3月1日(火) AFCチャンピオンズリーグ2011
G大阪 5 - 1 メルボルン (19:00/万博/12,949人)
得点者:4' 武井択也(G大阪)、7' アドリアーノ(G大阪)、11' イ・グノ(G大阪)、22' マスカット(メルボルン)、63' 二川孝広(G大阪)、90'+1 キムスンヨン(G大阪)
☆チケット情報 | ACL特集
----------
●西野朗監督(G大阪):
「初戦とすればいいゲームが出来たと思います。メルボルン・ビクトリーが身体が温まらないうちに仕掛けられた、それがすべてだったと思います。キックオフからアグレッシブに、少しリスクを冒してでもプレスから速い、スピーディな展開というところを意識させて、それを巧く得点に結びつけられた。スタイルがパワフルでダイナミックにやれるチームなので、そこはクイックな展開がないと、というところで、全体としてもボール離れもよく、2トップをよく使った攻撃というのができたと思います。
全体的に意図したところは、中盤の構成から、サードへのフィニッシュへかかる部分というのは、予想以上にできていたと思います。全体的にまだコンディション面でそろっていないところもあるんですが、少しずつやろうとしていることを、全体が理解してチャレンジしたいい試合だったと思います」
Q:今日2列目に入った宇佐美選手ですが、いつもに比べてパスが多かったように感じました。監督の評価はいかがですか。
「ハーフタイムにも彼には前線にもっと絡む仕事をするエリアをもう少し高くとれ、ということと、サポートのみならず前線を超えて行くくらいの意識で、アタッキングエリアで仕事をしていかないと。確かに意識的にシンプルにやろうとしているところもあったし、ボールは入っているんですけど、受けてさばいて、その次に仕事ができればあいつのシュート力が生きる場面は作れたと思うのですが、そこが前半は少なかった。どうしてもトップでやる時と、今日のように中盤の構成に入る時では…少し今日は中盤での仕事が多すぎて、絡みが少し少なかったのかなと感じた。やっぱりミドルシュートだとか、展開力はあるので、中盤は中盤での役割と言うのはある程度、やれていたと思います」
Q:2トップの仕掛けについて、今日は2トップでチャンスを作りましたが、評価と今後の可能性について。またイグノ選手の評価を聞かせてください。
「今日は相手が3バックで両サイドにスペースがあったり、ものすごくギャップを作ってくれて、うちの2トップが動きやすい流れだったと思います。時間もスペースも貰えた中でプレーしていて、気持ちよくフリーランして、ボールを受けたり、窮屈な場面は少なかったはず。ただ、今日の戦いだと生きると思いますが、こういう状態では今後はおそらくないと思います。スペースを消されて、動けずに足元でボールを受けなければいけない状況は多くなっていく。そうなった時に、二人のスタイルがどうかなというのは見えなかった。どうしても足元に入ると不利な状況というのはあるので。今日のメルボルン相手であれば、ああいうチャンスメイクというのは、できる瞬間は増えると思いますが。
あと、グノに関してはやっぱりここ1ヶ月、昨年から続いているんですが、どうしてもフィニッシュの精度が低いので、システムを3シャドーのワイドにとらせたり、アグレッシブに動けるベースはあるんですが、そこから今日は切り換えて、泥臭くゴール前でつぶれてセカンドチャンスを作るとか、飛び込んでいくとか、彼らしいとは思う。だいぶ整理してゲームに入っているなと感じました。課題はやはりフィニッシュなので、彼の場合は。×0(かけるゼロ)にならないように積み上げた良いプレーというのを最後、成果に出るように持って行かせたいなと思います」
Q:交代選手の意図と、出て来た選手の評価を。
「余裕があったので遠藤もああいう使い方ができたし、(キム)スンヨンにしても、中盤、前線、中で少し意識させられたと思います。藤春も下平と同じようなタイプではあるんですけど、下平が決して著しく悪くはなかったが、カードも1枚もらっていたし、どうしても守備に追われるとスピードのないところをつかれていたので、藤春にはDFからしっかり入って、チャンスで出て行けと。そのタイミングだけしっかりとってオフェンシブに入れ、と言いました。やっぱり少し慎重にプレーしていたかなという感じはします。もう少しダイナミックに仕掛けられる選手なので、そういう意味では、オフェンスになればもう少しアグレッシブに仕掛けても良かったのかな、と。
横谷は最近ものすごく調子が良くて、ボランチやったり少し高いところをやってもアグレッシブにとれたり、フィニッシュの感覚というのは持っているので、低いところから少し高めに入っていって…ダイヤモンドに中盤を変えたのですが、ミドルを打ったり…少し慌てて打っていましたけど、ああいう意識というのはトレーニングからあったので…3人それぞれ初めて入った選手が、臆せずスムーズにゲームに入ってくれたのかなと思う」
Q:イグノ選手ですが、彼が周りの選手を使うのは巧いが,周りがグノをどう使うかというパスについて、何か課題を感じるところは?
