今季最多となる7,634人の観客が詰め掛けた東京V戦 。夏休みに入って最初の日曜日ということもあり、たくさんの子どもたちがニンジニアスタジアムにやってきていました。試合前、その子どもたちも参加したのが「3市3町対抗リレー」。この日は松山市近郊の3市3町(松山市・伊予市・東温市・久万高原町・松前町・砥部町)をマッチエリアとし、各市町の小学生がチームを組んでリレーを行いました。さらに、今年は「愛媛FCチーム」が編成されて、このリレーに参加。オ〜レくんに伊予柑太、たま媛ちゃん、一平くんに加えて、Jリーグ特命PR部女子マネの足立梨花さんと伊予市出身の岡本剛史選手も参戦する豪華メンバーとなりました。その“ドリームチーム”は残念ながら惨敗でしたが、ゴール後のパフォーマンス(?)でスタジアムを盛り上げ、キックオフへとバトンを渡しました。
そして、試合ではさらにスタジアムが沸く展開に。前半から両者ともに決定機を迎えましたが、最初にモノにしたのは愛媛でした。後半3分、先制点を決めた齋藤学選手はゴール裏へ一直線。「(ゴール後のパフォーマンスは)いろいろやろうとみんなで話してるけど、そんなことは吹っ飛んで」と、その時の心境を笑顔で振り返りましたが、客席に飛び込みそうな勢いでゴール裏へと駆け寄って喜びを爆発させていました。そのシーンに象徴されるように、この日の愛媛は選手全員が闘志むき出しでプレー。石井謙伍選手が体を張って得たPKを齋藤選手が決めて連敗をストップ、6試合ぶりの勝利を手にしました。
昨季もこの時期は苦労しましたが、振り返ると7月の勝利は2008シーズン以来3年ぶり(7月30日・徳島戦@ニンスタ以来)。それ以降は2分9敗と苦しんでいた7月に、ようやく勝利をつかんだわけです。3市3町をはじめとした7,634人の熱気が、そして選手たちの勝ちたい気持ちがひとつになり、もたらされた勝点3でした。昨季のこの時期はトンネルの真っ只中でしたが、そのトンネルを抜けると快進撃がスタート。昨季と同じように、この勝利をトンネル脱出後の勢いにつなげるためにも、次節の水戸戦(7月31日@Ksスタ)が重要。この夏も、まだまだ気の抜けない、熱い戦いが続きます。
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2011.07.26 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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