7月23日（土） 2011 J1リーグ戦 第6節
仙台 0 - 1 大宮　（19:00／ユアスタ／12,018人）
得点者：52' 李天秀（大宮）
スカパー！再放送 Ch181 7/24（日）前06:00〜
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●松下年宏選手（仙台）:
Q:4-2-3-1の「3」の中央として臨みましたが、やってみて感覚は？
「入りはすごく悪かったですね。なかなかボールが入らなかったし。でもその中で徐々に、ボールが入った時はシュートまで行けたりとか、そういうシーンもあったんですけど。でも大宮の方が、ポゼッションも良かったし、すごくキープされたので、結構守備的な感じになってしまいました」

Q:大宮がサイドの高い位置で作った起点に中盤が引っ張られ、前線と距離が開いてしまったように見えましたが？
「結構、（相手が作った起点に）引っ張られる場面が多かったので、孤立させた部分もあるのかなと思いながらでした」

Q:ただそんな前半に、松下選手が積極的にミドルを2本放った辺り、状況を打開しようという思いを感じましたが？
「そうですね。チャンスだったので、撃とうと思いました」

Q:チームとしてゴールが遠くなっている中、この先攻撃陣一人一人が考えなければならないことは？
「もっと運動量を増やして。一回（パスを）出して終わるとかじゃなくて、2、3回もっと受けたりとか、パスコースも増やすとか。もっと高い位置で起点を作り、もっと余裕を持って回したいですね」

Q:パスミスが前線で目立った原因は？
「大宮のプレスもよかったですけど、やっぱり運動量だと思います。パスコースが少ないので、そこを限定されて。向こうが守りやすい動き方にしてしまったのかなと思います」
●赤嶺真吾選手（仙台）:
「守備陣はあの1点で踏ん張っていてくれたので、攻撃はチャンスもあったし、そこでものにできればなと思います」

Q:前線にボールが入っても、ポストで落としたところで走り込んだ選手とずれたり、パスが繋がらない場面が多かったのですが、前線と中盤の距離が開きすぎたことが要因では？「そうですね。距離は若干広がっていたと思いますし、2人目までは攻撃に来られると思うんですが、3人目や4人目の連動性がちょっと少なかったのかなと思います」

Q:チームで6試合で1得点。攻撃陣としても何とかしなくてはという思いでは？
「それは、思います。ディフェンスは最低限の失点で踏ん張ってくれているので、点を取れればなと思います」

●田村直也選手（仙台）:
「アグレッシブに行くところは行けたんですけど、クロスのところで精度を欠いてしまったので、あれがもっと上手く通っていればチャンスになっていたかなとがありましたね」
Q:ここぞという場面で決めきれない苦しさを、チーム全体で感じていると思いますが。
「相手のミス絡みでも、何とか梁さんが裏に抜け出しての1対1とかありましたけど、スリッピーなグラウンドでも何とか中央を崩していったりとか、なるべく自分もサイドからクロスで終わるとか、もう少し一工夫ができれば良かったと思います」

Q:終盤、3バック気味になったことで高い位置でボールを受けられるようになりましたが、だからこそクロスをせめてゴール前にということでしょうか？
「そうですね。ニアで1人いればというところでしたけど、なかなかいなくて。あの上を越えればチャンスになると思うので。自分では切り替えて、そこを通す練習をして、次に繋げたいと思います」

●李天秀選手（大宮）:
「ここ最近試合を振り返って、試合内容はいいが結果が伴っていなかったので、私自身もそうだし、選手みんながストレスを抱えていました。
　こうやって久しぶりに勝利して、個人的にも嬉しく思っています」

Q:得点の場面を振り返って。
「…背が高いんで、ね（笑）。クロスもすごく良かったですし、タイミングも良かった。元々ヘディングは得意な方ではないんですが、チームの勝ちたいという気持ちが一つになって奪ったゴールなので、非常に良かったと思っています」

Q:自身、久々のゴールの味は？
「ここ最近、勝利からも遠ざかっていましたし、私自身ゴールからも遠ざかっていたので、非常にストレスを抱えていました。特に私は外国籍選手なので、もっとチームのために貢献しなければならないという気持ちが強すぎて、本当にいろいろ悩みました。
チームは良くなっていると思いますし、我々ももっと良くなると思いますので、もっと応援していただければなと思います」

Q:夏場の試合を乗り切っていくためには何が必要だと思いますか?
「夏場はどうしても運動量が要求されると思うんですが、しっかりとパスを回して、その中で何よりも、勝ちたいという気持ちが強ければ勝てると思います」

●東慶悟選手（大宮）:
「仙台はすごく中央が固くて、カウンターを仕掛けてくるとミーティングでも言われていて、サイドでしっかり起点を作るように言われていました。
何本か上手くいく場面もありましたけど、なかなか崩せず、セットプレーという形には成りましたが、勝てて良かったです」

Q:サイドであれだけ起点を作れるのは、今の大宮のストロングポイントと考えてもよいのでは？
「そうですね。どこも中は固いですし、なかなか中でというのは難しくなってきていると思うので、上手くもっとサイドを崩して、得点に繋げられればいいなと思います」

Q:仙台が中盤を4-2-3-1に変えてきたことに対し、迎え撃つ側の中盤として、何か意識を変えた点は？
「相手は繋いで来るというよりは、ロングボールを使ってくるというチームで、そのセカンドボールを狙っていたのだと思います。ただそこまで相手に拾われていたというイメージはないですし、五分五分だったかなと。本当に、勝てて良かったなと思います」

Q:杉山選手との右サイドでの連携も、徐々に良くなっていると思いますが？
「ずっと（渡部）大輔君とやっていて、選手のマリノス戦でアラさん（杉山）とやって今日は2試合目でしたけど、上手くコミュニケーションを取ってやっているので、もっと良くなればいいかなと思います」

以上