「基本的にはビハインドボールなのですが、アドリアーノもそういうタイプで、今はどちらかが引き出さないといけない状況の中で意識的にやっているはずなんですが、どうしてもレシーブの時のグノの受けるポイントとかが、中盤に落ちてくると彼もあまり得意じゃないんですよね。ああいう背負った中でのボールの受けは。あのへんが、二人ともゴール方向に身体が向いてないとなかなか巧く引き出せない。確かに引いた時が少し状況が悪くなる原因になっていますね」
Q:遠藤選手のパフォーマンスについて。
「やはり彼なりに、3月1日というところを見据えてアジアカップが終わってから図っていたと思うし、2週間離れていてもここ10日くらいで今日くらいのパフォーマンスをとれるのはさすがだと思う。また展開の中ではヤット(遠藤)のプレースタイルは出しやすいゲーム展開だったと思う。武井もよくサポート、カバーリングしていたし、ヤットの良さというのも多少出ていましたし。ボールが今日のように巧くあのポイントから配給できるかどうかは大きい。
二川を落として(ボランチにして)、あそこからのビルドアップがうちの1つの攻撃の仕掛けのポイントになるので。今後はやはり遠藤がいないことも…今シーズンは想定しなくてはいけないので、2月はかなり二川もボランチをやらせて、そのへんの組み立ては、うちの生命線でもあるので、今日はやっとに限ってすれば、やりやすい試合だったと思う」
Q:キャンプ中は1トップが多かったが今日は4−4−2のシステムを形成しました。意図は?今後は?
「キャスティングというかメンバー構成によると思います。2月にスタートしてからヤットがいないとか、新加入選手のスタイルがなかなか把握できない中で、直線的に強いスンヨンがいたり、アドリアーノ、グノがいたり、平井も含めてそういう縦への力を持った選手が多い中で、宇佐美もいなかった…ので、中盤の構成を作るというよりは、シンプルにそういう選手たちのスタイルをいかせる形と言う意味ではあまり、中盤で時間をかけない中で選手のスタイルを生かして入ろうかな、と。
選手には今年このスタイルでとはいってないし、柔軟に考えて欲しいし、今はこういう状況だからこういうスタイルで、と言う事は言って来た。あまり固執しないで欲しい、と。だから、コンセプトの中でのプレーというのはブレないように、中盤でのアタッキングディフェンスというのをしっかり捉えて、シーズンのはじめでもあるので、組織的なDFからシンプルにそういう選手たちのスピードをいかして、多少遠くなってもカウンターで入るとか、そのリズムの変化を全体でとらえながら入って来た、と。そのなかで宇佐美が戻り、遠藤戻り、中盤を作れるならどうすればいいのかというところで、直前になって変えた。グノもやはり両サイドだけの動きではなく中盤に入って引き出したりという動きの中で、そこがよりいいパフォーマンスが出て、宇佐美も戻してもかなりDFの意識も高まっていたので、というシステムを少し移行したのはあるのですが、今も決して2トップでと決めた訳ではない。
アドリの1トップの方が3シャドーが生きることもあるかもしれないし、それは対戦相手やチーム状況に応じて、自分自身も選手たちも柔軟に考えていきたいと思っています。
うちは、どんな形でもみんな理解力があるので大丈夫だと思います。固執はしていません」
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【AFCチャンピオンズリーグ2011 G大阪 vs メルボルン】西野朗監督(G大阪)記者会見コメント(11.03.01)













