今シーズンの札幌は堅守をベースに徐々に調子を上向かせ、現在はリーグ2位と好位置につけている。そして、その堅守の中心にいる1人が新加入の韓国人GK李昊乗(イ・ホスン)だ。通っていた東国大を休学し、やってきた日本。高い身体能力を武器に、幾度もチームを救ってきた。
先日の夕暮れ。体のケアを終えて1人、寮に帰ろうとするホスン選手とたまたまクラブハウスの横で遭遇したので、ちょっと声をかけてみた。
筆者:「お疲れ様。元気?」
ホスン:「お疲れ様です。元気ですよ」
筆者:「あなたの活躍は素晴らしいと思っています。韓国の五輪代表に選ばれても全然不思議ではないと思うんだけど」
ホスン:「いやあ、僕の実力ではまだまだですよ。もっと活躍しないと」
筆者:「とにかく、怪我には気を付けて頑張ってください」
ホスン:「はい。ありがとうございます。じゃあ、また明日」
とまあ、こんな感じだった(と思う)。
言うまでもなく筆者は韓国語を話せないし、耳で聞いても理解できない。上記の会話はすべて日本語で交わされたものである。今年の1月に来日したばかりのホスン選手の日本語の上達ぶりは見事と言うほかない。
外国籍選手がプレーする国の言葉を習得するのは当然のこと。欧州には外国籍選手に通訳をつけることを許可しない監督はいくらでもいるわけで。だが、実際に自分がその立場に置かれたことを想像すると……こりゃあ大変だ。積極的に日本語を習得しようとするだけでなく、数か月で会話ができるまでのレベルにまで上達しているホスン選手は、やはり見事だ。
ホスン選手に学習意欲について李通訳に聞いてみたところ、「すごく熱心に勉強していますね。こないだは『“ツンデレ”ってどういう意味?』と聞かれましたから。教えてあげたら、すぐにメモしてました」とのことだ。
ふむ。果たしてどんな場面でホスン選手がツンデレという単語を駆使するのか。そして、もしかしたらシーズン終了時には、ほぼ完璧に日本語を話すようになっているかもしれない。今後も機会をみつけては声をかけていこうと思う。
以上
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2011.10.04 Reported by 斉藤宏則













