えてください。
「緊張感というよりも、リラックスした状態でいます。自分自身が若い監督なので、チャレンジするという気持ちが、これからより一層出てくるんじゃないかと思っています。昨年に続いてチームに残ってくれた選手がたくさんいます。そこに新しい選手たちも加わり、私やコーチ陣が選手たちに指示を出すこともあるんですけれども、それ以外に選手たち自身がグラウンドの中で起きた出来事に対して、これをどうするのか、あそこはどうするのかと、自分たちで話し合って解決していく、そういうチームになってきていると感じています」
Q:目指すサッカースタイルとは、どのようなものを頭の中に抱いていらっしゃるのでしょうか。
「私は現役時代からそうでしたけれど、おもしろく、見に来てくれた方に楽しんでもらえるサッカーを目指していきたいと思います。先ほども話しましたが、今年、絶対にJ1に昇格するというお約束はできません。ただ、その中で、常に上位で争えるチーム作りをしていきたいと思います。若い監督と、若い選手が集まったサガン鳥栖を、ぜひ応援してください。常におもしろく、皆さんが楽しめるサッカーができるように頑張っていきますので、応援をよろしくお願いします」
●高木琢也監督(ロアッソ熊本):
「今日、本当にたくさんの方々に来ていただき、ありがとうございます。我々にとって、クラブのスローガンであるように、『リアル』に、本気でJ1を目指すというのが今年の一番のテーマです。そこに対して、チームはまだまだ微力ですけれども、チャレンジするゲームを皆さんの前でお見せできるようにやっていきたいなと思っています。そして昨シーズン、バトル・オブ・九州と銘打って1年間戦う中で、私自身も選手たちも、そしてサポーターの皆さんも、モチベーションが上がったとすごく感じました。順位に関係なく九州同士の対戦では、私自身も選手自身もサポーターもおもしろいと感じながらプレーし、応援し、観戦できたのではないかと感じています。今年も、昨年以上におもしろい、熱いゲームができるようにやっていきたいと思っています。そして、この九州の中から、少しでも多くのクラブがJ1に参加できるようになり、そしてみなさんにたくさんの感動を与え、サッカーファンを増やせるようにしたいとも思っています。長い目で見た場合、我々が頑張って、九州がサッカー界をリードしていくようなクラブ作りをして、全国に向かって発信していけたらなと考えています。今シーズンも長いリーグ戦が始まります。皆さんのご協力なしに、我々だけではできない部分がありますので、今年もぜひよろしくお願いします」
Q:開幕を控えた、今のお気持ちを教えてください。
「特に緊張感はあまり感じていません。ただ、一昨日、Jリーグのキックオフカンファレンスに参加した時に、いよいよ開幕が近付いてきたなというのを実感しました。改めてここまでを振り返れば、開幕を迎えるに当たっての、いい準備ができたなと感じています」
Q:去年のチームと比べて、今年のチームはいかがですか?
「10人の新加入選手がいて、それまでの選手と新たに加わった選手がうまくジョイントするようなシーンが多くなることを期待したいんですけれども、まだまだコミュニケーションが足りない部分や、相手の特長を理解しきれていないところがあります。完成度としては70%くらいですね。そういう意味では、チームとしてもまだまだ成長できる部分が残っていると思います」
Q:頭に描いていらっしゃる具体的な目標数値のようなものがあれば教えてください。
「特に数字の設定はしていません。目標はJ1を目指して戦うということだけを考えて戦っていきたいと思います。とにかくアグレッシブにプレーするというのが全ての原点で、ネガティブに考えてミスをするよりも、アグレッシブにやったからこそミスが出たという選択肢の方が私自身は好きですし、選手にもそういうプレーを要求しています。とにかく守備でも攻撃でも、アグレッシブにやりたいと考えています。特に、どこのチームのようなサッカーをしたいとは考えていません」
Q:熱い気持ちをサポーターに伝えてください。
「昨シーズンのチームよりも変化しています。その変化している姿を、サポーター、そして熊本の方たちに見てもらいたいです。そして、その人たちのために多くの勝利をプレゼントできるように頑張っていきます」
●田坂和昭監督(大分トリニータ):
「既に4人の監督が話された部分と重複する部分については、割愛させていただきますが、この九州で熱い試合をして、全国に九州のサッカーはおもしろい、九州のJの試合は熱いと言われるように、九州に所属する1クラブとして頑張っていきたいと思います。今年、トリニータは選手が大幅に変わりまして、平均年齢が22.3歳と、Jリーグの中でも1、2を争う若いチームになりました。そこで今年のテーマである『SORYOKU戦』、全員で戦う総力と、走る力である走力を今年の目標に掲げています。全員で戦い、全員で走って、アグレッシブな戦いを繰り広げようと思っています。こういう場所を設けていただいて非常に感謝していますし、今シーズンもしっかりと戦わなければいけないと、私たちも身が引き締まる思いです。ぜひとも、今後もご協力をお願いします」
Q:今、どういうお気持ちでいらっしゃいますか?
「他の監督さんと同じように、緊張感と言われるほどの緊張感はなく、いよいよ始まるなという思いです」
Q:監督としてチームに対する手応えはいかがですか?
「多少のケガ人が出たり、宮崎キャンプの件だったり、雪のためにトレーニングマッチが中止になったりとかいうことはありますが、自分が考えているプラン通りに進んできたと思います。先ほど話しましたように、チームとしてまず走らなければならない、そして攻守においてアグレッシブに戦いたいと思っています。
例えば、守備においても決してリアクションをとるのではなく、自分たちでアクションをとってボールを奪いに行きたいですし、攻撃に関してはどんどんボールを追い越して行く動きだとか、さらにそれを味方がフォローするというように、自分たちでアクションするチームとして今シーズンは戦いたいなと思います」
Q:今シーズンは非常に若いチームですが、どのように1年間を戦って行こうとお考えですか?
「若さをいい部分で出したいと思います。回復力だとか、勢いだとかですね。でも、若さゆえにまだまだ足りない部分もあります。それは選手としてもっと指導しなければいけない部分はもちろん、人間としてもっともっと教育していかなければいけない部分があるとも感じています」
Q:熱いメッセージをお願いします。
「大分県民の期待を非常に強く感じています。そんな中、選手たちも1人、1人が自分のために、チームのためにやろうという意欲を持っていますし、サポーターに喜んでもらえる試合がしたいですし、トリニータは変わったと言われるような試合を見せたいと思います。ぜひ、応援をよろしくお願いします」
以上













